サイゼリヤ(7581)

サイゼリヤは、低価格イタリアンファミレス『サイゼリヤ』を直営展開。自社豪工場で食材生産。中国展開に力。

株主優待はイタリア食材セット等です。

サイゼリヤの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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低価格ファミレス『サイゼリヤ』を展開

事業内容

サイゼリヤは、千葉発祥のイタリアンファミレス『サイゼリヤ』を直営展開しています。

特に低価格(リーズナブル)であることに強いポリシーを持っており、お客様がびっくりするぐらい喜んでもらえる価格、多くのお客様が注文したくなる価格を目指しています。

そのため、定食のようなセットメニューはなく、低価格のメニューを複数選んでコーディネートする楽しみを大切にしています。

上記のようなポリシーから、居酒屋に行くよりもサイゼリヤで飲んだ方が良いとまで言われており、サイゼ飲みのススメが話題となっています。

サイゼリヤで「サイゼ飲み」のススメ

引用元:市況かぶ全力2階建

店舗展開

サイゼリヤ 店舗展開 国内 海外

第45期 年次報告書より抜粋

国内では成長限界ともされる1,000店舗を超えています。しかしながら、空白地帯もまだ多く残っており、東北・中国・四国・九州では成長余地が残っています。

しかしながら、それ以上に注力しているのは海外展開であり、特に中国で店舗展開を進めています。

人手不足リスク

日本国内で人手不足が叫ばれる中、飲食業界もその影響を受けています。

サイゼリヤは新規出店を行い、店舗数を増やして売上を拡大していますが、アルバイト人件費の高騰により、2018年8月期は減益決算が続いています。

1月に発表された1Qで-11%営業減益、4月に発表された2Qで-20%営業減益、7月に発表された3Qで-20%減益となっており、決算発表のたびに株価が急落しています。

労務費の上昇により数字はイマイチと指摘しており、この傾向が続くのかどうか警戒が必要とコメントされています。(→実際に2Q3Qともにこの傾向が続いています)

ただ今期の1Qは「円安による輸入食材価格の高騰及び生産性の悪化による労務費の上昇」により数字はイマイチでした。この傾向が続くのかどうかについては一定の警戒が必要とは思います。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

労務費の上昇については、人手不足を警戒して高い時給のアルバイト採用を行っており、売上は伸びているのに利益は減る事態になっていると指摘されています。

人手不足を警戒してアルバイトを多く採用してしまうと、

売上は伸びるのに、利益は減る事態になってしまいます

引用元:専業トレーダーの備忘録

好財務

2016年8月期から無借金経営となっており、FCFを創出してキャッシュを積み上げ、高い自己資本比率をキープし続けています。

2017年8月期においては、キャッシュ373億円(cf. 時価総額1,160億円)を保有し、自己資本比率は78%となっており、非常に健全な財務状況です。

株主優待はイタリア食材セット等

株主優待は保有株式数に応じてイタリア食材セット等がもらえます。

  • 100株以上
    • 2,000円相当のイタリア食材セット
  • 500株以上
    • 10,000円相当の以下セットを1つ選択
      • イタリア食材セット
      • イタリア菓子セット
      • イタリアアルコールセット
  • 1,000株以上
    • 10,000円相当の以下セットを2つ選択
      • イタリア食材セット
      • イタリア菓子セット
      • イタリアアルコールセット

イタリア製の食材がもらえますが、食べ慣れている日本のメーカーの方が美味しく感じてしまうとコメントされています。

優待のお菓子もパスタソースも不味くはないのですが、めっちゃ美味しいとまでは
食べ慣れてる日本のメーカーさんの方がやっぱり美味しいと感じます。
サイゼリヤの優待は受け取ったときはテンションが上がりましたが、冷静になると私には戸惑う商品が多くて

引用元:コバンザメの株日記

優待は権利取得から半年待ちとなるそうです。

イタリアから輸入するので、8月権利ですが、到着は2月と半年も待ちました。
イタリア遠いしね

引用元:ふみこの優待プラスα日記

10,000円相当のイタリアお菓子を紹介されています。

ちょっと食べてみましたが美味しいです。
個人的にはヘーゼルナッツのチョコスプレッドが楽しみ。

引用元:まちこの株ブログ

総合評価

有名ファミレスチェーンの1つであり、低価格路線でファンも多いです。

2018年7月時点でPER17.7倍/PBR1.34倍となっています。売上は成長していますが、利益率の下落が止まらず、評価を落としています。

2018年8月期は決算のたびに株価は急落しており、人手不足問題への警戒が続きます。高値から半値近くまで調整しており、そろそろ反転の頃合いかとも思われます。海外(中国)は順調であり、国内事業の利益率が回復に向かうかどうかが注目点です。

優待内容は最高と評価されています。

優待グロース株として見た場合には特に指標的な割高感もありませんし、なにしろ優待内容は最高ですし、これからもPF上位銘柄として楽しくホールドしながら応援していく予定です。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

株価が上がったため、配当・優待の魅力が薄れています。

株価(3,000円)★★★★☆:高水準をキープ
配当金(0.6%)★☆☆☆☆:少ないです
優待内容 ★★★☆☆:利回りは低いですが、結構好きです
参考指標:PER 25.9倍、PBR 2.1倍
総合得点(15点満点):8点

引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活

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