GWいかがお過ごしでしょうか。
連休さなかの2日間だけの平日ですが、マーケットは静かな状況となっています。
そんな中、割と順位変動があった4月の人気株ランキングを振り返りたいと思います。先月からのランキング変動も合わせて矢印等で記載していきます。
尚、その日時点の月間ランキング(過去30日ランキング)はサイドバーに常に掲載されています。
目次
2018年4月人気株ランキング
第1位 テンポスホールディングス(↑)

先月の8位から一気に1位へと上り詰めました。
3月に発表された決算に加えて、4月末が優待権利日であったことで注目を集めたものと思われます。
第2位 エムアップ(↑)

圏外から急上昇して2位にランクインしました。
4月はVRコンテンツ制作会社の設立や、それに伴ったTwitter有名人による買い仕掛けなどが話題となり、2位まで躍進したものと思われます。
仕手株の様相が強まっており、個人投資家は基本的にはノータッチをオススメしますが、割り切って飛び乗り飛び降りをしたい個人投資家も多いのかもしれません。
第3位 投資法人みらい(↑)

先月の初登場4位→今月は3位とさらに順位を上げて登場しました。
4月末が決算期日=配当権利日であったことから注目されたようです。
利回りは3%(年間では計6%)程度となっており、大手スポンサーの元で高利回りであることが人気の要素ではないかと思います。
第4位 日本ギア工業(↑)

先月まで7位でしたが、ランクアップして4位まで食い込んできました。
優待は3月末でしたが、4月もより注目を集めています。継続的に人気株ランキングに入ってきており、個人投資家からの注目の高さが伺えます。
第5位 すかいらーく(↑)

特にニュースはありませんが、引続き注目を集めるすかいらーくです。
個人投資家が気になるのは優待の継続・廃止・改悪と思われます。4月に発表された3月月次レポートは既存店売上+2.5%とプラスに転換しており、ひとまずは安心しても良いのではないかとも思える内容でした。
第6位 日本たばこ産業(↓)

ここ最近トップだったJTがようやく落ち着いたようで6位まで落ちてきました。
配当利回り5%超となる中で、アメリカのたばこ株の暴落も重なり、日本たばこ産業も注目を集めてきました。
とは言え、少し落ち着いてきたようでもあります。
5月1日に発表された2018年1Q決算はポジティブサプライズとなり、株価上昇していることから、騒がれた中で逆張りでインした個人投資家が報われる方向に動いているようです。
ただし、アメリカ長期国債の利回りが上がってきている状況で、どこまで高配当株が耐えられるかという観点もあり、予断を許しません。
第7位 ウルトラファブリックス・ホールディングス(↓)

こちらも落ち着いてきたようで先月3位から一気にランクダウンしての登場です。
しかしながら、株価の方は4月中旬に年初来安値をつけるなど、下落トレンドは収まっていません。
第8位 日本エス・エイチ・エル(NEW)

4月13日に投稿した日本SHLが初登場8位です。
株価は下落トレンドのまま4月27日の2Q決算を迎えましたが、計画を小幅に超える増収増益のポジティブサプライズとなり、トレンド反転の兆しが見えています。
高利益率・高ROEの小型株ということで、もともと個人投資家から注目されやすい銘柄だと思います。
第9位 Genky DrugStores(↑)

圏外からの再登場です。
4月20日に3Q決算と増配を発表し、注目が集まったものと思われます。
3Q決算は計画ラインには未達と思われますが、引続き好調を維持しており、株価は反転上昇した格好となっています。
第10位 ドリームインキュベータ(↓)

先月5位からランクダウンしてギリギリ10位となりました。
先月はアイペット上場で注目を集めましたが、そのニュースが冷めてきてランクダウンしたものと思います。
まとめ
今月は前回と比べて、上位陣と下位陣がごっそり入れ替わった感じで、割と順位変動がありました。
GW前後は決算が集中しますので、JT、日本SHLのようなポジティブサプライズによる株価反転や、ゲンキーのように一見普通の決算ながら株価反転する銘柄など、決算を受けた動きが重要となってきます。
個人投資家の注目銘柄も変わってくるかと思いますので、新しい銘柄分析もアップしつつ、既存銘柄の更新もアップしていきたいと思います。