タカキタは、飼料系農機が主で風力発電用軸受けも。クボタ、井関農機、ヤンマー等と資本提携。収益上期集中。
株主優待はクオカードです。
タカキタの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
9割の農業機械事業と1割の軸受事業
事業セグメント
タカキタは、2つの事業セグメントを持っています。
1つ目は売上・利益の9割を占める農業機械事業です。飼料用農機や除雪作業機を扱っています。
2つ目は売上・利益の1割を占める軸受事業です。これは風力発電用の大型軸受です。
風力発電はクリーンエネルギーということで一時注目されていましたが、2017年3月期には受注減少を見込むようになっており、やはり従来通り農業機械がメインと考えた方が良さそうです。
製造業でありながらも、農機は比較的業績が安定すると評価されています。
製造業ですが、農機や風力発電向けが主力なので、業績は比較的安定しそう。
農業関連のTPP銘柄といった側面もある銘柄です。
中国市場で成長を目指す
2016年10月に中国に合弁会社を設立し、中国市場での成長を目指しています。
人口の違いからも明らかなように、中国には、日本と比べると膨大な顧客が存在しており、中国市場での成長が今後のタカキタを左右しそうです。
中期経営計画
タカキタは、2023年3月期を最終年度とする10ヵ年の中期経営計画を発表しています。
FIRST STAGEと位置付けた2013年4月~2016年3月では、計画を上回る売上・営業利益を上げています。
次なるSECOND STAGEとして、2019年3月期において、売上高76億円(年率+5%成長)、営業利益7.7億円(年率+5%成長)を目標値としています。
最終的には、2023年3月期に売上高100億円、営業利益率10%(=営業利益10億円)を目指すとしています。
株主優待はクオカード
株主優待は保有株式数に応じてクオカードがもらえます。
- 100株以上 500円相当
- 1,000株以上 1,000円相当
優待到着の様子です。
タカキタから株主優待のクオカード500円分が届きました
総合評価
2015年に東証1部へと昇格してしまったことで、個人投資家からの注目は薄れた印象です。
購入単価が低めであるため、1単元をホールドして配当+優待を貰うことには問題ありませんが、まとまった投資をするには成長確度・成長期待がイマイチだと思います。
とはいえ、中国市場はもとよりアジア全体でも農機は必ず必要となりますし、どこまで需要を取り込めるかが注目されます。
割高感もなく、財務状態も良いと評価されています。
タカキタは指標的な割高感も特にありませんし、財務状態も良いですし、PF下位としては十分に良い銘柄であると評価しています。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
すべて普通のC評価となっています。
【 きびなごの格付け 】 C
〔A~Eの5段階評価で、Aが最高・Cが普通・Eが最低〕
・業績安定度:C
・財務安定度:C
・配当利回り:C
・割安度:C
全体的に評価は良くはありません。購入単価が低いことが良いところと指摘されています。
株価(521円)★★★☆☆:上がりそうな感じがしません
配当金(1.34%)★★☆☆☆:少なめ
優待内容 ★★☆☆☆:利回りは標準レベル
参考指標:PER 15.1倍、PBR 1.2倍
総合得点(15点満点):7点
※ データは2017年4月24日終値時のものです