宝印刷は、上場企業のディスクロージャー事業大手。上場準備から継続開示までカバー。IR支援も拡大。
株主優待は「選べるギフト」で長期優遇制度もあります。
宝印刷の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
株主還元強化が期待されるディスクロージャー事業大手
ディスクロージャー事業
ディスクロージャーとは、経営内容の情報公開・情報開示を指します。
宝印刷は上場企業のディスクロージャーやIRに関わるコンサル事業を行っており、紙物の制作・印刷、ソフトウェアの開発・販売、セミナーの開催、書籍の出版などまで手掛けています。
IPOの目論見書等も手掛けており、証券会社同様に株式市場への感応度が高い銘柄と指摘されています。
当社は証券会社同様に株式市場への感応度が高い銘柄であり、6月に急落局面はあったものの、米大統領選以降は相場が持ち直したことで、通期では期初の予想水準を確保して落着しました。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
財務は鉄壁
事業柄、大きな設備投資は必要がなく、キャッシュを稼ぎ続けているため、無借金経営が続いており、財務は鉄壁の状態です。
2017年5月期においては、無借金でかつ66億円のキャッシュを保持しており、自己資本比率は73%となっています。
株主還元強化への期待
上記のようにキャッシュが余っている財務環境であり、配当性向50%としながら増配を行ってきました。
それに加えて、ROE目標を達成するためには自社株買いを繰り出してくる可能性があると指摘されています。
株価水準が切り上がって配当利回りも下がってきた現状においては、中期的なROE目標である9%(現在は8.3%)に向けて、自社株買い等を繰り出してくる可能性もあるように思います。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
中期経営計画
宝印刷は2020年5月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表しています。
2020年5月期において、売上高191億円(年率+8%成長)、営業利益19億円(年率+11%成長)を目標値としています。
しかしながら、1年目となる2018年5月期については、予算段階から控えめな増収増益となっており、1Q進捗は減収減益と進捗も悪い状態です。
中計期間における業績モメンタムのわりに今期予算のショボさと進捗の悪さが気掛かりですが、招集通知のカラー化やweb招集ツールの拡販による受注単価アップや、アニュアルレポートに代わる統合報告書の拡販を図ります。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
株主優待は「選べるギフト」
株主優待は保有株式数と継続保有年数に応じて「選べるギフト」が貰えます。
- 3年未満
- 100株以上 1,500円相当
- 2,000株以上 3,000円相当
- 3年以上
- 100株以上 2,000円相当
- 2,000株以上 3,500円相当
3年以上とハードルは高めにも関わらず、500円アップ程度では物足りない気がします。
とはいえ、「選べるギフト」は、個人投資家には概ね高評価です。
今日は私が過去に戴いた宝印刷の優待品をなんと「全て」見て行きましょう。たくさんあるので凄い勢いで行きますよ。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
100株なので、1,500円相当です。
カットできちゃうバターケースとテーブルクーラーで悩みました。
宝印刷から選択した株主優待が到着しました。缶詰のおつまみセットです。ちょっと高級そうな感じです。
総合評価
配当・優待が良く、財務も鉄壁であるため、優待を目的にホールドしてよい銘柄だと思います。
中期経営計画の達成は未知数であるため、成長期待はあまり無い状態です。
優待・利回り・財務を高評価されています。
宝印刷はレアで稀少な5月優待、鉄壁の財務、高い総合利回りを誇る3拍子揃った魅力的な銘柄です。これからも現行の優待制度が続く限りはのんびりとホールドして応援していく予定です。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
配当・優待の評価が高く、総合得点も高い評価です。
株価(1,636円)★★★☆☆:やや停滞気味
配当金(3.06%)★★★★★:いいですね!
株主優待 ★★★★☆:なかなかいい商品が載っています総合得点(15点満点):12点