ティーガイア(3738)

ティーガイアは、携帯販売代理店最大手。08年に商社系大手2社が合併。光回線販売や国内外で決済サービスも。

株主優待は年2回(3月9月)でクオカードです。長期優遇制度もあります。

ティーガイアの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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本業よりも気になるクオカード関連

携帯電話販売事業

ティーガイアの本業は携帯電話販売事業です。キャリアショップの運営を直営・FCで行っています。

成熟産業である携帯電話販売事業において、ティーガイアは45%を占めるトップシェアです。

携帯電話販売事業は成熟産業であると認識しています。当社は第一位であり、45%近いシェアを保有しています。

引用元:ミドル投資ブログ

2017年12月末時点でのショップ運営数は以下の通りです。

  • ドコモ      :282
  • au       :425
  • ソフトバンク   :445
  • ヤフーモバイル:61
  • UQ       :25
  • 楽天     :14

大手キャリア、MVNOともに運営しています。

最大手のドコモのショップ数が比較的少ないのが特徴的です。

成熟産業での次の手

大手キャリアも含めて携帯電話業界は成熟産業であり、成長があまり期待できません。

そこで昨今では携帯電話以外のモノ・サービスを販売することに注力しています。

大手キャリアとしても周辺事業を伸ばしたい思惑があり、顧客との接点を持つティーガイアと連携して成長を模索している状況です。

印象的だったのが「我々は2年に1回エンドユーザへ商売する機会がある。時代に合わた商材のセールスが可能である」との言葉。事業的にも周辺事業の魅力は薄いと思われがちですが、不動産代理店や保険代理店等が淘汰、M&Aされ、エンドユーザ向けの総合代理店として当社が生き残る未来も少しは想像できました。

引用元:ミドル投資ブログ

気になるクオカード動向

株主優待について

本業よりも個人投資家から注目されているのがクオカードに関する動向です。

2017年2月、ティーガイアは優待をギフトカードからクオカードに変更しました。

ティーガイアの株主優待が、自社専用のギフトカードからクオカードに変更されました。使える場所が増えたので、投資家にとって便利になりました。

引用元:ど素人の株ブログ

次に、2017年10月、ティーガイアは株式会社クオカードを子会社化しました。

クオカードは優待でも馴染み深く、クオカードを会社ごと買ったティーガイアは個人投資家から注目を集めました。

株主優待がクオカード3千円のティーガイア、クオカード社を子会社に

引用元:市況かぶ全力2階建

そして、2018年2月、株主優待の変更を発表しています。改悪・拡充の2つの見方ができますが、長期優遇制度を取り入れることは正しい方向性ではあります。

もともと3月末に3,000円相当のQUOカードがもらえていたので、
1年目にとっては改悪ですね。
300株以上の保有者には拡充となりますね〜。

引用元:たっつんの株主優待と高配当株投資

クオカードを子会社化したことで、より優待が拡充されることを期待する声もあります。

あくまで理想ですが,子会社化したクオカード社から優待分のQUOカードを安く仕入れて優待の大幅UPになれば大幅高が狙えるんじゃないかなあと思います。

引用元:高配当株と株主優待でセミリタイアを目指す

決済分野での成長について

ここまではクオカードと優待の関係のみですが、ビジネスにおける効果も当然狙っています。

ティーガイアは「デジタル版QUOカードの創出」を掲げており、決済分野での成長を目指しています。

また、短期的な利益になりますが、使い残しのカード退蔵益計上を2019年3月期に30億円程度行う見込みであり、まるで埋蔵金の発掘のようです。

株主優待はクオカード

株主優待は年2回(3月9月)で、保有株式数と継続保有年数に応じてクオカードがもらえます。

  • 3月
    • 1年未満
      • 100株以上 1,000円相当
    • 1年以上
      • 300株以上 2,000円相当
  • 9月
    • 1年未満
      • 100株以上 1,000円相当
      • 300株以上 2,000円相当
    • 1年以上
      • 100株以上 2,000円相当
      • 300株以上 3,000円相当

総合評価

携帯電話業界は成長余地が小さいですが、大手キャリアも周辺事業の強化を進めており、そのためにはキャリアショップを運営するティーガイアに頼らざるを得ません。そのため、収益の大幅減は考えにくく、安定してキャッシュが稼げる体制はそう揺らがないと思われます。

株価は右肩上がりを続けて、2018年3月時点でPER15.5倍となっていますが、高ROEの経営力は未だ見直し余地があるものと思われます。

大きな成長は見えませんが、年率数%の利益成長と株主還元により、年10%程度の株価上昇を見込みます。

顧客接点を持つことが強みであり、株価が割安になったときは買いたいと評価されています。

エンドユーザ向けの総合代理店として当社が生き残る未来も少しは想像できました。当面は業績の伸び悩む可能性があるかもしれません。超長期には代理店ビジネスの雄として生き残る可能性もあり、株価が割安になった時はぜひ買いたい企業と感じました。

引用元:ミドル投資ブログ

利回りも高く、株価も上がっているということで高評価です。

株価(2,145円)★★★★☆:どんどん上がってきています
配当金(2.56%)★★★★☆:連続増配
優待内容 ★★★★☆:株価が上がり優待利回りは低下/li>
参考指標:PER 11.7倍、PBR 4.0倍
総合得点(15点満点):12点
※ データは2017年6月25日終値時のものです

引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活

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