タカラトミーは、玩具大手。06年タカラ吸収合併。『トミカ』等定番品多い。11年買収の米国玩具大手立て直し途上。
株主優待は年2回(3月9月)で商品割引や3月のみ自社製品等です。
タカラトミーの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
業績はヒット策次第の玩具メーカー
事業内容
タカラトミーは、2006年に玩具メーカーのタカラとトミーが合併して誕生しました。
自動車型の玩具であるトミカや、電車型の玩具であるプラレール、リカちゃん人形等の玩具を製造・販売しています。
業績はヒット作次第
業績は安定的とは言い難く、売上・利益ともに増えたり減ったりとブレが大きいです。2013年、2015~2016年には最終赤字に陥っています。
玩具という商品柄、トレンドやブームによって業績が左右されやすいと考えられます。
ヒット商品が出るか出ないかに左右されるとコメントされています。
利益もヒット商品が出るかに左右されるのか高収益と低収益を繰り返すようなところが。
引用元:大河の一滴
ここ最近の注目作を紹介されている個人投資家ブログもあります。
アニメ放映もしていたシンカリオンに注目されています。
もはやタカラトミー内では主力になっているのではないでしょうか。
そこにきて、今度はエヴァンゲリオンとのコラボが発表されています。
引用元:サラリーマン株式投資による株ブログ ゲーム株で儲けたい!
プリントスという商品がヒットしていると知り、調べてみるとそれを製造・販売しているのがタカラトミーだったとコメントされています。
出社前にZIP!という情報番組を観ていて、持ち運びできてスマホの写真を簡単にプリントできる「プリントス」という商品が若い世代の女子に人気でみんな持っているとのことでした。
引用元:凡人サラリーマンの投資のすすめ
海外進出
少子高齢化の日本だけでは成長機会に乏しいため、海外進出を図っています。
特に2011年にはアメリカの玩具メーカーRC2を524億円で買収していますが、未だ立て直し途上とされています。
この海外事業が、収益面で安定して貢献するには、まだまだ課題が多く、時間がかかるようです。
2018年3月時点で海外売上比率は37%に留まっており、全体としては伸び悩んでいます。
それでも、韓国・香港・アイワンなどアジア地域ではローカルマーケティングの強化により売上は成長しています。
財務はイマイチ
RC2買収に伴って借入金が増加したことで財務が悪化しています。ここ数年はFCFを創出し、財務改善に充てており、2018年3月期においては自己資本比率40%となっています。
中期経営計画
タカラトミーは、2021年3月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表しています。
2021年3月期において、売上高1,900億円(年率+2%成長)、営業利益140億円(年率+2%成長)を目標値としています。
会社側としても安定成長というよりは、ボラリティのある成長を認めつつ、玩具のトレンドを掴みさらに大きな収益を確保するとしています。
株主優待は自社製品等
株主優待は年2回(3月9月)で商品割引や3月のみ自社製品等がもらえます。
- 3月9月
- 自社オンラインショッピングサイトでの商品購入割引
- 1年未満 10%割引
- 1年以上 30%割引
- 3年以上 40%割引
- 自社オンラインショッピングサイトでの商品購入割引
- 3月
- 自社製品
- 100株以上 「トミカ」2台セット
- 1,000株以上 「トミカ」4台セット
- 2,000株以上 「トミカ」4台セット+「リカちゃん」1体
- 自社製品
自社製品
株主優待でもらえる「トミカ」は市販されていない限定モデルです。
数あるタカラトミーの商品のなかでも人気の定番商品は「トミカ」です。
株主優待では、市販されていない限定モデルのトミカが貰えるので、ちょっとした株主だけの優越感を味わえます。
毎年の優待は公式WEBサイトで紹介されています。(→こちら)
同社の株を保有してから4年目になり、頂いたトミカも増えてきました。
年ごとに写真を撮って紹介しようかと思いましたが、公式サイトにちゃんと載ってたので興味ある方はそちらをご覧ください。
引用元:楽しく堅実に資産を増やしたい
「トミカ」より、ヤマト運輸のミニカーの方が精巧だと指摘も。
デザインはいいけど、やっぱりヤマト運輸のクロネコポイントでいただけるミニカーの方が精巧にできてます
引用元:ハルクの株主優待&株主総会日記
商品割引
タカラトミーのオンラインショップでは、玩具の他にも、子供の日用品やアパレルが販売されており、商品割引の株主優待も非常に重宝していると評価されています。
タカラトミーの商品で、思った以上に高評価だったのが、Tシャツやズボンなどのアパレルです。
総合評価
2017~2018年3月期の業績が好調でしたが、今期は減益に陥る模様です。もともと業績はヒット作次第でブレがあるため、タカラトミーに投資するには上手くヒット作をキャッチできるアンテナが必要となりそうです。
2018年7月時点でPER13.9倍/PBR1.50倍となっています。減益想定を受けて株価は急降下しています。
株主優待は人気ですが、玩具業界のヒットやトレンドを見越して投資するのは非常に難易度が高いです。優待を貰うための長期ホールド以外は、あえて触る必要は無いと思われます。
業績が落ち込んでくるなら今の水準も厳しいかもしれないと指摘されています。
直近大きく株価落としたところでいまのところ大きく業績が傷ついているわけでもないけどどうか。過去から見ればまだPBRは高いと言える水準で業績が落ち込んでくるなら今の水準も厳しいかもしれない。
引用元:大河の一滴