エヌ・ティ・ティ都市開発(NTT都市開発)は、NTTグループ。親会社の低簿価遊休地から出発。『ウェリス』ブランドのマンション分譲も。
株主優待はありません。
NTT都市開発の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
賃貸メインの安定型
事業内容
NTT都市開発は、オフィス・商業施設の賃貸をメインに、それらの販売およびマンションの開発・販売も手掛けています。
2015年に空室率の急上昇があったものの、その後は空室が低下し続けており、2018年3月期には都心5区で1.4%、全国で3.4%という低率になっており、引っ張りだことなっている印象です。
マンション販売については市況の影響を受けやすく、留意が必要であると指摘されています。
マンション売りは環境に左右されやすいと。大損まではいってないだろうし通常は基本儲かってるということでやめろと言うほどじゃないと思うけどそのあたりは留意がいるかも知れない。で、成長はないと思ってた方が良さそうです。
引用元:大河の一滴
含み資産
親会社であるNTTの低簿価遊休地を有効活用するために生まれた会社であるため、多くの含み資産を持っています。
2013年3月末時点で含み益は4,000億円にも達しており、時価総額を超過しているとコメントされています。
2013年3末時点での含み益が約4,000億円もありまして、昨年よりも100億円くらい評価が下がっているものの、引き続き凄い水準をキープしております。
当社の時価総額は3800億円ですので、もし益出したとすれば税金とかもあるので単純ではないにせよ、含み益の方が上回る水準となっております。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
シャープ田辺ビルで棚ボタ
2015年頃から経営危機に瀕していたシャープは、本社ビルをニトリへ、向かいの田辺ビルをNTT都市開発へと売却しました。
しかし、経営危機を脱すると、わずか1年でNTT都市開発から田辺ビルを買い戻します。これによりNTT都市開発は30億円以上の利益を得たとされており、おいしい取引だったと評判となりました。
シャープは昨秋に、本社ビルをニトリに、道路挟んで向かいの田辺ビルをNTT都市開発に、合わせて188億円で売却。
しかし2016年9月、シャープは田辺ビルの138億円で買い戻し。NTTは1年でおそらく30億円以上の利益を得た。
引用元:市況かぶ全力2階建
中期経営計画
NTT都市開発は、2019年3月期を最終年度とする6ヵ年の中期経営計画を発表しています。
ステージ1として2016年3月期に営業利益300億円(年率+3%成長)、ステージ2として2019年3月期に営業利益400億円(年率+7%成長)を目標値としています。
ステージ1に関しては2016年3月期に営業利益378億円を叩き出して超過達成したものの、その後は伸び悩んでおり、ステージ2に関しては期初予想の段階で営業利益280億円と白旗をあげています。
総合評価
NTT傘下であり、賃貸メインであることからも、安定感があります。良い意味でも悪い意味でも利益変動が小さめです。
2018年5月時点でPER23.6倍/PBR1.98倍となっており、三井不動産や三菱地所と比べると割高に評価されています。
上値を追うような銘柄ではありませんが、下値に突っ込むクセがあるようで、1,000円割れのようなときに逆張りで狙いたい銘柄です。
いつも株価が高めであり、ときどき結構売られるので拾いたいとコメントされています。
絶対的にはちょっと高めかなあ感。いつも高めで自身としてはほどほどな水準。ときどき結構売られている感があるのでそういう時に拾いたいみたいな会社ではありますね。
引用元:大河の一滴
結構下値に突っ込むクセがあると指摘されています。
大手不動産株でありながら、結構下値に突っ込んだりするクセがありますので
下値を拾ってみると報われそうな気がします。
引用元:なちゅの市川綜合研究所