レアジョブは、オンライン英会話の最大手。スカイプ使いフィリピン人講師4000人との遠隔レッスン方式。
株主優待は自社サービスキャッシュバックチケットです。
レアジョブの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
個人向けから法人向けへシフト
事業内容
レアジョブは、マンツーマンオンライン英会話サービス「レアジョブ英会話」を主な事業として展開しています。
フィリピン在住の講師とユーザーをマッチングし、Skypeを利用してマンツーマンで英会話レッスンを提供しています。
個人ユーザー向け
業界の先駆けとして「レアジョブ英会話」を提供しています。
しかしながら、DMM等の後発企業が参入してきており、価格競争となっています。
法人ユーザー向け
企業と契約して英語研修サービスを提供したり、教育機関(学校)と契約して生徒へ大学入試向けレッスンを提供したりしています。
個人ユーザー向けから法人ユーザー向けへと業績転換を図っており、2016年には関西支社、2017年には中部支社、2018年には九州支社と営業体制を強化しています。
RIZAP式?レアジョブ本気塾
2017年11月、主に法人向けとして、オンラインとオフラインを組み合わせた英会話塾をスタートさせています。
2ヶ月で英語力を向上させるべく、日本人トレーナーがマンツーマンで学習をサポートしつつ、オンライン英会話で実践していくプログラムになっています。
受講料は2ヶ月(8回)で35万円となっており、1回あたり4万円という高価格なものになっています。
高価格であるため軌道にのれば大きな利益が見込めるとコメントされています。
もし軌道に乗りたくさん出店することになったらレアジョブの利益は今の水準ではとまらないのもすぐにわかります。本当に軌道に乗るかはまだ1店舗なのでわからないところなのですが。。。
引用元:Kabu Berry
レアジョブユーザー
体験学習の段階から、レベルチェックやレベル別テキスト、カウンセリングなどを行っています。
久しぶりにレアジョブを体験してみて、進化しているとコメントされています。
今回、軽い気持ちで初回の無料体験学習を受講しましたが、早々にレベルチェックテストがあり、その後レベルに応じたテキスト学習をガッツリやりました。
初回からめっちゃガチでした。
財務は安定的
上場以来、無借金経営が続いていましたが、2018年3月期に方針が少し変わったようです。
自社株買いを行うとともに、借入金で資金を補充しています。これにより、株主還元強化やROE向上が見込めると思われます。
そのため2018年3月期は自己資本比率が72%→53%に悪化しているものの、財務的には未だ安定的な水準です。
中期経営計画
レアジョブは具体的な中期経営計画は発表していません。
しかしながら、中長期的な目標として売上高50億円(2018年3月期で29億円)を掲げており、積極投資を継続する見込みです。
そのため利益成長フェーズは当分先になると思われます。
株主優待は自社サービスキャッシュバックチケット
株主優待は100株以上で一律、自社サービスキャッシュバックチケット(上限1万円)です。
総合評価
オンライン英会話は後続サービスの参入により厳しいと思われますが、法人向けにシフトすることで売上高を伸ばしています。その一方で積極投資が継続しており、利益成長は当分先と思われます。
2018年6月時点でPER算出不可/PBR3.15倍となっています。今期(2019年3月期)は純利益が0円と利益が出ない想定のためです。