新興プランテック(6379)

新興プランテックは、製油所、石油化学プラントの日常メンテ、各種修繕工事が柱。JXエネ、東燃ゼネ等が主要顧客。

成長期待はなく、石油・エネルギー市況の影響を受けそうですが、業績は安定的です。そのため配当も安定的であり、配当利回りに着目した投資が散見されます。株主優待はありません。

新興プランテックの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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石油化学業界のメンテナンス屋

メンテナンス工事が主であるため業績は安定的

石油化学業界は景気や石油市況の影響を受けやすいですが、新興プランテックはその中では影響が小さいされています。

メンテナンス工事はある程度はやらざるを得ないため、需要が安定していると見なされています。

基本的には『メンテナンス工事』『修繕工事』といった系統の工事は、新規開発に比べるとその需要が安定しているというのが私の考え方です。

引用元:DividendLife2.0

業界トップであるJXが大株主であり、そこから仕事を安定的に受注しています。

特定の会社に頼るのは不安だという考えもありますが、JXのような超大手であれば問題ないと思います。それを不安だと言ってしまうと、世の中の全ての子会社が不安ということになってしまうでしょう。

JX系の仕事と東燃ゼネラル系の仕事が多いということなのですが、これを安定した受注先と捉えるか、特定の会社に頼る構図はちょっと不安だと考えるのは意見が分かれるところでしょうか。

引用元:DividendLife2.0

配当に着目した投資が目立つ

業績は安定的ですが、一方で、成長期待はほとんどありません。

配当も安定的に出ているため、配当利回り着目して、4%や5%の水準に落ちたときに投資を狙うという個人投資家が散見されます。

・比較的安定した配当銘柄の印象。

引用元:配当株ブログ:ReSelect

一方で、長い間、配当金額は据え置きとなっており、投資家としては、株主還元の強化を求めたいという期待が強いです。

2017年3月期の決算では、当期に記念配当を加えること、配当性向を引き上げることを発表しており、一歩前進した印象です。2018年3月期は減益予想のため、配当性向を引き上げたからといって配当金額が引き上がるかは不明ですが、期待したいところです。

業界再編への不安と期待

石油業界といえば、JXと東燃ゼネラルが統合する等、再編の動きが出てきています。

その点で新興プランテックもこの先が読みにくいのが難点だとしている意見です。

JX ホールディングスが13% の株式を保有していますが、石油業界は合併・集約が避けれませんので、この先が読みにくいのが難点です。

引用元:株主優待・ふるさと納税日記 namiyuyu

とはいえ、新興プランテックはどちらかといえば取り込まれる側だと思いますので、一般的に言えば取り込まれる側の株価は上がる傾向にあり、チャンスであるとも考えられます。

総合評価

成長期待ではなく、高配当を目的にした投資となりそうです。

石油市況の影響で暴落が起き、配当利回りが十分なレベルに達した場合には投資対象となります。

配当を目的とした投資としては、連続増配株をとるか、高配当株をとるかという違いがありますが、今のところ新興プランテックは後者に属するという状況です。

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