シャノン(3976)

シャノンは、企業の営業活動に必要情報を管理・運用するクラウドサービスが柱。イベント等管理システムも。

株主優待はありません。2017年IPOでマザーズ上場です。

シャノンの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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2017年初IPOとして話題となるも上場ゴールか

事業内容

シャノンは、マーケティングオートメーション事業と、イベントマーケティング事業の2本柱です。

マーケティングオートメーション事業では、マーケティング業務の自動化・効率化と統合的なデータ管理により、戦略的なコミュニケーションを実現するクラウドアプリを提供しています。

イベントマーケティング事業では、イベントや展示会に関わる事務局の運営代行、集客・対応・フォローの管理システムまで総合的なサポートサービスを提供しています。

セミナー等のアウトソーシングを受ける企業といえそうです。

自社独自の製品やサービスを保有する企業ならセミナーは必須だが、適切な人材や予算を十分に用意できない場合がある。そこで同社へアウトソーシングする。クラウドを用いたオートメーションなので、セミナー内容などの修正や変更にも柔軟に対応できる。

引用元:雪ん子パースペクティヴ 

2017年 IPO

シャノンは2017年1月にIPOでマザーズへ上場しました。

年明け最初のIPOであり、小型でクラウド関連の案件と、人気化する要素が多数であるため、期待を集めました。

公募価格1,500円に対して、初値6,310円(+321%)と、4倍以上でのスタートとなりました。

初値をつけてからも、安値に落ち、また高値をとってストップ高となり、最後は初値より下での引けとなる等、忙しい株価推移でした。

年初来安値、高値、ストップ高とめっちゃ忙しい株価でしたね

引用元:株の王様ブログ

早くも曲がり角?

上場後の初決算となる2017年10月期については、増収減益(赤字転落)での着地となりました。売上も予想よりも低く、早くも成長鈍化が懸念されます。

主力のマーケティングオートメーション事業において売上が想定未達となっており、中途採用者の人材成長不足があげられていますが、それだけが理由というのは納得できないでしょう。

翌2018年10月期については一転してかなりの増収を見込んでいますが、ハードルが高いのではないかと指摘されています。

マーケティングオートメーション(導入費用)が617-479=1億3800万円増収というのはハードルが高くないか?と思うのです。

今年は減収の部分がここまで社員を教育したら反転できるのだろうか。

引用元:Kabu Berry

増収減益の決算、マーケティングオートメーション事業の減収、特損計上と、あまり良いところのない決算となりました。

それを織り込む形なのか、上場後から株価は右肩下がりとなっており、1年で株価は1/3まで落ち込んでいます。

総合評価

2017年1発目のIPOとして注目を集めましたが、上場ゴールの様相です。

2018年5月において、今期純利益が0の予想であることからPERは算出不可であり、PBRは9.15倍となっています。

上場から株価は1/3ほどになり、底堅くなってきた印象もありますが、現在の株価位置も根拠に乏しく、まずは2018年10月期の黒字化を見届けないことには、手出し無用と思われます。

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