総合メディカルは、調剤薬局上位。勤務医の転職支援、院内備品リースも。医療モール注力。18年10月持株会社移行。
株主優待は株主優待ポイントです。1年以上の長期優遇もあります。
総合メディカルの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
調剤薬局が主力ながら、医業支援事業に注力
事業内容
総合メディカルは、調剤薬局を主力としながら、医業支援事業に注力しています。
医業支援事業では、病院の経営支援や、継承開業支援の推進、医療・介護の拠点となる医療モールづくり等を行っています。
第40期 年次報告書より抜粋
調剤薬局の展開

第40期 年次報告書より抜粋
主力の調剤薬局事業においては、全国で687店舗を展開しています。
一部地域には店舗が無いものの、北海道から沖縄まで店舗展開しており、特に首都圏で多く展開しています。
M&A
2020年3月期に向けた中計では、成長投資として3年間で200億円を設備投資する他、別枠でM&A・連携も積極活用していく方針です。
病院内コンビニ事業参入
2018年3月、関東・中部・九州の病院にコンビニや売店80店舗を展開する文教(非上場)を買収することを発表しました。
買収額は数十億円と見られており、調剤薬局以外の事業ポートフォリオの拡大に努めています。
財務はそこそこ
財務の拡大と改善が継続していますが、設備投資にも積極的であり、借入金も着々と増加しています。
2018年3月期においては、キャッシュ145億円に対して借入金は197億円となっており、自己資本比率は40%です。
中期経営計画
総合メディカルは、2020年3月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表しています。
2020年3月期において、売上高1,600億円(年率+9%成長)、EBITDAマージン9%以上を目標値としています。
売上についてはオーガニック成長のみの目標値であり、M&Aも積極活用して上乗せを狙います。
初年度となる2018年3月期については売上高+10.8%で着地し、中計に対してオンラインの状況です。
株主優待は株主優待ポイント
2018年10月に持株会社へ移行するため、株主優待の継続については不明です。
2018年3月期における株主優待は、一律100株以上で、保有期間に応じて株主優待ポイントがもらえました。このポイントを利用して、PB商品やくらしと健康をテーマとした商品を選択できます。
- 1年未満
- 6,000ポイント(6,000円相当)
- 1年以上
- 11,000ポイント(11,000円相当)
- 3年以上
- 16,000ポイント(16,000円相当)
黒酢ドリンク+青汁はボリュームがあるとコメントされています。
総合メディカルから黒酢ドリンク+青汁がきました~。
引用元:あんこの株.club
3種類(3セット)が選択できると写真付きで紹介されています。
2017年の優待は3種類からの選択でした。
引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活
総合評価
調剤薬局が主力ながら、医業支援事業に注力しており、薬価改定の影響を減少させて安定的な成長を継続させることが期待されます。
2018年8月時点でPER19.8倍/PBR1.87倍となっています。薬価改定が重いものの年率2桁成長を織り込む水準です。
薬価改定の影響で2019年3月期は減益に沈むことが判明すると、株価は2018年1月を天井に下落トレンド入りしています。1Q決算は-40%営業減益ながら悪材料出尽くしの様相を見せており、反発局面入りが期待されます。
調剤薬局系の銘柄は収益がブレやすい欠点があるものの、総合メディカルは転職・開業支援部門が好調であることで業績が安定的に成長していると評価されています。
調剤薬局系の銘柄は国の調剤報酬政策の変更で収益がブレやすいところもありますが、総合メディカルは勤務医の転職・開業支援部門の好調などで、業績が安定的に成長しているのも加点ポイントと思います。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
配当金評価が低く、全体的にも評価は高くありません。
株価(4,930円)★★★★☆:右肩上がりです
配当金(1.12%)★☆☆☆☆:利回りは低め
優待内容 ★★★☆☆:6,000円相当の商品です
参考指標:PER 18.3倍、PBR 2.23倍
総合得点(15点満点):8点
※ データは2017年8月30日終値時のものです