高島屋は、 東京、大阪等全国展開する老舗百貨店。シンガポール店とSC子会社・東神開発の寄与大きい。
株主優待は年2回(2月8月)で株主優待カード(10%割引)です。
高島屋の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
首都圏・関西圏主力の老舗百貨店
事業内容
高島屋は、百貨店業を主力として、不動産業、金融業、建装業などを行っています。
売上の大半を百貨店業であげていますが、営業利益では百貨店業と不動産業が2本柱です。
事業別の売上比率がこちら。
百貨店業で87%と圧倒的です。
事業別の営業利益比率がこちら。
百貨店業がトップながら比率は40%になっています。続いて不動産業や金融業のウェートが大きくなっており、この2つは売上が小さく、営業利益が大きい(高利益率)事業となっています。
首都圏や関西圏中心に展開する百貨店業
店舗展開
主力の百貨店業は首都圏と関西圏を中心に、国内外に店舗を展開しています。

https://www.takashimaya.co.jp/corp/info/outline/network.html
首都圏では日本橋店、新宿店、横浜店が主力店舗であり、関西圏では大阪店と京都店が主力店舗となっています。
中京圏については名古屋駅直結のジェイアール東海高島屋があるものの、持分法適用会社であるため収益貢献は小さいです。(他の主要株主はJR東海、中部電力、東邦瓦斯、トヨタ自動車等)
また、海外にも出店しており、上海、ホーチミン(ベトナム)、サイアム(タイ)、シンガポールの4店舗を展開しています。
店別売上比率

https://www.takashimaya.co.jp/corp/info/outline/network.html
国内百貨店の売上については、首都圏の日本橋店、新宿店、横浜店、および関西圏の大阪店と京都店の5店舗で約4分の3(75%)を占めています。
財務はそこそこ
業績は横ばい傾向ですが、営業CFはプラスで積極的に投資も行っており、財務の拡大が続いています。
2018年2月期においては、キャッシュ995億円を保有しているのに対して借入金は1,752億円となっており、自己資本比率は42%となっています。
借入金が大きく、自己資本比率も50%割れですが、長年に渡ってほとんど同じような状態をキープしており、財務的には悪くないと思われます。
株主優待は株主優待カード(10%割引)
株主優待は年2回(2月8月)で株主優待カード(10%割引)がもらえます。
- 100株以上 上限30万円
- 500株以上 上限なし
2018年7月に、株式分併合(2→1)と株主優待制度の変更が発表されました。これによって新しく100株以上でも株主優待カードがもらえるようになりました。
この優待については2019年2月から適用となります。
10%割引
株主優待カード(10%割引)については、使用の制限がなく、セールでもさらに10%割引してもらえます。
使用制限がなくシンプルなので、デパート系の優待で最も使いやすいとコメントされています。
高島屋の優待カードに慣れると他のデパートの優待は使い難く感じます。
利用限度額があるところはいちいち金額を意識しなければならないし、
セールや食料品での割引率が異なる場合、覚えておくのも面倒。
その点高島屋の優待カードはいたってシンプル。
とにかく全部10%オフ、限度額なし、とだけ覚えておけばよいのですから。
また、高島屋の友の会と併用することでもっとお得になります。友の会とはざっくり言うと毎月一定額を積み立てると1年間で13ヶ月分の金額のお買い物プリペイドがもらえる仕組みです。
例えば、1万円ずつ積み立てると、1年間で12万円を積み立てて、13万円のお買い物プリペイドがもらえます。
高島屋でよく買物をする方であれば友の会と株主優待を併用するとお得です。
高島屋の株主優待&友の会をコンボで満喫
引用元:待つことだけが人生だ
高島屋(8233)の株主優待を使いつつ、タカシマヤ友の会カードで払えるということは・・・
引用元:投資モヤモヤ生活日記
有料文化催事が無料に
また、この株主優待カードを提示することで有料文化催事に3名まで無料入場することができます。
10%割引も嬉しいとしつつも、それ以上に有料の文化催事に無料で入れるのが大きいと評価されています。
デパートの株主優待カードがあると高級ブランド品の多くが10%引きになるのが嬉しいですし、それ以上に有料の文化催事に無料で正々堂々と忍び込めるのが大きいと個人的には感じています。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
総合評価
首都圏と関西圏が主力で海外にも展開する老舗百貨店です。
2018年7月時点でPER17.6倍/PBR0.74倍となっています。成長期待がなく停滞している評価である印象です。
株価は2012年末~2013年前半にかけて急騰し、そこからは上下するものの概ね横ばいです。成長期待に乏しく、優待目当て以外では個人投資家はスルーと思われます。