ポプラ(7601)

ポプラは、広島地盤のコンビニ。自社食品供給や売上歩合ロイヤルティに特徴。14年にローソンと資本提携。

無配が続いていますが、株主優待は年2回(2月8月)で買物優待券が貰えます。

ポプラの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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独立系コンビニからローソン化へ

広島地盤の独立系コンビニ

ポプラは広島地盤の独立系コンビニで、関東には店舗があまりなく、地域性から馴染みの薄い人も多いと思います。

ポプラといえば店内でご飯を炊いて大盛りにするお弁当が特徴的であり人気でした。

広島の実家近くにポプラの本社があり、応援したい企業の一つなのですが、3期連続で無配が続き厳しい経営状態。
ローソンと資本提携して巻き返しなるかという感じです。
コンビニなのに店内でご飯炊いてくれるんで弁当は美味しいんですけどね。

引用元:株主優待おデブ日記

ローソンと資本業務提携へ

2014年10月にローソンはポプラと資本業務提携をすると発表しました。

ポプラ店舗をローソン化するにあたり、店舗の譲渡や、ローソン商品への移行などを進めています。

店舗の譲渡によって売上減少が進み、また、移行費用によって利益も低迷が続いています。

2018年2月期は、店舗譲渡が進むものの、ローソン山陰を共同経営する形となり、減収増益を見込んでいます。

ローソンのエリア子会社であるローソン山陰に対し、ローソン本体が235店を譲渡するとともに、当社も54店譲渡して、ローソン山陰を共同経営することとなったため、トップラインから大きく減少する見込みです。ただ、本譲渡の対価として当社は同社株券の約3割を取得しており、持分法利益が発生します。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

第三者割当によってローソンとの提携強化

2017年5月には、ローソンとポプラ創業者の目黒氏への第三者割当を発表しました。

ローソンの持株比率は18%に向上し、第2位株主となることで、提携がますます進む見込みとなりました。

一方で、ポプラ創業者の目黒氏にも割当を行うことで第1位株主の地位は維持しており、独立路線が維持される印象も残ると指摘されています。

中堅コンビニのセーブオンやスリーエフで辿ってきた様にローソンによる実効支配が進もうとしていますが、目黒氏の増資引受けにより、外形的には独立路線が維持される方向に傾いた印象も残ります。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

しかしながら、ポプラのローソン化は更に進む見込みです。

特に、ローソンには合わない小規模地域に対して、ポプラの低コスト小型店を出店するようです。

ローソンの商品力(体力)を活かしつつ、当社の低廉なロイヤリティースキームも活用して、既存のローソンオーナーや競合他社の目をくらませながらローソン陣営を拡大させるという、代理戦争の面が大きいのです。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

中期経営計画

ポプラは、2021年2月期を最終年度とする5ヵ年の中期経営計画を発表しています。

2021年2月期において、売上高目標は立てていないものの、店舗数を700店舗(年率+6%成長)、経常利益18億円(黒字転換)を目標値としています。

初年度となる2016年2月期は黒字転換を達成したものの、2年目となる2017年2月期には再度赤字転落しており、業績改善は遅々として進んでいない印象です。

株主優待は買物優待券

株主優待は保有株式数に応じて買物優待券(500円)が貰えます。

  • 100株以上 2枚(1,000円相当)
  • 500株以上 3枚(1,500円相当)
  • 1,000株以上 4枚(2,000円相当)

また、優待券1,000円分以上と引換えに、同額相当の菓子珍味詰合せと交換可能です。

好みによって店舗で使う派と、交換する派がいらっしゃいます。

買物優待券を店舗で使う派

この商品券を未使用で返送すれば、PB商品のお菓子セットと
交換もしれくれます。
でも、この「お菓子」というのがちょっと微妙な品揃えで、
『お酒のおつまみ』色が強いので、私は交換せずに店舗で使用しています。

引用元:なんてったって東京~青赤と株主優待はやめられない~

菓子珍味詰合せと交換する派

ポプラ菓子珍味Aセットです。
今回は「きなこ大豆」「キャラメル・サレカシューナッツ」「ミックスナッツ」「瀬戸内のり天すだち味」「カライーカ」「焼きめざし」の6つでした。
おつまみに合いそうですね(^^

引用元:優待時々インコ

総合評価

株価的には数年間ずっと500円前後をウロウロしています。

業績的に上は望めそうもなく、かといって下がりすぎればローソンによる完全買収の思惑もあり、上にも下にも動けないというのが実際のところではないでしょうか。

ポプラのローソン化は規定路線であり、特に投資妙味はないように思います。

ある程度当社の復活(主に店舗数)が見えたところで、ローソンが更に当社持ち分を増やしにかかる可能性があり、それが何時なのかは定かではないものの、中長期的には既定路線のような気もします。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

コンビニ業界再編により、ポプラもローソン配下になろうとしており、過去よりも評価できない状態になっています。

それにしてもコンビニ業界は大手による寡占化がこの数年で更に一気に進行してしまいました。その影響で中堅コンビニはどこも大手の系列に組み込まれ、かつ「閉店ラッシュ&悲惨な業績」に落ち込んでいます。そしてかつては「広島の勇者」だったポプラもその苛烈な運命からは逃れることが出来ず、ローソンによる追加出資&役員受け入れでその武運が尽きようとしています。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

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