オープンハウスは、 不動産仲介からスタートした独立系。都内23区、川崎、横浜の狭小地の戸建てに強み、製販一体。
株主優待はクオカード等です。3年以上の継続保有で長期優遇もあります。
オープンハウスの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
「東京に、家を持とう」の戸建販売で成長
事業内容
オープンハウスは、不動産仲介事業を出発点として業容を拡大してきました。
現在では不動産仲介事業、不動産販売事業(戸建、マンション、流動化)、不動産金融事業の3本柱となっています。
不動産仲介事業
東京23区新築戸建仲介の実績でトップクラスです。
20万人のWEB会員と豊富な物件情報を抱えています。
東京23区だけでなく、横浜・川崎、埼玉、名古屋にもエリア拡大しています。
不動産販売事業

https://openhouse-group.com/works/index.html
23区内・木造3階建ての供給戸数No.1です。
「東京に、家を持とう」をキャッチコピーに、テレビCM等で広告宣伝しています。
不動産販売事業においては戸建販売をメインとしていますが、マンション販売や不動産流動化も手掛けています。
不動産金融事業
不動産を担保とした様々な貸付業務を行っています。
営業部隊は強みなのか、果たして・・・
不動産界隈にありがちではありますが、オープンハウスも営業部隊が強みであるとされています。
業界最高とも称される営業部隊が、オープンハウスの魅力だと評価されています。
オープンハウスの魅力は何といっても業界最高とも称される営業部隊の戦闘力です。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
一方で、強引な営業手法や、社内の悲惨さは度々ネタにされています。
東京に家を持とう、小説「狭小邸宅」みたいな街中のオープンハウスの景色
引用元:市況かぶ全力2階建
狭小邸宅の営業力に定評があるオープンハウス、ペッパー君を導入
引用元:市況かぶ全力2階建
価格設定が強み
オープンハウスは東京に戸建を持つことをキャッチコピーに掲げており、狭いながらも3階建ての低価格の戸建の販売が好調です。
ここ数年、マンション価格は上がっているものの、オープンハウスの戸建価格は変わっていないことを指摘されており、その価格設定がオープンハウスの強みであると評価されています。
◆オープンハウスは五年前に比べてグレードを下げた家を販売している。
◆マンション価格は戸建販売より投資用でも買われやすいため異常に高騰している。
だとは思うのですが相当企業努力をしているのは間違いありません。
この価格設定がオープンハウスの強みになってますね。
引用元:Kabu Berry
財務はイマイチ
2017年9月期においては、キャッシュ909億円に対して借入金1,417億円となっており、自己資本比率は32%となっています。
営業CFはマイナスながら、借入金による財務CFで不動産を仕入れ続け、それを販売することで業績を成長させています。
いかにも不動産銘柄らしい財務とCFです。
有利子負債がっつりであまり状態がよくないと指摘されています。
財務は有利子負債がっつりであまり状態がよくない。言うほど最悪ではないけど。で、CFです。営業CFのマイナスが多くまた大きく財務CFがプラス。よするに業績向上を背景に銀行からお金をせびって不動産をしこたま買ってるのでしょう。
引用元:大河の一滴
中期経営計画
Hop Steo 5000

https://openhouse-group.com/ir/management/management_02.html
2020年9月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表しています。
2020年9月期において、売上高5,000億円(年率+18%成長)、経常利益600億円(年率+18%成長)を目標値としています。
これまでの成長路線のまま、主力事業の戸建関連事業を成長させるとともに、停滞しているマンション関連事業も成長させることを目指しています。
株主優待はクオカード等
株主優待は一律100株以上でクオカード等がもらえます。
- 3年未満
- クオカード 3,000円相当
- 自社仲介または自社グループ販売住宅購入時キャッシュバック 10万円
- 3年以上
- クオカード 5,000円相当
- 自社仲介または自社グループ販売住宅購入時キャッシュバック 30万円
3年未満の保有でも3,000円相当のクオカードということで、高額クオカード優待と言われることが多いようです。
きょうは、高額クオカード優待のオープンハウス(3288)からの株主優待が届いたのでそちらについてです。
総合評価
テレビCMも頻繁に行っており、投資クラスターでも営業部隊が度々ネタ化される等、有名企業です。
2018年9月時点でPER10.7倍/PBR3.41倍となっています。強力な成長力で不動産銘柄としては高評価を受けています。
株価は2017年に2倍化した後、2018年はヨコヨコとなっています。不動産市況の先行き不透明感も出てきており、この水準から手を出す必要はないと思われます。
今は不動産が売れているため急成長しているように見えるものの、不動産を仕入れ続けるために借入金を増大させており、いつ破綻してもおかしくないと指摘されています。
今は不動産は売れてます。見せてる成長は早いです。けどいつ破綻してもおかしくない。で、ディスカウントが均衡するところがPER10って感じなんでしょうね。
引用元:大河の一滴
株価が急騰しており評価が高いです。株主優待についても長期優遇で利回りが向上することが評価されています。
株価(6,090円)★★★★★:1年で倍増
配当金(1.51%)★★★☆☆:標準レベル
優待内容 ★★★☆☆:長期継続保有で優遇あり
参考指標:PER 11.3倍、PBR 4.0倍
総合得点(15点満点):11点
※ データは2017年12月26日終値時のものです