引続き諸事情で銘柄の更新が滞っているものの、月1の人気株ランキングは行っていきたいと思います。
▼先月分の人気株ランキングはこちら

それでは2018年2月の人気株ランキングをご紹介します。先月からのランキング変動も合わせて矢印等で記載していきます。
尚、その日時点の月間ランキング(過去30日ランキング)はサイドバーに常に掲載されています。
目次
2018年2月人気株ランキング
第1位 日本たばこ産業(↑)

ランク外から一気に1位へと上り詰めたJTです。
2/6に2017年度の本決算を発表しましたが、減収減益であり、今期ガイダンスも良くなかったため、株価が急落しました。
配当は増配傾向にあり、ついに配当利回りが5%に達しています。
短期的には相当に需給が悪化していると思われますが、一方で、高配当株として長期保有するチャンスとみなしている個人投資家もいるため、注目が高まっています。
第2位 ウルトラファブリックス・ホールディングス(↑)

根強い人気でずっとランクインしているウルトラファブリックスHDが今月は2位です。
2/14に2017年度の本決算を発表しましたが、IFRSによって非償却となるのれんである認識の部分が、償却すべき無形資産と分類されたために、純利益が予想の10%未満となる大惨事が発生しました。
株価は2日連続のストップ安となりますが、そこで大物個人投資家である五味大輔氏が参戦したことも分かり、一進一退の状態となっています。
これらのニュースもあって、2位に昇る注目を集めました。
第3位 グリーンズ(↓)

先月の1位から3位までランクダウンです。JTとウルトラファブリックスHDが強力にワンツーを獲ったため、先月の1,2,3位がそのまま下落して、3,4,5位となっています。
1/31に2Q決算を発表し、増収減益予想であるものの、2Qでは増益を確保しており高進捗となっています。
個人投資家の注目は高いままですが、非常に順調に経営されていると思われます。
第4位 テンポスホールディングス(↓)

2ランクダウンです。JTとウルトラファブリックスHDが強力にワンツーを獲ったため、先月の1,2,3位がそのまま下落して、3,4,5位となっています。
今月は特にニュースはありませんが、引続き熱い視線を集めています。
第5位 すかいらーく(↓)

2ランクダウンです。JTとウルトラファブリックスHDが強力にワンツーを獲ったため、先月の1,2,3位がそのまま下落して、3,4,5位となっています。
2/14に2017年度の本決算を発表しています。増収減益決算で着地しており、今期は増収増益を計画するものの、株価は急落しています。
そのため、優待廃止疑惑も再燃しており、優待目的の個人投資家も気になるところです。
第6位 MCJ(→)

順位変わらずです。
2/2に3Q決算にて順調な進捗と、配当予想の引き上げを発表しています。
株価もポジティブに反応しており、急落のあった2月においても年初来高値をつけています。
第7位 日本ギア工業(↑)

久し振りのランクインです。
1/31に3Q決算を発表していますが、大きく減収減益の状況です。とは言え、織り込み済みであるようで株価の反応は乏しいです。
優待のクオカードが高い利回りであることから、権利確定日の3月末に向けて個人投資家の注目も高まっているのかもしれません。
第8位 アグレ都市デザイン(↑)

ワンランクアップです。
2/5には3Q決算を発表し、イマイチな進捗から株価は急落しました。しかし、2/16には「戸建住宅累計引き渡し1,000軒の達成」という名目で特別優待(クオカード)を実施すると発表し、好感されて株価急騰しました。
株価維持策かもしれませんが、非常に上手く立ち回っている印象です。
第9位 三光合成(↓)

先月の初登場4位から9位までランクダウンです。
2月は特にニュースはありませんが、株価は右肩上がりを続けています。
第10位 マークラインズ(↓)

先月の8位からランクダウンしたものの、個人投資家に根強い人気があるようです。
2/13に2017年度の本決算を発表しており、増収増益の着地となりました。今期に関しても20%増益を計画しており、個人投資家から注目されるグロース株として面目躍如を果たしています。
まとめ
急落に見舞われた2月ですが、上記のトップ10銘柄の中には早くも年初来高値をつけている銘柄もあり、その強さが証明された格好です。MCJやマークラインズ、三光合成やアグレ都市デザインあたりは今後も狙っていっても良いのではないでしょうか。
反対に、JTやウルトラファブリックスHDなど、決算からの急落で注目が集まる銘柄は最もアクセスが多いようです。一気に1位と2位に駆け上がりました。
人気株ランキングはそのような2つの目線で見てみるとよいのかなと思っています。