シュッピン(3179)

シュッピンは、カメラを軸に専門性高い商材の中古品や新品をネットと店舗で販売。会長はソフマップ創業者。

株主優待は優待券です。2年以上の継続保有で長期優遇があります。

全社的な成長力は物足りないものの、ECサイトと実店舗の両輪で大きく成長しており、グロース株に分類します。

シュッピンの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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リユース業界の勝ち組

事業内容

シュッピンは、中古品と新品をECサイトおよび実店舗で販売しています。

専門的な商材を取り扱っており、その商材ごとにECサイトおよび実店舗を持っているのが特徴的です。

メイン商材はカメラであり、MapCameraのブランドでECサイトおよび実店舗を展開しています。

カメラの他にも、時計のGMT、筆記具のKINGDOM NOTE、ロードバイクのCROWN GEARSを事業化しています。

どの商材も順調に成長していますが、ロードバイクだけは苦戦しています。

自転車事業以外は増収増益を確保。自転車事業は2ケタの増収ではありますが、値引きによる粗利益率低下と販管費の増加で赤字幅は拡大。ただ、業績への影響は軽微な事業なので今はあってもなくてもと言う感じです。この事業だけはなかなか上向きになりませんね。

引用元:たぐまるの株日記

認知度向上型で成長

シュッピンは実店舗をいくつも出店することはなく、ECサイトの認知度を向上させることで成長しています。

中古品を取り扱っていることで、新品が高くて買えない層にもリーチでき、新品を買う場合でも下取りをすることでお得に新品を手に入れることができます。

ライバルとすればカメラのキタムラくらいではないかとコメントされています。

家電量販店とは棲み分けができていますので、ライバルとは言えません。大きなライバルとしては、カメラのキタムラのネット販売くらいでしょうか。

引用元:ゆうゆー投資法

通常の小売のように店舗数を増やすのではなく、EC事業を成長させていくことができるかどうかが重要であると指摘されています。

通常の小売り事業のような多店舗展開による売上増は、店舗を本店しか持たないゆえ見込めません。

引き続きEC事業を成長させていくことができるかどうか、適正な粗利率を確保できるかどうかが重要です。

引用元:野獣株投資

投資続く

シュッピンはECサイトの認知向上、利用者の取引拡大を行うため、ECサイトへの投資を続けています。

サイトのトップページをパーソナライズ化することでコンバージョン率を向上させたり、入荷お知らせメール、欲しいリストなど、利用者が便利に感じる機能を充実させています。

今後も、商品画像を動画に切り替えていく等の投資が続く見込みです。

財務は一定水準

上記のような投資や、中古品の買取による在庫増加もあるため、財務的には一定水準の自己資本比率が続いています。

2018年3月において、自己資本比率は49%となっており、問題のある水準でもありません。

営業CFはきちんと出ているものの、それ以上に投資CFとして利用しているため、借入金も含めた財務拡大が続いています。

中期経営計画

シュッピンは、2021年3月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表しています。

2021年3月期において、売上高471億円(年率+15%成長)、経常利益28.5億円(年率+23%成長)を目標値としています。

引続き、カメラ事業および時計事業が高成長する見込みです。

非常に優秀な成長が続く見通しとなっていますが、よりマイルドな成長と見た場合でも株価はまだ上値を追えると算定されています。

22.3期EPSを85円、評価PERを25倍として、
新たな目標株価を2120円としています。

EPSの伸長は中計開示のラインよりマイルドにCAGR18%を堅持しています。

引用元:中長期投資の練習記録

株主優待は優待券

株主優待はシュッピンの運営するECサイトまたは店舗で利用できる優待券です。

この優待券は商品購入時に5,000円割引として使える他、売却時(買い取ってもらう時)5%上乗せとして使用できます。

  • 100株以上    1枚
  • 300株以上    2枚
  • 1,000株以上   3枚
  • 10,000株以上 5枚

カメラ、時計、筆記具、ロードバイクとどれも効果でマニアックな商材であるため、自分の趣味にあっていないと株主優待は使いにくいとコメントされています。

シュッピンの株主優待は、カメラが趣味の方にとっては良い優待かと思うのですが、カメラに興味がない方にとっては中々使い道を考えるのが難しい優待です。

引用元:株式投資でセミリタイアを目論むサラリーマンのブログ

総合評価

ここ数年、個人投資家から人気を集めている銘柄の1つではないでしょうか。

実店舗は増やさずに、ECサイトと実店舗の両輪で大きく成長しており、今後も成長が続く見通しです。

2018年5月時点でPER30倍/PBR8.68倍と高評価を得ており、リユース小売業というよりIT企業という位置付けの評価と思われます。

中期経営計画に沿った成長が確認できれば、株価もそれについて上値を追いかける展開が続きそうです。

指標的には高いものの、月次が絶好調で成長力が高いと評価されています。

シュッピンは指標的には極めて高いですが、現在のところ月次が絶好調で成長力が高く、そのためグロース系の個人投資家に急速に人気が出てきています。これからの成長を楽しみにしながらのんびりとホールドしていく予定です。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

リユース各社が苦戦する中で、シュッピンは非常に好調だと評価されています。

現在、リユース各社は苦戦していますが、ここは非常に好調で三四半期連続の増収増益。中国人による爆買いが~と言われて買われ始めた印象の株価も、爆買いが無くなった今でも高値維持しているのは、それがなくても伸びて行ける会社との評価が固まったからなのかなと言う印象です。

引用元:たぐまるの株日記

シュッピンに対抗できる方法が思いつかないと4.0の高評価をされています。

使い勝手の良さ、高い買取、安い販売で順調に会員(ファン)を増やしています。カメラ好きが、ここのサイトで「売っては買って」を楽しんでいる様子が目に浮かびます。決してボロ儲けできるビジネスではありませんが、この企業に対抗できる方法が思いつきません。順調な成長が期待でき、永く付き合える株だと思います。評価は4.0です。

引用元:すぽさん投資ぶろぐ(旧サイト)

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