ソフトブレーン(4779)

ソフトブレーンは、営業支援システムと店頭販促代行が2本柱。市場内の株取得でスカラ傘下に。宋文洲氏が創業。

株主優待はありません。

ソフトブレーンの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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買収に揺れるも、好財務・好業績の裏打ちあり

事業内容

ソフトブレーンは、営業力強化支援・マーケティング力強化支援・IT力強化支援により、顧客企業の営業・マーケティング課題を解決するBtoBビジネスを展開しています。

主力商品はCRM/SFA(営業支援システム)で、専任コンサルが導入から定着までサポートすることで定着率96%、導入企業4,500社となっており、国内ベンダーではシェアトップです。

この分野で世界トップはセールスフォースですが、国内ベンダーのトップとしてソフトブレーンが健闘しています。

世界規模で見るとSFAはセールスフォースのシェアが圧倒的ですが、国内ベンダーの中ではソフトブレーンが首位です。

5Cモデルの記事で書いたとおり、B2Bビジネスでは シェアが高い=競争優位性が高い です。業績を見ると、セオリーどおり業績が積み上がっています。

引用元:weboyajiの株式投資ブログ

その他にも、フィールドマーケティング事業、システム開発事業、出版事業を行っています。

フィールドマーケティング事業

全国の主婦を中心とした登録スタッフにより、店舗や拠点における営業・販売活動を支援する「リテールサポート」や、市場シェアや他社動向を調査する「フィールドリサーチ」、顧客満足度調査などのサービスを提供しています。

出版事業

ダイヤモンド社との間で、ダイヤモンド・ビジネス企画という合弁会社を作っており、営業及び販売促進に関する雑誌ならびに書籍の発行・販売を行っています。

ヒュージョンパートナー(現スカラ)による敵対的買収

2016年6月、当時ヒュージョンパートナー(現スカラ)による、ソフトブレーン株の大量買い付けが発表されました。

これにより株価は高騰するも、さらに買い付けを進めて45%以上の株式を握ったスカラは、ソフトブレーンを連結子会社化すると発表しました。

大株主の合計が30%程度であったため買収される可能性があったとはいえ、本当に買収されるのはなかなかないと指摘されています。

今になって思えば大株主の合計が30%程度というのは買収される可能性があったということになりますね。しかし、本当に買収するというのはなかなかないわけで本当にまさかだったと思います。

引用元:Kabu Berry

その後、ソフトブレーンとスカラは業務提携を模索するも、協議は打ち切りとなっています。

結局のところ、スカラとしては好財務・好業績の連結子会社を手に入れて連結したものの、実質的には支配できていない状況になっています。

スカラからソフトブレーンへは以下の条件により、様々な株主提案を取り下げることとなったそうです。配当性向30%のキャッシュカウの位置付けに落ち着いたようです。

現時点では、以下を条件にソフトブレーン社に対する株主提案を取り下げることになりました。
・株式保有割合が減少する資本政策を実施する時は、同条件で割合を維持する機会を与えること
・格別の資金需要が無い場合において配当性向 30%を目安として継続的に配当を行うこと

引用元:RYUの投資日記

好財務

リーマンショック時にはイマイチな財務まで落ちましたが、その後は順調にキャッシュを稼ぎ、現状では好財務です。

2017年12月期においては、実質無借金経営であり、自己資本比率は67%となっています。

借入金もほとんどなく財務は健全で、赤字一発で余剰金が飛ぶとは考えにくい状況となったと評価されています。

順調な推移が続いてます。2008~2010年あたりは余剰金マイナスに突っ込んでますね。ずいぶん資産も積み上げ赤字一発で余剰金が飛ぶというのはなかなか考え難いかも。借入金もほとんどなく財務も健全と言えそうですし。

引用元:大河の一滴

中期経営計画

ソフトブレーンは、2020年12月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表しています。

2020年12月期において、売上高112.5億円(年率+12%成長)、営業利益15.3億円(年率+17%成長)を目標値としています。

売上利益ともに2ケタ成長を続ける意欲的な目標となっています。

ソフトブレーンには業績向上のプレッシャーがかかっていると指摘されています。

大株主となっているスカラからの圧力か、それともスカラへの対抗心か。

いずれにしても、ソフトブレーンには業績向上へのプレッシャーがかかっています。

引用元:weboyajiの株式投資ブログ

総合評価

2016年にはスカラによる敵対的買収で株価が大きく動き、その後の2年間は業績続伸により上値を追っています。

2018年6月時点でPER24.2倍/PBR4.68倍となっています。中期経営計画の2桁成長が織り込まれた水準と思われます。

好財務・好業績でファンダメンタルズ的には言うことなしだと思いますが、中期経営計画の通りの成長を見せられないと指標的割高感から調整を余儀なくされそうです。

現状の評価は高い方であり、下値としてはPER10倍あたりと指摘されています。

今は自身としては高い方。ただ2014年までは足踏み色もあったような感じなので今はとても堅調そうもあり低い方のPER4台5台に簡単に突っ込むか?といえばなさそうではあるけど。10あたりも簡単には行かないだろうけど市況も絡めばあるかも。10ちょいくらいは下は可能性も見ておいたほうがよさそうでそういう意味では今週はすべて悩む感じになりそうです。

引用元:大河の一滴

株価上昇のカタリストが多く、PERを切り上げると評価されています。

ソフトブレーンのポイントをまとめると、

  • カタイ収益力
  • 追い風による業績拡大期待
  • 子会社IPOの可能性

という感じです。

少なくともPER25で640円くらいまではいけると見ています。

引用元:weboyajiの株式投資ブログ

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