サトーホールディングス(サトーHD)は、バーコード、プリンタなど自動認識システムで世界首位級。海外拡大。M&Aで低価格機に参入。
2017年3月期で7年連続増配です。株主優待はありません(廃止済)。
サトーHDの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
人材確保難で自動認識システムに注目あつまる
事業内容
サトーHDは、バーコードを読み取るハンディ・ターミナルや、小型のプリンタなど、小売業や運輸業に用いられるような製品を製造・販売してきました。
最近では、RFIDやIoTを活用して、省力化・自動化のソリューションも提供しています。
セルフレジ関連銘柄
人材確保が困難になる一方の昨今では、セルフレジが普及し始めており、その関連銘柄としてサトーHDを取り上げているブログが見られます。
ICカードの研究やバーコードスキャンの機械の販売などを行っている。そのため、セルフレジと大いに関係性がある会社だ。今後は、どこまで自社製品を使ってもらえるかが勝負だ。
引用元:株王獅子丸の注目銘柄
バーコード、プリンタなどの自動認識システムで世界シェアトップクラスを誇っている同社。バーコードプリンターに関しては日本市場占有率約4割を占めている。コンビニなどでRFIDの利用率が高まることで、セルフレジ関連銘柄として大いに注目されている。
引用元:株師孔明の株ブログ
安定業績・好財務
リーマンショック後も最終黒字を確保し、その後も安定的にキャッシュを稼ぎ続けています。
2017年3月期で7期連続増配と株主還元を行いながらも、好財務である状態も続いています。
2017年3月期で実質無借金経営であり、自己資本比率は50%超となっています。
・バーコード、プリンタなどの自動認識システムで世界首位級。海外売上比率は約4割である。
・業績は、リーマンショック時にも黒字確保など底堅さがある。
株主優待は廃止済み
2017年9月時点で株主優待はありません。
過去には株主優待を実施していましたが、2012年に廃止となりました。
廃止前の株主優待は図書カード
過去には株主優待を実施しており、内容は1,000円分の図書カードが年2回でした。
優待が好評で、のんびりホールドして応援していくとコメントされています。
サトーHDは業績も好調ですし、我々優待族の大好物の年2回優待銘柄でもあります。これからもよほどの株価急騰がない限りはのんびりとホールドして応援していく予定です。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
優待廃止の代わりに増配となりましたが、個人投資家としては残念な優待廃止だったものと思われます。
平成24年9月30日現在の株主名簿に記録された100株以上保有の株主への贈呈(平成24年12月実施予定)で廃止です。
その代わり?配当が1円増配となりました。(100株で100円ですが・・・)
引用元:株主優待生活しませんか
総合評価
IoT、自動化、省力化と時代のテーマにあった銘柄ですが、業績は横ばいとなっており、ここ数年は伸びていません。
その一方で、2017年9月時点でPER23.5倍と相応の評価は受けている状態であり、割安感はありません。
株主優待が無いこともあって、個人投資家ブログではあまり取り上げられていない(=魅力に欠ける)銘柄のようです。