タチエスは、独立系自動車シート大手。ホンダ、日産向け中心。米ジョンソン、米リア等と提携し世界展開。
株主優待はクオカードです。
タチエスの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
自動車シート大手
事業内容
タチエスは独立系自動車シート大手で、ホンダと日産向けが中心ですが、独立系ということでトヨタや三菱にも販売しています。
売上はホンダと日産で二分していて若干ホンダの方が多いかなという感じです。トヨタや三菱とも取引があるということは性能が良い証なのかもしれませんね。
引用元:KabuBerry
国内と海外の売上比率は半々くらいであるものの、利益に関しては中国に偏っています。
利益になりますと大幅に中国に偏っています。人民元安円高が最近まで続いているのに利益がしっかりでているのは何か対策をうったのかもしれませんね。
引用元:KabuBerry
中期経営計画
タチエスは、2021年3月期を最終年度とする4ヶ年の中期経営計画を発表しています。
2021年3月期において、受注ベースで+30%の拡大、営業利益率7%を目標として掲げています。
2017年3月期においても営業利益率は3%程度しかありませんので、営業利益率7%というのは非常に高い目標だと考えられます。
ただし、前回の中期経営計画でも営業利益率7%を掲げながら全く達成できなかった経緯があり、信頼性に欠けるものと思われます。
株主優待はクオカード
株主優待は保有株式数に応じてクオカードがもらえます。
- 100株以上 2,000円相当
- 1,000株以上 5,000円相当
過去には中間期(9月)にも1,000株以上で1,000円のクオカードがもらえましたが、2017年11月にこれは廃止され、期末(3月)のクオカードが1,000円増額されました。
勘違いされた方もいらっしゃったようなので、上記の変更は良い改善・拡充ではないかと思います。
中間期はなんと1,000株以上でしか1,000円分のクオカードを貰えません。
引用元:うんとしあわせになろう
総合評価
中期経営計画は全く信用できず、業績は自動車メーカー次第(景況感次第)のシクリカル銘柄です。
長期ホールドには向いておらず、優待配当利回りもイマイチであることから、あえて手を出す必要はないと思われます。
利回りが低めであるため総合評価は△となっていますが、のんびりホールドすると言及されています。
タチエスは割りと実力のある銘柄でPF中位でホールドしていくのに特段の不安はありませんが、もう少し配当・総合利回りが高かったらもっと嬉しいのになあ、と思いながらのんびりと保有しています。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌