SPKは、 自動車用補修・車検部品の国内外卸。建機組み付けも。配当性向50%上限に連続増配中。好財務。
株主優待はありません。
2018年3月期において20期連続増配です。
SPKの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
自動車部品の専門商社で20期連続増配を達成
事業内容
SPKは、伊藤忠商事の機械部より分離し、大阪で最初の外車・外車部品の販売を行う大阪自動車株式会社が大元です。
1992年にSPKへ商号変更し、2003年には東証1部へ昇格、2017年には会社創立100周年を迎えています。

第147期 中間報告書より抜粋
SPKは、1917年の創業以来、一貫して、自動車部品・産業車両部品の専門商社として、事業を展開してきました。得意先は1,000社超、仕入先は500社超の多くの企業と強固な取引関係を構築し、国内外で部品を供給しています。
国内事業
全国1,000社の自動車部品商を通じ、メーカー・モデルを問わず、あらゆる国産車・輸入車を対象に、補修部品・用品を提供しています。

第147期 中間報告書より抜粋
札幌から沖縄まで、全国19箇所の営業拠点を配置するとともに、顧客からはWEB経由でデータの提供・受発注を行っています。
海外事業
第147期 中間報告書より抜粋80ヵ国・350社以上の顧客に高品質な製品・サービスを提供しています。
シンガポール、マレーシア、タイ、中国広州、オランダ、ドバイには現地法人6社を構え、より地域密着のサポートや商品開発を推進しています。
連続増配銘柄として
SPKは、2018年3月期において20期連続増配を達成した、日本有数の連続増配銘柄です。
2019年3月期についても増配予定を発表しており、安定業績と好財務を活かして、高配当(連続増配)の達成を経営目標の1つに掲げています。
社長も連続増配に言及しており、今後も毎年増配されるのであれば文句なくポートフォリオに組み入れたいとコメントされています。
連続増配について社長からは「記念増配とかはしません。その代り毎年少しずつでも増配を目指します。」「増配していくことは企業としての責任だと考えております。」「連続増配は社員一同誇りに思っております。」と意思表明されています。今後も毎年着実に配当が増えるのであれば、文句なくポートフォリオに組み入れたい銘柄です。
好財務
僅かながら借入金が増加傾向にあるものの、それをネットできるキャッシュも保有しており、2018年3月期においては自己資本比率66%と好財務の状態が継続しています。
利益剰余金が積み上がっており、有利子負債の10倍弱と財務は良好とコメントされています。
自己資本比率は69%、利益剰余金が有利子負債の10倍弱と財務の良好。
引用元:日米株での配当金生活を目指して
総合評価
専門商社は意外に安定的な業績のところが多いですが、SPKは自動車部品の専門商社で20期連続増配を達成する安定成長銘柄です。
2018年8月時点でPER8.98倍/PBR0.83倍となっており、成長は見込まれていない印象です。
2016年中盤から2017年終盤まで上げてきた株価も、2018年に入ってからは下落トレンド入りしています。貿易戦争の影響・懸念もあるものと思われます。連続増配は継続するものと思われますが、現状の配当利回り2.56%は少し物足りない水準と思われます。