仙波糖化工業は、天然着色料のカラメルでシェア4割。粉末茶も強い。カテキンなど健康食品向け粉末を育成中。
株主優待は自社製品です。長期優遇制度もあります。
仙波糖化工業の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
ニッチトップの食品銘柄
事業内容
仙波糖化工業は、企業向けオーダー商品の開発・製造と、自社製品の開発・製造・販売の両輪で事業を展開しています。
ニッチな分野ですがカラメル着色料でトップシェアを誇るなど、ニッチトップ企業です。
カラメル製品で国内シェアトップ、粉末茶も業界2位。カラメルは日本では着色料の約85%を締めており、需要も根強い。
引用元:バネ男のディフェンシブ投資日記
ニッチトップであること、食料品という事業ドメインであることから業績は比較的安定的です。
業績は、ここ数年は多少のバラつきはあるものの、安定しています。
食品関連は、業績が安定していることが多い気がします。
国内は、人口減少によって、今後の成長に限界があるため、海外への展開が求められます。
既に、中国などで粉末商品を扱っているようですが、そういった海外での成否が今後の業績を左右しそうです。
海外で成長を狙う
国内需要は大きな伸びは期待できず、すでにトップシェアであることからシェア拡大もたかが知れています。
仙波糖化工業の成長は海外進出にかかっています。
世界的な和食ブームに乗れるか注目です。
現在0.5%の海外比率改善が課題。日・中・ベトナムの3拠点中心に海外開拓中。ハラール認証も取得中。海外で人気の「和風」製品を売り込む。
引用元:バネ男のディフェンシブ投資日記
個人投資家好みか
仙波糖化工業は、ニッチトップの食料品企業であり、小型株であることから、個人投資家から注目されています。
カタリストとしても、市場変更(昇格)等が考えられます。
【カタリスト】
①市場変更(優待拡充や分売などのサインでも?)
②インバウンド銘柄(お茶など和風なもが外国人観光客に好まれる)
③カテキンなど健康食向け製品のヒット
引用元:バネ男のディフェンシブ投資日記
株主優待は自社製品
株主優待は500株以上の保有で自社製品がもらえます。
長期優遇制度があり、3年以上で内容が変わります。
- 500株以上
- 3年未満 3,000円相当の自社製品
- 3年以上 5,000円相当の自社製品
優待内容をご紹介されています。
昨年はどら焼きやカスタードケーキなどが入っていましたが、今年は粉末のコーンスープやオニオンスープなどに変わっていました
引用元:とことこトコタンの株主優待ブログ
2017年9月末基準の株主優待は以下の内容だったそうです。
入っていたのは、
煎茶(稀)
山芋鉄板の素
せんばのコーンスープ
せんばのオニオンスープ
宇治抹茶ラテ
比内地鶏たまごのおかゆ
でした。
引用元:目指せ楽々優待生活のブログ
総合評価
2017年はなだらかな上昇に甘んじたものの、2018年に入って株価急騰しています。
事業の両輪とも好調で、最高益が続く見通しとなったことから、見直し機運が高まっています。
2018年3月時点でPER23.9倍/PBR1.36倍となっており、フェアバリューには達しているため、ここから先は、来期(2019年3月期)予想の上振れや昇格等のカタリストが必要なものと思われます。
指標的に割高感はなく、総合的に十分良い銘柄であると評価されています。
仙波糖化工業は指標的には格別の割高感はありませんし、優待内容にも非常に力があります。総合的に考えてPF中位としては全く過不足の無い良い銘柄であると評価しています。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
ニッチトップかつ業績好調の銘柄として注目されています。
ニッチトップの好業績銘柄としてピックアップ。ここ数日の上昇で指標的に割安さがなくなってきました。ビジネス的に業績は安定していると思いますし、優待もあるのでのんびり昇格を待つというのでもいいかも。
引用元:バネ男のディフェンシブ投資日記