プレミアムウォーターホールディングス(2588)

プレミアムウォーターホールディングス(プレミアムウォーターHD)は、富士山天然水を製造・販売。ボトル回収不要な方式で成長。デモ販売に強いエフエルシーと統合。

業績に関する分析ブログはなく、仮想通貨での資金調達で注目を集めています。株主優待はミネラルウォーターです。

プレミアムウォーターHDの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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ウォーターダイレクトとエフエルシーが経営統合して誕生

ウォーターダイレクト

プレミアムウォーターHDはウォーターダイレクトとエフエルシーが経営統合して誕生した企業です。

ウォーターダイレクトは、ファストリ社長やローソンCEOなどを務めた玉塚元一氏、ひふみ投信の藤野英人氏、日本テクノロジーベンチャーパートナーズ代表の村口和孝氏の錚々たるメンバーによって設立されました。

ウォーターサーバーの自社設計・製造、販売、アフターフォローまで一貫して自社で提供する戦略で宅配水サービスシェア4位までに成長しました。

2013年にはIPOでマザーズに上場し、2014年には東証2部へと昇格しました。

エフエルシーと経営統合

2016年7月、宅配水サービスシェア4位のウォーターダイレクトと、8位のプレミアムウォーター(エフエルシー傘下)が経営統合することで、プレミアムウォーターHDが誕生しました。

ウォーターダイレクトの製造力・出荷量と、エフエルシーの営業・プロモーション力が合わさったことで更なる成長が期待されています。

売上高は躍進も利益創出に至らず

2017年3月期は、売上高199億円(前年度比+53%)と躍進しましたが、営業赤字5.7億円となり利益は出ませんでした。

経営統合の効果が売上高には表れていますが、利益創出には至らなかった結果となりました。

2018年3月期も通期で売上高30%増ながら営業赤字を見込んでおり、利益創出はまだ先となりそうです。

中期経営計画

プレミアムウォーターHDは、2022年3月期を最終年度とする5ヵ年事業計画を発表しています。

2022年3月期において、以下を目標としています。

  • 売上:550億円(年率+13%成長)
  • 営業利益:40億円(黒転)

2017年8月段階においては、2018年3月期1Qも営業赤字となっているため、上記の目標を達成できるかは不透明な状況です。

仮想通貨による資金調達で注目が集まる

上記のように赤字体質となっているプレミアムウォーターHDが注目を集めたのは、本業ではなく、資金調達に仮想通貨を用いるICOを実施予定と発表したことです。

仮想通貨が注目されている中、仮想通貨を用いた資金調達を実施するプレミアムウォーターHDにも注目が集まり、ストップ高を演出しました。

ストップ高になった要因は、仮想通貨を使った資金調達用ソリューション「COMAS」を11月中旬に実施予定と発表したからだ。

引用元:株と仮想通貨とパチスロと

株主優待はミネラルウォーター

株主優待は100株以上保有でミネラルウォーターが貰えます。

使い切りと定期購入契約の2種類があり、定期購入契約の方がお得な内容になっています。

  • 10L入り自社グループミネラルウォーター(使い切り)
  • 12L入り自社グループミネラルウォーター2本(定期契約)

定期契約をしたくない株主にとっては不平等感があります。

100株以上で写真のウォーターサーバー不要タイプの水1本(1500円相当)か、水の宅配の定期購入をされている方はウォーターサーバー利用タイプの水2本(3570円相当)となっています。同じ株主なのですから、平等にしてほしいと思います(^^;

引用元:優待時々インコ

定期契約されている個人投資家のブログです。満足されているようです。

ちなみにわたしんちはプレミアムウォーターのウォーターサーバー使ってます。お水、けっこうおいしいですし金額的にも高いほうではないと思うので概ね満足してますよ。

引用元:ホクホク☆オススメ株主優待日記

総合評価

売上は成長しているものの、利益が出ていないため、手が出しにくい銘柄です。

株主優待も魅力にかけるため、黒字化が見えるまでは手出し無用かと思います。

優待狙いで1枚ホールドするには問題ないと評価されています。

プレミアムウォーターHDは財務状態も業績も悪いですが、高い成長力がありまた優待内容も魅力的です。総合的に見て、優待狙いでPF下位で1枚ホールドするのには特に大きな問題は無いものと考えています。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

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