ヱスビー食品(2805)

ヱスビー食品は、カレー粉が創業事業。スパイスシェア6割程度で首位。即席カレー、パスタソースも高シェア。

株主優待は年2回(3月9月)で自社製品(レトルト食品・調味料等)です。

ヱスビー食品の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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スパイスや即席食品で存在感

事業内容

ヱスビー食品は、スパイス&ハーブ事業、即席事業、香辛調味料事業、インスタント食品事業、調理済食品事業を行っています。

2017年3月期においては、各事業がバランスよく売上をあげています。

ヱスビー食品 事業内容 売上高比率

第104期 事業のご報告より抜粋

スパイス&ハーブ事業

「SPICE&HERB」シリーズ等の洋風スパイスや、シーズニングスパイス、カレー粉、唐辛子等を販売しています。

ヱスビー食品はカレー粉の製造・販売が祖業であり、その血脈を引き継いだ事業領域です。

即席事業

一般的には即席=インスタントですが、ヱスビー食品における即席事業とは、カレールーやシチュールーの販売事業です。

「ゴールデンカレー」、「濃いシチュー」、「まるごと濃熟トマトのハッシュポーク」等のブランドをもっています。

香辛調味料事業

本わさび、生しょうが等のチューブ製品、「李錦記」ブランドでのオイスターソースや豆板醤等の中期調味料を販売しています。

インスタント食品事業

レトルトカレーやパスタソース、ジャム等を販売しています。

調理済食品事業

調理麺の製造・販売を行っており、セブンイレブン等で販売されています。

売上急増・赤字幅縮小しており、今後の命運を握っているとコメントされています。

なにより、調理済み食品の売上が急激に伸びています。
さらに、その調理済み食品の赤字幅も縮小しており、今後の同社の命運を握っているでしょう。

引用元:資産防衛の日々

食品会社の業績安定感→成長へ

業績的には2016年3月期までは横ばい傾向となっており、成長という感じではないが不況知らずで底堅い業績と評価されています。

成長という感じではないんだけど、さすがの食品。不況知らずで底堅い業績。CFも安定的でだからかわりと有利子負債も多めな感じ。これは危険というよりは事業の安定さ故と見なすほうが正しいかな?

引用元:大河の一滴

その後、2017年3月期、2018年3月期と利益成長が著しいです。2017年1月から1年間で株価は2倍以上に高騰しました。

財務はゆっくりと改善中

業績・CFは安定しており、毎期確実にキャッシュを積み上げています。

2018年3月期においては、キャッシュ187億円に対して借入金294億円となっており、自己資本比率は39%となっています。

長年に渡って配当金は据え置きで借入金の削減を続けてきましたが、ついに2018年3月期は増配しており、今後は株主還元の強化と借入金削減が並行して進む見通しです。

中期経営計画

ヱスビー食品は、2020年2月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表しています。

2020年2月期において、売上高1,460億円(年率+2%成長)、営業利益59億円(年率+3%成長)を目標値としていました。

営業利益については1年目の2018年3月期で達成してしまったため、売上高1,470億円(年率+2%成長)、営業利益68億円(年率+8%成長)を新たな目標値としています。

株主優待は自社製品(レトルト食品・調味料等)

株主優待は年2回(3月9月)で、100株以上で一律、自社製品(レトルト食品・調味料等)がもらえます。

2016年の優待内容を紹介されています。

カニ雑炊がメチャクチャ美味しかった。ごっそーさん。

引用元:New Market Creation – 市場創造

2018年の優待を紹介するとともに、年2回の優待内容についてコメントされています。

今年もおいしそうです。ヱスビー食品の優待と言えば、夏は「わさびorしょうが」と「カレー」、冬は「からし」と「シチュー」というド定番に加えて「変わった新製品」が貰えるイメージです。

引用元:資産?うん、よー分からん

総合評価

誰でも日々お世話になっている食品会社の1つではないかと思います。ここ2年で全ての事業領域が増収となっており、絶好調です。「時短・簡便志向」が追い風とされています。

2018年6月時点でPER16.9倍/PBR1.64倍となっています。ここ1年で株価は2倍になったものの食品会社としては未だに指標的割安感のある評価です。

東証1部への昇格はなくとも、中計目標に向けて押し目買いが続きそうです。

知名度と実力を兼ね備えた銘柄と評価されています。また、未だに東証2部であることが信じられないとコメントされています。

ここは高い知名度と実力を兼ね備えた素晴らしい銘柄であり、未だに東証2部銘柄であるというのがちょっと俄かには信じられないくらいですが、ま、これからも現行の優待制度が続く限りはのんびりとホールドして応援していく予定です。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

東証2部にいるため、競合のハウス食品Gと比べてかなり低PERだと指摘されています。

なおヱスビー食品はずっと東証二部に居続けています。そのせいか競合のハウス食品G(PER約41)と比べてかなり低PERであり、「東証一部に上がれば株価はもっと上がるはずなのになあ」と常々思っています。ただ会社からは昇格の意思はあまり感じられません。

引用元:資産?うん、よー分からん

株価が上がりすぎてしまったため、ここから優待のために買う人は少ないと指摘されています。

100株買うのに100万円以上が必要となるので、この優待のために買う人は少なそうです。
私は、3,000円台のときに購入しましたが、この株価ではとても買えませんね。

引用元:株式投資を淡々と続けるブログ

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