シード(7743)

シードは、コンタクトレンズ業界の大手。眼鏡、眼内レンズも展開。自社製造1日使い捨てレンズが主力。

株主優待は自社商品セットの他に地方名産品も選べます。

シードの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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コンタクトレンズを国内一貫生産・最大製造能力

シードの強み

シードはコンタクトレンズを製造・販売しています。

コンタクトレンズといえば、ジョンソン・アンド・ジョンソンやボシュロムなどが圧倒的シェアを握っていますが、シードは国内一貫生産であり、かつ、国内最大の製造能力を有しています。

国内生産の安心さと、大量供給できる体制がシードの強みです。

市場シェア

とはいえ、コンタクトレンズ業界は、ジョンソン・アンド・ジョンソンやボシュロムなどの外資系企業が大半の市場シェアを握っています。

その中で、シードは6.3%のシェアを取っているとされています。(2013年時点)

とある調査会社によると、我が国のコンタクトの販売枚数は13億、市場規模は2,000億円だそうです。そんな中、当社は前年ベースで126億円の売上があるので6.3%のシェアです。もっと上がっても良さそうです。上位にはクーパービジョンとかボシュロムなど、外資が多く日本が負けています。シェアの約半分はジョンソンエンドジョンソンです。

引用元:元スーパー投資顧問出身アナリスト 企業分析まとめ 日本株投資で勝つ

尚、2017年3月期においては、出荷額シェアで9.9%となっています。

シードの決算説明資料に推移が掲載されています。

中期経営計画を前倒し達成

シードは、2018年3月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画に取り組んでいます。

2018年3月期において、売上高は240億円(年率+9%成長)、営業利益は15億円(年率+41%成長)という目標を掲げていましたが、1年前倒して2017年3月期に達成済みとなりました。

破竹の快進撃を続けていると評価されています。

今期予算と照らすに事実上2度の増額ローリング状態となる、破竹の快進撃を続けています。あえてケチをつけるとすれば、海外売上高を3.9→22.7億円に伸ばす計画でしたが、今期15億円予想で未達ペースですが、それでも相応の伸びを維持しているため、その辺は今後の伸び代として許容範囲かと思います。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

積極的な設備投資

中期経営計画を前倒しで達成できたのは、積極的な設備投資により、生産能力を向上させたためと考えられます。

一方で、そのために借金が膨らみ、財務的には悪化しています。

当社は既述の鴻巣工場の生産能力増強のため、2014年に15億円規模の自己株式の売出を実施して資金調達したものの、直近で竣工予定の鴻巣工場3号棟には50億円超もの巨費を投じているため、借金が膨らんでいる状況です。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

2018年3月期も絶好調か

2018年3月期の1Q決算は、売上高68億円(前年度比+19%)、営業利益6.8億円(同+121%)と絶好調の状態が続いており、最高益を見込んでいます。

売上に比べて営業利益の伸びが大きいのは、工場生産能力によるものと推察されています。

引き続きコンタクト事業に関しては8%程度の成長を見込むとともに、製造原価面では鴻巣工場の生産能力を飛躍的に拡大させており、昨年末時点でフル生産ベースで「3,250万枚/月」の生産能力を、今年秋口に竣工予定の鴻巣工場3号棟の寄与で「4,250万枚/月」まで引き上げる計画のため、期途中からは原価率の改善が見込まれます。
(※8/10に1Q 決算通過済ですが、かなりの好進捗をマークしています。)

引用元:なちゅの市川綜合研究所

株主優待は自社商品セット他

株主優待は自社商品セットまたは株主優待券または地方名産品から選択となります。

自社商品セットは10,000円分、株主優待券は30%割引(上限1万円)です。

地方名産品については、保有株式数と継続保有年数に応じて内容が異なります。

  • 100株以上  3年未満 1,000円分
  • 100株以上  3年以上 3,000円分
  • 1,000株以上 3年未満 3,000円分
  • 1,000株以上 3年以上 5,000円分

自社商品セット

自社商品セットは10,000円分と高額であるため、太っ腹と評価されています。

シードは優待が太っ腹で、自社商品を選ぶと10000円分の商品を選ぶことができます。
また株主の声を聞いて優待内容を変更したり、選択できるセットを増やしたりしてくれました。

引用元:優待時々インコ

地方名産品

1,000円相当の商品から福島桃のプリンを選ばれたそうです。

100株、3年未満の保有なので1,000円相当の商品から選びます。どれも微妙な感じですが昨年と同じ福島桃のプリンを選びました。

引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活

総合評価

積極的な設備投資により、売上・利益を大きく伸ばしています。

2018年3月期1Q決算で絶好調であることが確認できると株価は値を飛ばし、2017年9月時点ではPER28倍、PBR3.5倍と割安感は乏しい状態となりました。

決算前に投資されている方はそのままホールドで問題ありませんが、ここからの新規投資には慎重にならざるを得ないかと思います。

長期優遇となる3年以上の保有継続を目指す予定とのことです。

株価(1,912円)★★★★☆:だいぶ上がっています
配当金(1.44%)★★☆☆☆:やや物足りない
優待内容 ★★★☆☆:3年以上になるまで我慢
参考指標:PER 22.9倍、PBR 1.99倍
総合得点(15点満点):9点
※ データは平成29年2月22日終値時のものです

引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活

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