プロトコーポレーションは、 中古車情報誌発行。中古車販売等の広告収入とタイヤ等物販が柱。独自のWebサイト拡充。
優待銘柄として人気でしたが2017年7月に優待廃止を発表。割安感はあるもののバリュー株とまではいかないためその他日本株へと分類します。
プロトコーポレーションの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
「カーといえばグー!」で中古車情報を提供
情報誌で作った圧倒的ブランドをWEBに発展
プロトコーポレーションは中古車情報誌「Goo」を発行し、「カーといえばグー」で圧倒的ブランドになっていきます。
雑誌自体は低価格で販売し、中古車店から広告料を取るというビジネスモデルで成長していました。
プロトの仕事は当時コンビニなどに置いてあった分厚い中古車情報誌を発行することでした。雑誌は低価格で販売し、中古車店からの広告料を取るというビジネスモデルです。
引用元:投資生活ブログ
その後、インターネット化が進む2000年ごろから2010年ごろにかけて、中古車情報誌「Goo」もWEBサイト「グーネット」へと軸足を移していきます。
この戦略が評価され、株価はほぼ10倍(テンバガー)へと成長しました。
もっとも、プロトが上がったのは私が注目した割安さが見直されたのではなく、紙媒体だった中古車情報誌をネットでポータルサイト化していく戦略が評価されたからのようです。
引用元:投資生活ブログ
業績は伸び悩みへ
しかしながら、2010年ごろからは業績は伸び悩み、株価も概ね1,200円から1,800円のBOX相場となります。
実質無借金で自己資本比率は60%程度という好財務と、業績の安定感、そして配当・優待利回りが良いことから、個人投資家には人気の高い銘柄でした。
主力サイト「グーネット」を始めとしたWEBサービスを充実化しているものの、収益化が上手くいっておらず、利益は横ばい傾向が続いています。
顧客安心のための中古車鑑定サービスである「iD車両」「Goo鑑定」の浸透により、主力運営サイトである「グーネット」の魅力強化と中古車販売店の新規加盟拡大を図るとともに、課金会員化が遅れている車検ポータルサイト「GooPit」の認知度向上と整備工場への送客数強化に注力する計画です。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
海外展開
業績の伸び悩みに対して、海外展開という手を打っています。
業績は安定感が高いですが、一方で伸び悩みが課題です。
もちろん、会社としても自覚しているようで、海外展開やタイヤ販売など周辺ビジネスへの進出に積極的です。
しかしながら、2017年3月期においても、海外子会社は不調に終わっており、前年度比減収に沈みました。
海外子会社2社の不調や整備工場向けシステムが前年割れで推移したため、減収となりました。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
海外進出したことにより、子会社とのシナジーや、為替影響も検討する必要が出てきたため、国内事業のみであったころと比べて分かりにくいなってしまったと売却された個人投資家もいらっしゃいます。
少し前に規模の拡大をやっていて、国内の客に国内でサービスを提供する会社だったのが輸入や輸出のウェイトが随分と大きい会社になってしまった。 巨額ののれんはとりあえず無視するとして、買収後の効率化やシナジーは素晴らしいという面は把握できないけど別に酷いって印象も無いのだけど、為替や景気が売上や利益にどう効いてくるのかが随分とわかりにくくなってしまった。
引用元:亀吉の投資メモ
中期経営計画
2019年3月期を最終年度とする3年の中期経営計画を発表しています。
売上は767億円(年率12%成長)、営業利益は69億円(年率19%成長)という計画となっています。
しかし、2017年5月時点で、2018年3月期は下方修正しているため、据え置きとなっている2019年3月期にも不安が募ります。
オーガニックでの数値達成はやや難しいと指摘されています。
最終計画値は据え置いているものの、今期予算に即したマイルストン数値に関しては営業利益ベースで10億円ほど減額しております。複数の事業で計画割れ
しているため、オーガニックでの数値達成はやや難しいかと思われます。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
2018年5月になって、2019年3月期の業績予想と合わせる形で中計の見直しを発表しました。
売上は624億円(当初比-19%)、営業利益は41億円(当初比-41%)と大幅な減額となりました。
中計の未達についてはこれまでの懸念されていた通りという印象ですが、業績については2017年3月期を底として増益基調に転じており、次期中計に期待したいところです。
前々期(2017年3月期)が底で持ち直してきている感じとコメントされています。
ここ数年の業績はやや不安定。前々期が底で持ち直してきている感じでしょうか。
5/11に開示された本決算はまずまず。売上利益ともに若干の下ブレ着地でした。特損(減損)で純利益は減っていますが一過性のものかと。たぶん。
引用元:バネ男の株のアレ。
株主優待はカタログギフト(2017年廃止)
株主優待はカタログギフト(3年以上継続保有で単価アップ)で、個人投資家からは一定の人気がありましたが、2017年7月に優待廃止されてしまいました。
優待廃止後の値動き
優待廃止の発表は2017年7月31日の引け後でした。
翌8月1日は売りが殺到し、1,598円(前日比-126円)で寄り付くも、終値は1,668円(前日比-56円)まで戻しました。
さらに翌8月2日には終値1,751円まで上昇し、下げた分を取り戻すばかりか、さらに上となる結果となりました。
株主優待の廃止は公平な利益還元のためという理由であり、業績悪化ではない(むしろ業績好調)ということが評価されて株価上昇となったと指摘されています。
株主優待の廃止ってのは個人投資家からしたら寂しいものだけど、業績が上向きの状態であれば違うメリットが生まれるから、そこらへんを注視しないとね
引用元:独法職員の株主優待日記
優待目的の個人投資家たちは売り払い
これまで優待を目的としてプロトコーポレーションを保有していた個人投資家たちは、株価が戻ったところで売り払ったようです。
優待廃止を受けて8月1日は株価が下落。配当利回りは良いので、そのまま継続保有でも良いかと思いつつ7月31日の終値1,724円で指値を入れていたところ8月2日に約定しました。
1日で回復するとは思ってもみなかったので驚きました。
引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活
7/31 引け後に優待廃止を発表したプロトコーポレーション。
昨日の朝は下げたけど少し戻してたので、廃止発表前の株価まで戻ったらいいな~
そう思ってたら、今日戻りました
引用元:コバンザメの株日記
総合評価
安定業績・好財務・高配当でありながら、優待廃止によって魅力は半減してしまいました。優待が廃止された今、論点は成長力に移ったとも言えます。
2018年5月時点でPER11.8倍/PBR1.22倍と割安感はありますが、業績の回復を見極めたいという状況です。2019年3月期が想定通りに着地し、次期中計が明るいものとなれば割安訂正も期待できると思われます。
株価はヨコヨコながら、成長力と利益率がまずまず良く、割高感がないと評価されています。
最近は海外事業に積極的に投資しているもののそれが利益に結びついていないことが嫌気されて株価は低迷していますが、その安定的かつ極めて高い収益力を考えれば主力の一角で十分ホールドしていける実力があると考えています。ただこの数年株価は「ほぼヨコヨコ」で推移し、結果としては私のパフォーマンスの足を大きく引っ張る一因となってしまっています。それでもプロトは良い銘柄と思いますし、これからも一定量はホールドして応援していく予定です。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
優待が存在したとき時点の評価ですが、配当・優待ともに高評価でした。
株価(1,170円):★☆☆☆☆ 元気ありません
配当金(4.27%):★★★★★ これからも高配当を維持してほしい
株主優待:★★★★☆ 無難に図書カードや全国百貨店共通商品券が選べるのは良いところ総合得点(15点満点):10点
※ データは平成28年9月16日終値のものです
3年未満の保有でも優待利回りは良いほうですが、3年以上になるとさらに良くなります。3年以上100株保有したときの配当+優待利回りは6.8%です。
引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活
業績回復でファンダメンタルズ的にまずまずであり、以前のように優待があれば買いたいところだと指摘されています。
リバイバル銘柄としてピックアップ。業績は回復傾向、財務・CFもまずまずです。配当も高い。以前のように優待があれば買いたいところですが…。
引用元:バネ男の株のアレ。