鈴木は、自動車電装品・電子部品のコネクターが主力。半導体装置や医療器具組み立ても。中国で生産。
2015年に株主優待を新設して以来、優待目的の個人投資家に人気があります。株主優待は地元名産品です。
鈴木の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
好財務の部品メーカー
電子部品コネクタと自動車電装部品コネクタが2本柱
鈴木は、電子部品コネクタと自動車電装部品コネクタを2本柱とする部品メーカーです。
モノ作りNo.1を掲げ、その技術力をもってして、売上を伸ばしています。
景気変動の影響を受けやすく、リーマンショック時には赤字に転落しています。その後も、売上は右肩上がりにありながら、利益成長が追いついてこない状態が続いています。
それでも、2012年には東証2部昇格、2014年には東証1部昇格と着々とステップアップし、株価は右肩上がりとなっています。
医療器具の生産増大
主力事業が景気変動の影響を受けやすいため、収益安定化を目指して医療器具部品の生産を増大させる見込みです。
2020年4月からの可動を目指して新工場建設へ12億円を投資することが発表されました。
前者の生産量は2倍となり、5年後をめどに医療器具部品事業の売上高を2倍の40億円まで増やす計画です。
好財務
営業CFの範囲内で投資CFを賄っており、FCFを生み出すことで現金を積み上げています。
そのため、実質無借金経営となっており、自己資本比率は65%に達しています。
部品メーカーとしてはかなりの好財務と言えます。
自己資本比率は6割台で、「現金等>有利子負債」と、財務面は安定的です。
現在の株価は、PBRは1を下回っており、資産面で割安感があります。
株主優待は地元名産品
株主優待は地元である長野県の菓子詰合せです。
- 100株以上 1,500円相当
- 1,000株以上 2,500円相当
配当・優待利回りが良いこともあり、個人投資家には人気があります。
地元愛を感じるし、配当利回りも1.42%で、この名産品が好きなので、
優待がなくならない限り、長期保有です。
引用元:大好き! 株主優待
総合評価
2018年6月時点の総合評価
好業績・好財務・小型株と個人投資家好みと思われますが、既に東証1部であるため、株価上昇カタリストには乏しいです。スマホ生産減速の影響も受けそうです。
PER11.2倍/PBR0.93倍となっています。指標的には割安感がありますが、利回りが低いため、配当・優待を狙ってホールドするのもイマイチです。
2017年8月時点の総合評価
好財務でPBR的に割安感があり、配当・優待利回りが良いことから、優待を目的とした長期保有する個人投資家が多いようです。
一方で、本業の分析や、利益成長の想定に関するブログは皆無で、そのような期待はされていない銘柄です。
個人投資家ブログの総合評価
指標的に割高感がない一方で利回りが高いため、ポートフォリオ下位としては十分と評価されています。
鈴木は指標的にも高くないですし、まずまずの総合利回りも出ていますし、PF下位としては十分に良い銘柄であると評価しています。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
財務安定度が高評価ですが、他は普通評価となっています。
【 きびなごの格付け 】 C
〔A~Eの5段階評価で、Aが最高・Cが普通・Eが最低〕
・業績安定度:C
・財務安定度:B
・配当利回り:C
・割安感:C