ルネサスイーストンは、半導体商社。09年合併でルネサス製品の特約店に。自動車関連向け得意。海外製電子部品も拡大。
少額の投資で株主優待はクオカードが貰えることで一定の人気があります。
ルネサスイーストンの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
ルネサスエレクトロニクスの商社機能を担う
メーカーと比較すると安定的
ルネサスイーストンは、ルネサスエレクトロニクスが15%の株式を持つ半導体商社です。
つまり、ルネサスエレクトロニクスが製造した半導体を、各社へと卸していく役割を担っています。
ルネサスエレクトロニクスはメーカーであるが故に、半導体市況に大きな影響を受けますが、商社機能のみのルネサスイーストンは比較的安定した経営がなされています。
ルネサスイーストンさんは、ルネサス直系の半導体商社で、産業、自動車関連向けが得意なんだそうです。
親会社のルネサスさんは経営が非常に大変そうですが、商社機能のこの会社は経営状況はわるくなさそうです。
引用元:配当ゲット! 目指せ配当金生活
それでもやっぱりシクリカル
とは言え、半導体市況の影響を全く受けない訳ではないので、不景気時には赤字も出るシクリニカル色が強いとも指摘されています。
一応長期で成長傾向か。ただ不景気時には赤字もでるシクリカル色強し。で、投資は投資有価証券の取得だって。設備投資じゃないね。で、規模も4億くらいなので買収だとしてもそんな影響ないんじゃないかな。
財務は安定的
実質無借金経営を続けており、2017年3月期においては自己資本比率67%と、財務は安定的です。
設備投資がほとんど不要なため、営業キャッシュフローがプラスであれば、キャッシュが上積みされる体質になっています。
配当は据え置きが続く
安定的な業績・財務から株主還元が期待されるところですが、2015年3月期に2円増配(10円→12円)された後は、3年続けて12円据え置きとなっています。
株主優待のクオカードで、100株保有の場合は利回り1%を超えますので、配当+優待の利回りによって個人投資家から一定の人気があるようです。
中期経営計画
ルネサスイーストンは、2019年3月度を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表しています。
2019年3月度において、売上高840億円(年率+2%成長)、経常利益15.5億円(年率+17%成長)を目標値として掲げています。
売上は微増に留まるものの、コスト削減により利益を捻出する見込みです。
2018年3月期の業績予想は、この中期経営計画のオンラインとなっており、順調に進捗していることが伺えます。
と言っても、当社の業績は世界景気・半導体市況次第なところはありますので、油断はできない状況が続くものと思われます。
株主優待はクオカード
株主優待は保有株式数に応じてクオカードが貰えます。1,000株保有の場合だけ3年以上の長期保有優遇制度があります。
- 100株以上 1,000円相当
- 1,000株相当 2,000円相当
- 1,000株相当 3,000円相当(3年以上継続保有の場合)
投資金額が少ない割に高めのクオカード
投資金額は100株で数万円ですが、1,000円相当のクオカードが貰えるということで、個人投資家には一定の人気があります。
100株保有の場合、1,200円の配当と、1,000円のQUOカードで、配当と優待を合わせた利回りが3.7%。
これまたなかなか良くないですかね??
引用元:主婦が選ぶ株主優待
優待狙いであれば100株保有が一番良いでしょう。6万円くらいの投資でクオカード1,000円という高利回りの優待です。
引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活
総合評価
安定性や利回りから考えると、配当・優待を目的とした100株ホールドは問題ありません。
業績は、世界景気・半導体市況次第なところはありますが、メーカーとしてのルネサスよりも底堅い展開となるのがルネサスイートンの特徴だと思います。
ポートフォリオ下位としては特に問題ないと評価されています。
ルネサスイーストンは格別な指標的な割高感もありませんし、総合利回りもまずまずですし、PF下位としては特に問題の無い良い銘柄と思っています。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
優待内容が良く、比較的高い評価をされています。
株価(589円)★★★★☆:ここから上がるかどうか
配当金(2.0%)★★★☆☆:標準レベル
優待内容 ★★★★☆:100株優待にも長期継続保有優遇制度を取り入れてくれたら嬉しいのですが。
参考指標:PER 16.7倍、PBR 0.66倍
総合得点(15点満点):11点
※ データは2017年7月14日終値時のものです