内外トランスラインは、独立系の国際海上輸出混載首位。アジアはじめ豊富な仕向け地と運航頻度が強み。自己資本厚い。
株主優待は商品カタログです。
内外トランスラインの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
アジアで海上輸出混載が主力
独立系の貨物輸送
内外トランスラインは、船舶と航空機による国際物流を手掛けています。
特に船舶(海上)輸送が主力であり、混載(LCL)とフルコンテナ(FCL)の両手段を用いています。
混載(LCL)とは、1つのコンテナに複数顧客の貨物を混載して運ぶものです。対して、フルコンテナ(FCL)とは、1つのコンテナに単一顧客の貨物を運ぶものです。
混載(LCL)の方が効率的に貨物を運べるため、収益性が高く、内外トランスラインの主力商品となっています。
この混載の輸出先としては、アジアが63%と占めており、中国の14%を加えると、77%となります。(残りは欧州・米国など)
したがって、内外トランスラインの主力事業は、アジア向けの海上輸出混載です。
中国・アジア向け輸出の回復が非常に顕著であり、10月末に開示された3Q決算でも順調な数字の積み上げが確認出来るため、通期では上振れの可能性が高まっています。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
財務は鉄壁
利益面はバラツキがあるものの、黒字を継続しており、キャッシュを積み上げています。
実質無借金経営を続けており、自己資本比率は69%となっています。
財務は全く問題なし。現預金だけで負債合計の倍近くあります。有利子負債も極少。
引用元:バネ男のディフェンシブ投資日記
中期経営計画
内外トランスラインは、2019年度を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表しています。
2019年度において、売上高300億円(年率+15%成長)、営業利益率7%=営業利益21億円(年率+17%成長)を目標値としています。
大きな成長を見込んでいますが、一方で、内外トランスラインの中計信頼度は高くないとも指摘されています。
この3年中計の後は売上高500億円も視野に入れているようですが、当社は中計信頼度自体が高くないなので、まずは今期の業績の仕上がりを確認したいと思います。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
株主優待は商品カタログ
株主優待は保有株式数に応じて商品カタログが貰えます。
- 100株以上 1,500円相当
- 200株以上 2,500円相当
- 4,000株以上 5,000円相当
利回りは100株が最も高いです。
優待の中では、カゴメのジュースセットを気に入られているそうです。
株主優待が魅力なんですよね。。
今回届いた、カゴメジュースセットです。
総合評価
業績にバラツキがありますが、安定的に黒字を出しており、財務も問題なく、配当・優待も魅力的ということで、個人投資家に人気の銘柄です。
過去には割安な水準で放置されていたものの、見直されて、2017年12月段階ではフェアバリューとなった印象です。
ここから新たに手を出す必要性は感じませんが、もし業績向上または株価下落によって割安感が出てくれば、まずは優待目的に保有してみたい銘柄です。
過去に主力に据えて大きな利益を取ったそうですが、未だに魅力があるため残りをホールドされています。
内外トランスラインはかなり株価が上がってしまいましたが、ビジネスモデルにも魅力がありますし、現時点では依然としてPF上位に足る銘柄と考えています。そのため、今のところは残りの保有株はそのままホールドして応援していく予定です。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
優待内容も悪くなく、配当利回りも良い方だと評価されています。
株価(1,102円) ★★★☆☆:ちょっと戻ってきました
配当金(2.72%)★★★★★:優待銘柄の中では高い方
株主優待 ★★★☆☆:毎回内容が違う所が良い
総合得点(15点満点):10点
※ データは2017年4月21日終値のものです
引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活
主力の混載はかなり利益率が良いことを評価されていますが、景気敏感株なのを気にされています。
指標的にはフェア、業績・CFはまずまずで財務は完璧というような感じです。チャートもよく、利回りも3%ほどありますし、まあ悪くないかなと。
引用元:バネ男のディフェンシブ投資日記