プロシップ(3763)

プロシップは、会計パッケージがメインの情報・通信業者。特に固定資産管理やリース資産管理に強みがある。

業績は横ばい傾向であるが、自己資本比率が80%以上で、キャッシュが積みあがっています。2016年に優待を新設し、配当優待株として魅力的な水準になりました。

プロシップの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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業績は堅調・財務は鉄壁

まずはプロシップの業績と財務について見ていきます。

業績

パッケージソフトの販売という業種なため、一度ソフトを作ってしまえば、あとは細かい修正とアップデート版の販売で継続的に収益を得られそうです。

企業に必要なソフトですので、景気にも影響を受けず、業績は安定的です。

ここ数年は小幅ながら増収増益基調。利益率も高いです。

引用元:カールのディフェンシブ投資日記

・リーマンショック時にも楽々黒字を確保するなど、業績の安定感が高い。

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

財務

現金が積み上がりすぎていると言えるほど好財務です。

80%を超える自己資本比率からもわかるとおり、財務は鉄壁。もちろん有利子負債はゼロ。現預金だけで負債総額の5倍ほどあります。どう考えても過剰なキャッシュリッチ…投資か株主還元を進めましょう(^^;)

引用元:カールのディフェンシブ投資日記

株主還元

キャッシュリッチであるのは良いことですが、逆に言えば株主還元に乏しく、現金が積み上がっているとも言えます。

配当については減配せずに少しずつ増配しています。配当性向は4割ほどですが、今後もキャッシュを有効に使うことを求められると思います。

ここ数年は増配基調。今期も増配予定です。配当性向は4割ほどですが、キャッシュリッチなので負担はそれほどではないでしょう。

引用元:カールのディフェンシブ投資日記

2016年に優待新設&昇格

株主還元に積極的になったようです。

優待新設

2016年8月に株式分割と優待新設を発表し、個人投資家にも好意的に受け止められました。

「プロシップ(3763)」が前引け後に株式分割と優待新設を発表。
今年の9/30を基準に1:2の株式分割が実施され、来年3月末から100株以上でクオカード1000円分、500株以上でクオカード2000円分の優待が新設されます。
株価は大きく反応し+8.28%(+185円)の2420円と大きく上昇しています。

引用元:優待時々インコ

プロシップ 株式分割&株主優待新設に飛びついちゃいました

引用元:RYUの投資日記

東証2部へ上場

2016年10月にジャスダックから東証2部へと上場しました。

株主優待新設→上場(昇格)のパターンです。

東証1部へ昇格狙い?

次に期待されるのは東証1部への昇格です。早くも1部昇格の候補としてあげられていますが、現状では株主数において基準未達成です。

東証一部への昇格候補銘柄一覧【平成28年11月4日現在】

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

株主数を増やすために、さらなる株式分割や優待拡充が行われるかもしれません。配当利回りも3%超えの水準ですので、配当優待株としてますます注目を集めそうです。

東証1部へ昇格

2017年8月末に東証1部昇格が発表されました。

その後、9月には東証1部昇格に対する記念配当(増配)を発表し、さらに好感されました。

1部昇格でストップ高し、翌営業日では売られかねないマインドに対して、増配を発表することで援護射撃になったと評価されています。

ストップ高となった翌営業日の取引で元々売られやすい地合の中で、
良い援護射撃になった様だ。

引用元:Long Term Invest in Growth Stock 2013

総合評価

割安・好財務な銘柄であり、優待新設から注目を集めましたが、大方の想定通り、東証2部昇格と1部昇格を果たしました。

1部昇格となったことで、昇格カタリストが消えたこと、割安感が薄れたことから、これまでのような注目は剥落しそうです。

次は、業績推移や株主還元に注目する必要があるかと思われます。

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