平賀は、新聞折り込みチラシ主体の独立系総合印刷中堅。デザインから一貫生産。写真集の出版も。
株主優待はありません。
平賀の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
業績不振ながら財務は安定的
事業内容
平賀は、チラシやシール、店頭販促ツールなどの制作を行っています。その他にも、紙袋や名刺、封筒、カタログ、割引券など、様々な印刷物について、デザイン・印刷・配送まで一貫生産しています。
紙物だけでなく、予約システムや店舗管理システム、キャンペーンシステム等のITサービスも提供しています。
リーマン・ショック時には最終赤字に転落しており、2011年には黒字転換しますが、収益性は低い状況が続いています。
配当期待
赤字や無配に転落したことはあっても、好財務であることから復配・増配できています。
リーマン時ぐらいに厳しい感じになってますが、それ以外は率は高くないも利益は守り経営している模様。ただ一度無配転落してるね。そこからまた増配できている模様。配当狙いの向きには要注意かもしれない。
引用元:大河の一滴
直近実績で増配が続いており、配当利回りに着目して投資されたとのことです。
ここ6年の実績を見ると、0円→5円→8円→8円→15円→15円と上げてきていました。
ちょっと急すぎる感じもしましたが、四季報によれば次の3月の配当予想は20円。
もしそうなれば、配当利回りは4%を超えます。
財務安定
実質無借金経営が続いており、2018年3月期において自己資本比率は50%と安定しています。
リーマン・ショック時には財務悪化しましたが、営業CFは安定的にプラスでキャッシュを稼いでおり、財務の改善が進んでいます。
総合評価
新聞の折込チラシという主体事業は衰退が想定され、他事業での成長が見えないと厳しいです。
2018年5月時点でPER13.9倍/PBR0.61倍となっています。成長期待はなく、むしろ事業の縮小が懸念される評価と思われます。
配当利回りに着目した投資も見られますが、配当利回り3.6%程度では、他の配当+優待で4%以上の銘柄を揃えたほうが良いとも考えられます。