ソーバルは、組み込みソフト開発の技術者派遣、請負中堅。キヤノン向け6割弱。Web系参入。M&A積極。
2017年2月期で7年連続増配です。業績は景気敏感ですが、健全な財務により配当・優待で株主還元しています。株主優待はクオカードです。
ソーバルの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
健全財務の人材派遣中堅
キヤノン向け6割
技術派遣を手掛けるソーバルの最大の顧客はキヤノンです。
1社に集中している不安感はありますが、超大手のキヤノンというところは安心できます。また、少しずつですがキヤノンの集中度合いは薄まってきているようです。
yahoo!ファイナンス の会社概要によると、キャノン依存度
6割台が、6割弱に改善されているようです。
業績は景気敏感ながら財務は健全
ソーバルは人材派遣業ということで景気敏感銘柄です。そのため、リーマンショック時は赤字に陥るなど業績にはブレがあります。
リーマンショック後は増収増益が続いており、好調を維持しています。そこでM&Aや新規事業(Web系)にも手を広げている状況にあります。
●業績は、ここ数年は増収増益が続き、好調。
●リーマンショック時は、赤字に陥るなど、業績は苦戦。
●派遣切りが問題になってように、景気悪化時のコスト調整弁となるため、業績は景気の影響が大きい。
財務は非常に健全で、無借金経営であり現金が積み上がっています。
●自己資本比率が7割台で、有利子負債ゼロと、財務面は安定している。
連続増配銘柄として
健全な財務を元に、株主還元として魅力的な配当を維持しています。
2017年2月期で7年連続増配を達成しており、配当利回りも3%前後にあります。正当に評価されており割安感は無いものの、配当・優待利回りは魅力的であると見なされています。
●現在の株価は、PBRやPERからみて、特に割安感はない。
●配当金は3%弱で、株主優待とあわせると、魅力的な利回り。
株主優待はクオカード
株主優待は、100株以上でクオカード500円相当、500株以上でクオカード2,000円相当です。
過去には2,000円相当のギフト商品だったこともありましたが、優待改悪された経緯があります。
数年前までは 2000円相当のギフト商品(東北名産品・新米等3種類より1つ選択)だったのですが、残念ながらそこからは改悪となりました。以下が現行の優待内容となります。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
総合評価
7年連続増配している実力と、配当・優待利回りを考えると、100株もしくは500株をホールドして、配当と優待を貰い続けるのは全く問題ないと思われます。
地味ながら成長力があって増配を続けてくれていますし、財務状態も極めて良好ですし、PF下位としては全く不満の無い銘柄です。これからものんびりとホールドして応援していく予定です。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
特に配当金に対する評価が高いです。
株価(1,264円):★★★★☆ 緩やかに上がっています
配当金(3.01%):★★★★★ 良いですね
優待内容:★★☆☆☆ 優待利回りは低いです総合得点(15点満点):11点
引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活
一方で、成長期待に乏しく、業績は景気敏感であることには不安感があります。
連続増配や高配当を目当てとするのあれば他にも良い銘柄はありますし、ソーバルにこだわりすぎる必要は無いように思います。
【 きびなごの格付け 】 C
〔A~Eの5段階評価で、Aが最高・Cが普通・Eが最低〕
・業績安定度:C
・財務安定度:A
・配当利回り:C
・割安度:D