NOKは、独立系。自動車用オイルシールは国内7割、世界5割のシェア。フレキシブル基板(FPC)首位。
株主優待はありません。
NOKの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
オイルシールでニッチトップ
事業内容
NOKは、自動車用オイルシールが主力の部品メーカーです。
オイルシールとは、オイル(油)をシール(封じる)するという意味の部品であり、機械製品に使用される潤滑油等が機械のすきまから漏れるのを防ぐと同時に、外部から異物が混入するのを防ぐ働きをしています。
独自開発した「密封理論」に基づく安定した品質の製品を世界に送り出しており、国内で7割、世界で5割のシェアを握るニッチトップ企業です。
他に主な製品としては、自動車やスマホ向けの電子部品、複合機プリンター向けのロールを製造・販売しています。
財務は改善が続く
リーマンショック時にも黒字を確保しており、その後も安定してキャッシュを稼ぎ続けています。
一方で、配当については2015年3月期に大幅増配した後は据え置きが続いており、必然的に財務改善が進んでいます。
2018年3月期においては、自己資本比率58%となっており、財務は安定的です。
純資産増加傾向で自己資本比率も改善傾向であるとコメントされています。
リーマンから2012年位は足踏みも長くは純資産増傾向。近年は加速感もあります。好調をうけ自己資本比率も改善傾向で長期債務はほぼ返しきった形。短期は横ばい程度か。長期債務返しきるならお金余りそうではある。
引用元:大河の一滴
中期経営計画
NOKは、2020年3月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表しています。
2020年3月期において、売上高8,000億円(年率+4%成長)、営業利益560億円(年率+12%成長)を目標値としています。
トップライン成長に加えて利益率の改善に取り組むことで、営業利益を引き上げる計画です。
初年度となる2018年3月期については、+2.3%増収、+13%営業増益を達成しており、順調なスタートとなっています。
総合評価
ニッチトップ企業で、ファンダメンタルズ的には安定感があります。しかしながら、馴染みのない製品、BtoBであることから個人投資家には人気のない銘柄と言えそうです。
2018年6月時点でPER11.0倍/PBR0.81倍となっています。自動車部品メーカーとしてはフェアバリューといったところでしょうか。PBR1倍はあっても良い気もしますが。
シクリカルではあるが安定性も高いと評価されていますが、成長性や株主還元はあまりないと指摘されています。
基本堅調。で、シクリカルではあるけどその中では安定性も高い方となりそう。(絶対的に安定的だとは言ってない)も、成長性はあまりないし、事業にお金を注ぐタイプで株主に大盤振る舞いとかはあまり想像できないか。
引用元:大河の一滴