総合商研(7850)

総合商研は、折り込み広告の企画制作が主力。年賀状印刷首位。第2四半期の比重大。北海道から本州進出。

株主優待は自社グループ商品または北海道特産品等です。

総合商研の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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年賀状印刷で業績伸ばす

事業内容

総合商研は、北海道を地盤として商業印刷、年賀状印刷、フリーマガジン等の広告・印刷業を行っている他、連結子会社である味香り戦略研究所にて商品開発・改良のコンサルや自社製品の開発・販売を行っています。

その他にも地方創生事業、イベント・プロモーション、クリエイティブデザイン、ITソリューションといった広告代理店業も手掛けています。

商業印刷

チラシ、カタログ、ポスター、DM、POP、出版物等を企画・デザインから印刷、発送までを一貫体制で行っています。

地盤の北海道では札幌工場と旭川工場で印刷しており、本州では2014年に新設された神奈川県の伊勢原工場で印刷しています。

年賀状印刷

30年以上の経験をシステム化した事業で、国内トップクラスのシェアを持っています。

名入れの年賀状および絵柄のみ印刷した年賀はがきパックともに印刷件数を伸ばしており、年賀状自体が減少している中で非常に健闘している事業です。

総合商研 年賀事業

http://www.shouken.co.jp/business/nenga/

フリーマガジン

札幌で配布数No.1(世帯カバー率87%)の地域密着生活情報誌「ふりっぱー」を自社メディアとして毎月発行しています。

味香り戦略研究所

世界で唯一、味の「見える化」によるコンサルを行っています。

ヒトの舌をモデル化した「味覚センサー」で味を数値化することでデジタルデータによる味覚戦略を提案しています。

サントリー酒類、イオントップバリュ等の有名企業とも、商品開発・改良を行っている実績があります。

また、ノウハウを活かして自社商品も開発・販売しており、鹿児島ハイボールや小麦粉不使用にもこだわったカレー等の高付加化価値商品を作り出しています。

財務はイマイチ

財務は拡大傾向にあるものの、成長投資のため営業CF<投資CFの状態が続いており、借入金が拡大しています。

2017年7月期においては、自己資本比率は26%となっています。

株主優待は自社グループ商品または北海道特産品等

株主優待は自社グループ商品または北海道特産品等がもらえます。

売買単位は100株ですが、優待は1,000株(10単元)以上となります。

  • 1,000株以上
    • 3,000円相当の自社グループ商品または北海道特産品
    • 年賀状早期印刷割引サービス(30%割引)

特産物は毎年変わりますが、魚介の缶詰・瓶詰セットが多いようです。

特産品は頻繁に変わりますが、魚介の缶詰・瓶詰セットが多く、毎回好評を得ています

引用元:楽しい株主優待&配当

2014年分の優待を紹介されています。

フレンチの巨匠三國清三推奨道産品 缶詰セットです。1缶70グラムぐらいで樺太鱒、ほたて貝柱、ほっき貝でした。

引用元:株主優待品 紹介

総合評価

印刷事業・年賀事業が好調で増益基調にあります。時価総額28億円の小型株ですが、財務がイマイチなのと、株主優待の魅力に乏しいため、個人投資家からは人気がありません。

2018年7月時点でPER13.9倍/PBR1.04倍となっています。1桁成長・財務イマイチという状態なので概ねフェアバリューである印象です。

株価は上場来高値圏にありますが、ここをブレイクできるほどの成長力やカタリストは無いように思われます。

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