大戸屋ホールディングス(2705)

大戸屋ホールディングス(大戸屋HD)は、定食専門店『大戸屋ごはん処』を直営・FCで首都圏中心に展開。店舗調理が特徴。弁当事業も。

お家騒動で騒がしいものの本業は堅調です。株主優待は優待券です。

大戸屋HDの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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「大戸屋ごはん処」を展開

大戸屋ごはん処

「ちゃんとごはん。大戸屋」をブランドコンセプトとし、和食の定食を中心とした外食チェーンを展開しています。

健康志向が高まる現代においては、外食でも健康的な食事ができる大戸屋には一定の人気があります。

日本のおかさんの味を追及している「定食屋さん」

ホームページにもこんな風に掲載されているよ。

引用元:独法職員の株主優待日記

業績堅調

リーマンショック時には大きな減益になりましたが黒字を確保しています。

その後は増収を続けますが、利益については安定しないながらも黒字は確実に確保しています。

業績は、ここ数年は、増収が続き、なかなか好調です。
外食業界は、参入障壁が低く、競争が厳しいですが、その中では、善戦していると思います。

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

しかし、2017年3月期には7期ぶりの減収に落ち込みました。

高単価路線をとってきた大戸屋HDですが、それにより客数の伸び悩み、若年層の顧客離れが起こったと指摘されています。

客単価こそ100.2%となったものの、入客数は97.6%と伸び悩み、トータルの既存店売上は97.8%となりました。最近まで高単価路線を鮮明にしてきましたが、入客の伸び悩みや特に若年層の顧客離れに対応すべく、昨年7月に一部のメニュー改定を実施しました。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

お家騒動

実質的な創業者である三森久美会長が57歳という若さで急逝してしまったため、お家騒動が持ち上がります。

経緯・内容はこちらのブログが詳しいです。

お家騒動のことを調べてみたら悲しくなってきたよ(´・ω・`)

会社は家族みたいなものなのにね・・・

引用元:独法職員の株主優待日記

2017年3月期の株主総会でもお家騒動に関する説明・決議が取られ、一部、紛糾する場面があったようです。

終始、後方で「説明が足りない!」「反対!」などと叫ぶ株主がおり、ちょっと変な雰囲気の中議事が進みました。

株主からの質問で、お家騒動はさっさと終わらせてほしいという意見が出ましたが、皆その思いは一緒です。いい加減にしてほしいです。

引用元:流浪人の資産運用&毎日株主優待生活

株主総会で可決された、三森一族への弔慰金・功労金ですが、それを受け取るかどうかはまだ分からず、更なる泥沼化もありえると指摘されています。

今回の総会も遺恨を残す結果となりました。ちなみにこの弔慰金・功労金の合計2.1億円に関しては三森一族は受け取るかどうかわからないので、受け取らない場合は今期見込みの特損は発生しない可能性もあります。
(そのような場合、更なる泥沼化が予想されるので良いシナリオではない)

引用元:なちゅの市川綜合研究所

株主優待は優待券

株主優待は保有株式数と保有期間に応じて優待券(500円)が貰えます。また、精米に交換することもできます。

  • 100株以上    5枚(2,500円相当)
  • 100株以上    6枚(3,000円相当) ※3年以上継続保有
  • 1,000株以上 26枚(13,000円相当)
  • 1,000株以上 28枚(14,000円相当)  ※3年以上継続保有

3年以上の継続保有という厳しい条件ながら、恩恵は少ないです。

優待券を利用して定食召し上がられている方のブログです。

手前側は、期間限定のカキフライ定食(`・ω・´)

奥側は、すけそう鱈の生姜みぞれあん定食(`・ω・´)

どっちも美味しかった(*´艸`)

引用元:独法職員の株主優待日記

総合評価

お家騒動が注目されがちですが、業績も堅調でPER/PBRは比較的高く、割安感はありません。

2018年3月期については慰労金の特損が計上された予想であるため、PER/PBRは高く出てしまいますが、それを割り引いても、外食産業の中では良い評価を受けてると思います。

優待を目的としてホールドしたい個人投資家も多そうですが、その場合は出来る限り割安な水準で仕込みたいものです。

現在の株価は、PBRやPERからみて、特に割安感はありません。
配当金は1%台ながら、株主優待とあわせると、魅力的です。

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

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