2018年4月 人気株ランキング

GWいかがお過ごしでしょうか。

連休さなかの2日間だけの平日ですが、マーケットは静かな状況となっています。

そんな中、割と順位変動があった4月の人気株ランキングを振り返りたいと思います。先月からのランキング変動も合わせて矢印等で記載していきます。

尚、その日時点の月間ランキング(過去30日ランキング)はサイドバーに常に掲載されています。

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2018年4月人気株ランキング

第1位 テンポスホールディングス(↑)

テンポスホールディングス(2751)
テンポスホールディングス(2751)
テンポスホールディングス(テンポスHD)は、中古厨房機器のリサイクル販売で独壇場。ステーキ『あさくま』等飲食業も。17年11月持株会社化。 ...

先月の8位から一気に1位へと上り詰めました。

3月に発表された決算に加えて、4月末が優待権利日であったことで注目を集めたものと思われます。

第2位 エムアップ(↑)

エムアップ(3661)
エムアップ(3661)
エムアップは、社長がレコード会社出身のITベンチャー。歌手等のファンサイト運営が柱。CDなど物販も。 堅調な業績を続けていましたが、突...

圏外から急上昇して2位にランクインしました。

4月はVRコンテンツ制作会社の設立や、それに伴ったTwitter有名人による買い仕掛けなどが話題となり、2位まで躍進したものと思われます。

仕手株の様相が強まっており、個人投資家は基本的にはノータッチをオススメしますが、割り切って飛び乗り飛び降りをしたい個人投資家も多いのかもしれません。

第3位 投資法人みらい(↑)

投資法人みらい(3476)
投資法人みらい(3476)
投資法人みらいは、三大都市圏の総合型REIT。スポンサーは、三井物産と、中国資本の不動産投資会社であるイデラキャピタル。 三井物産とい...

先月の初登場4位→今月は3位とさらに順位を上げて登場しました。

4月末が決算期日=配当権利日であったことから注目されたようです。

利回りは3%(年間では計6%)程度となっており、大手スポンサーの元で高利回りであることが人気の要素ではないかと思います。

第4位 日本ギア工業(↑)

日本ギア工業(6356)
日本ギア工業(6356)
日本ギア工業は、バルブアクチュエーター(駆動装置)が主力。電力向け納入多い。15年に経営陣総入れ替え。 2017年7月に優待新設を発表...

先月まで7位でしたが、ランクアップして4位まで食い込んできました。

優待は3月末でしたが、4月もより注目を集めています。継続的に人気株ランキングに入ってきており、個人投資家からの注目の高さが伺えます。

第5位 すかいらーく(↑)

すかいらーく(3197)
すかいらーく(3197)
すかいらーくは、ファミレス最大手。主力業態は『ガスト』。業績低迷で06年にMBO実施。14年10月に再上場。 株主優待は年2回(6月1...

特にニュースはありませんが、引続き注目を集めるすかいらーくです。

個人投資家が気になるのは優待の継続・廃止・改悪と思われます。4月に発表された3月月次レポートは既存店売上+2.5%とプラスに転換しており、ひとまずは安心しても良いのではないかとも思える内容でした。

第6位 日本たばこ産業(↓)

日本たばこ産業(2914)
日本たばこ産業(2914)
日本たばこ産業(JT)は、たばこが事業の中核。M&Aで海外たばこ事業を拡大中。食品・医薬品も展開。飲料事業撤退。 10年以上の連続増配...

ここ最近トップだったJTがようやく落ち着いたようで6位まで落ちてきました。

配当利回り5%超となる中で、アメリカのたばこ株の暴落も重なり、日本たばこ産業も注目を集めてきました。

とは言え、少し落ち着いてきたようでもあります。

5月1日に発表された2018年1Q決算はポジティブサプライズとなり、株価上昇していることから、騒がれた中で逆張りでインした個人投資家が報われる方向に動いているようです。

ただし、アメリカ長期国債の利回りが上がってきている状況で、どこまで高配当株が耐えられるかという観点もあり、予断を許しません。

第7位 ウルトラファブリックス・ホールディングス(↓)

ウルトラファブリックス・ホールディングス(4235)
ウルトラファブリックス・ホールディングス(4235)
ウルトラファブリックス・ホールディングス(ウルトラファブリックスHD)は、湿式合成皮革で先駆的で衣料や家具・車輌等に供給しています。2017...

こちらも落ち着いてきたようで先月3位から一気にランクダウンしての登場です。

しかしながら、株価の方は4月中旬に年初来安値をつけるなど、下落トレンドは収まっていません。

第8位 日本エス・エイチ・エル(NEW)

日本エス・エイチ・エル(4327)
日本エス・エイチ・エル(4327)
日本エス・エイチ・エル(日本SHL)は、採用や人事評価の診断ツール販売と人事コンサルティングの2本柱。Web版活用で市場拡大。 株主優...

4月13日に投稿した日本SHLが初登場8位です。

株価は下落トレンドのまま4月27日の2Q決算を迎えましたが、計画を小幅に超える増収増益のポジティブサプライズとなり、トレンド反転の兆しが見えています。

高利益率・高ROEの小型株ということで、もともと個人投資家から注目されやすい銘柄だと思います。

第9位 Genky DrugStores(↑)

Genky DrugStores(9267)
Genky DrugStores(9267)
Genky DrugStores(ゲンキー)は、福井県が地盤のドラッグストア。北陸・中部でも展開中。売上に占める食品比率が高く、ディスカウン...

圏外からの再登場です。

4月20日に3Q決算と増配を発表し、注目が集まったものと思われます。

3Q決算は計画ラインには未達と思われますが、引続き好調を維持しており、株価は反転上昇した格好となっています。

第10位 ドリームインキュベータ(↓)

ドリームインキュベータ(4310)
ドリームインキュベータ(4310)
ドリームインキュベータは、大企業向け戦略コンサルとVB投資・育成の2本柱。元ボスコンの堀氏が創業。ペット保険も。 不確定要素が多く、投...

先月5位からランクダウンしてギリギリ10位となりました。

先月はアイペット上場で注目を集めましたが、そのニュースが冷めてきてランクダウンしたものと思います。

まとめ

今月は前回と比べて、上位陣と下位陣がごっそり入れ替わった感じで、割と順位変動がありました。

GW前後は決算が集中しますので、JT、日本SHLのようなポジティブサプライズによる株価反転や、ゲンキーのように一見普通の決算ながら株価反転する銘柄など、決算を受けた動きが重要となってきます。

個人投資家の注目銘柄も変わってくるかと思いますので、新しい銘柄分析もアップしつつ、既存銘柄の更新もアップしていきたいと思います。

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