年末年始の大荒れは何だったのか?と言わんばかりの、1月2月はジリジリと高値を試す展開となりました。
2月下旬は上海が超大商いとなって上昇しており、本物の強さなのか?一時的な急上昇7なのか?疑心暗鬼になっています。
今月のトピックスはやはりレオパレスでしょうね。アクセス急上昇で今月は2位にランクインとなりました。
そんな2月に注目を集めた個別銘柄をご紹介します。
目次
2019年2月人気株ランキング
第1位 大黒屋ホールディングス(↑)

ついに個別銘柄がREITの壁を突き破って1位になりました。
なぜか2/5頃からアクセスが急増し、2/13には3Q決算発表とともに通期下方修正を発表。2/15に出来高を伴って株価急落となりますが、2月末にかけて全戻しとなっています。
業績不振の中での悪材料出尽くしとなるのか?超低位株になったこともあり、投機目的のトレーダーが集結・注目しているものと思われます。
第2位 レオパレス21(↑)

2018年6月以来のトップ10入りとなりました。
前回と同じく、テレ東「ガイアの夜明け」によるスクープで注目の的となりました。
2/5放送の翌日はそれほどの影響は見られなかったものの、2/7にはレオパレス側が不正を認めて特損を計上する通期下方修正を発表したため、そこから株価は3日連続ストップ安と大荒れとなりました。
当然ながら個人投資家からも注目され、短期的なリバウンド狙いも巻き込んだ大商いとなっています。
第3位 インヴィンシブル投資法人(↓)

長らく1位になっていましたが、ついに陥落しました。
2/21に2018年12月期の通期決算発表を行い、今期(2019年12月期)も着実に利益・分配金を伸ばす見通しが発表されました。
これを好感して、翌日から投資口価格は急上昇しました。
引続き注目度ナンバーワンのREITです。
第4位 投資法人みらい(↓)

2ランクダウンです。
2月は特に目立ったニュースもなく、目立った大黒屋とレオパレスに抜き去られた模様です。
第5位 日本たばこ産業(↓)

2ランクダウンです。
2/7に2018年12月期の通期決算を発表しました。2019年12月期は微減収・減益を予想しており、たばこ株にとって受難の日々が続きそうです。
せめてもの自社株買いが株価の支えとなるのでしょうか?
株価の方は、決算発表翌日の2/8は下げましたが、2/9からは株価上昇し、決算発表前よりも高い位置で2月を終えています。
第6位 エヌリンクス(NEW)

1/31に新規投稿したエヌリンクスが初登場6位となりました。
2/15には東証2部への昇格が発表されていますが、株価的にはむしろ2月末に向けて下落してしまっています。
第7位 日本再生可能エネルギーインフラ投資法人(NEW)

2018年6月に新規投稿した日本再生可能エネルギーインフラ投資法人がここにきて初登場しました。
1/31に公募増資を発表しています。短期的には投資口価格が上がってきたタイミングでのPOとなっていますが、前回POの2018年7月、前々回POの2018年1月よりも、投資口価格は切り下がっており、既存投資家へのダメージが蓄積しています。
第8位 ワークマン(↓)

2/6に3Q決算を発表し、+16%増収、+29%営業増益という絶好調っぷりを見せつけました。とは言え、株価は下落で反応しており、物足りなかったという評価でしょうか。
その後、2/21には株式分割を発表し、株価は急上昇で2月末には上場来高値を更新しています。
第9位 GMOフィナンシャルHD(NEW)

2018年6月に投稿したGMOフィナンシャルHDがここにきて初登場8位となりました。
一時は配当利回り5%超まで売り込まれていましたが、2/4には2018年12月期の決算発表を行い、増収増益かつ自己株買いを好感して株価上昇となりました(2019年12月期予想は非開示)。
個人投資家にも人気のあるGMOクリック証券の株主優待もありますので、100株ホールドを続けている方も多いのではないでしょうか?
株価下落で配当+優待利回りが上がっていたことも個人投資家からは注目される要因かと思います。
第10位 MCJ(↓)

2/4に3Q決算を発表し、+10%増収、+14%営業増益と着実な決算となりました。株価も素直に好感する形で翌日から2月末までジリ高となっています。
まとめ
大黒屋とレオパレスが急上昇し、エヌリンクスと日本再生可能エネルギーインフラ投資法人とGMOフィナンシャルHDが初登場となりました。
その分、ランクイン常連が順当にランクダウンした形です。
2月は全体相場がおとなしくジリ高だったこともあり、個別銘柄はニュースや決算で強弱マチマチだった印象です。
3月もこの傾向が続くのでしょうか?それとも波乱はまた起こるのか?