パイプドHD(3919)

パイプドHDは、 15年9月持株会社に。ネットでのデータ管理『スパイラル』が柱。月額サービス料が売上の大半。

株主優待はありません。

パイプドHDの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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情報資産プラットフォーム「スパイラル」が好調

事業内容

かつてはパイプドビッツで東証1部に上場していましたが、2015年に持株会社パイプドHDを設立し、パイプドビッツを含めたグループ会社を傘下にしています。

主力事業は、パイプドビッツが手掛ける情報資産プラットフォーム「スパイラル」です。

パイプドHD パイプドビッツ スパイラル

https://www.pi-pe.co.jp/spiral-series/spiral-suite/

「スパイラル」は、データベース(DB)を中心に、Web、メールなどのコンポーネントが用意されており、コンポーネントを選択・設定するだけでアプリケーションを構築できます。

具体的には、メールマガジン、スマホ向けお知らせ、来場者管理といった仕組みを構築・利用することができます。

また、顧客情報や社員情報を一元管理したり、企業活動に関わる業務に利用することができます。

株主総会において、AmazonやGoogleと競合するのではないかとの質問に対して、AmazonやGoogleはパーツを提供しているにすぎず、「スパイラル」はパーツを組み合わせてアプリケーションを構築し、サポートまで含めてサービスしてるため、バッティングはしないと回答されています。

AmazonやGoogleは、低レベルのパーツを提供しているにすぎない。我々は、アプリに近いレベルでサポートしており、短期間でソフトウェア開発を支援する体制ができている。サポートを含めたサービスであり、彼らとバッティングはしない。

引用元:SyncHack.com絵空事

「スパイラル」については、PaaS(Platform as a Service)とされるプラットフォームをネット経由のサービスとして提供しており、利益率の高まりやすいパッケージ型ビジネスに近いと評価されています。

この企業は、PaaSと呼ばれるネットサービスを提供している企業でして、ソフトウェア開発としてはパッケージ型に近いビジネスを行っています。

引用元:SyncHack.com絵空事

不正アクセスよる個人情報流出

2016年6月、アパレル特化型ECプラットフォーム「スパイラルEC」により構築されたサイトに対して、外部から不正アクセスがあり、一部の個人情報が流出したことが明らかとなりました。

「SPIRAL EC」への不正アクセスによる個人情報流出について

問題の起こった2017年2月期は対応に追われたようですが、十分な対応が行えていると評価されています。

前期は、不正アクセスへの対応で随分時間を使ったようです。株主総会でも不正アクセスの件は触れていました。事件は常に起こるものとして、それを最小限に食い止めることが重要ではないかと思っています。私は十分な対応が行えていると感じました。

引用元:SyncHack.com絵空事

財務は安定的

借入金が比較的大きいため自己資本比率が低めになっていますが、借入金と同等額のキャッシュも保有しているため、財務は安定的です。

2018年2月期においては、19億円のキャッシュに対して借入金は16.5億円と、自己資本比率は46%となっています。

財務は悪くないと評価されています。

財務は悪くないです。現預金+有価証券>負債総額です。有利子負債も多くはありません。

引用元:バネ男の株のアレ。

中期経営計画

中期経営計画2020:先行投資

パイプドHD 中期経営計画2020

2018年2月期決算補足資料より抜粋

パイプドHDは、2020年2月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表しています。

2020年2月期において、売上高73億円(年率+15%成長)、営業利益17億円(年率+26%成長)を目標値としています。

ただし、2018年2月期~2019年2月期は、主に人材への先行投資が嵩む見込みであり、最終年度の2020年2月期に営業利益が飛躍する見通しとなっています。

四季報では、2020年2月期について売上68億円、営業利益12億円と大幅な未達を予想しており、その点が気になるとコメントされています。

ただ、四季報予想が中計よりかなり弱気なのがちょっと気になるところ。

引用元:バネ男の株のアレ。

総合評価

情報資産プラットフォーム「スパイラル」が好調ですが、人材獲得・教育の先行投資を行っているため利益が押し下げられています。中計目標通り2020年2月期に花開くのか注目されます。

2018年7月時点でPER27.0倍/PBR3.45倍となっています。今期は先行投資による減益を見込んでいるためPERが上振れしています。

先行投資による減益を嫌気して2018年4月に暴落し、底値探りとなっています。2015年の上場から概ね1,000円割れを底値と何度も確認する形となっており、今回も1,000円割れで下げ止まったと思われます。ここからは中計の達成が注目されますが、動き出すにはまだ時間がかかりそうです。

割安好業績銘柄としてピックアップされており、来期(2020年2月期)の業績に期待とコメントされています。

割安好業績銘柄としてピックアップ。業績・財務・CFともまずまずですが、今期は投資でかなり利益が減っています。来期の業績に期待ですね。

引用元:バネ男の株のアレ。

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