タマホーム(1419)

タマホームは、注文住宅会社。ロードサイド型独立店を積極展開し大々的な広告で集客。分譲など周辺にも展開。

株主優待は年2回(5月11月)で、自社グループ利用優待券またはクオカードです。

タマホームの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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知名度が高い注文住宅会社

2013年 IPO

タマホームは、2013年にIPOで東証1部へ上場しました。

公開価格980円に対して、初値1,700円(+73%)という好調なスタートとなりました。

しかし、上場後の株価は奮わず、右肩下がりを続け、2016年には400円割れまで売り込まれました。

ローコスト住宅と知名度が強み

タマホームは、ローコストの注文住宅建設会社です。

年収300万~700万円の層に対して、1,500万円~2,500万円程度の注文住宅を販売しています。

施工の直接管理による業務効率化や中間マージンのカットにより、高品質を維持したまま住宅の低価格化に成功しました。

引用元:1からはじめる初心者にやさしい株入門

その一方で、メディアでの認知向上も多く行っており、キムタクを起用してTVCM等によるメディア展開を行いました。これにより知名度はかなり高いと思われます。

タマホームは積極的なメディア展開を利用し、店舗や展示場で実際に自社の家づくりに触れてもらうことで住宅価格適正化という同社の理念を広めています。

引用元:1からはじめる初心者にやさしい株入門

中期経営計画

タマホームは、2018年5月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表しています。

最終年度において、売上2,012億円(年率+10%成長)、営業利益71億円(年率+46%成長)を数値目標としました。

売上はともかくとして、営業利益に関しては、かなり野心的な目標に思えます。

達成に向けた戦略として、従来のローコスト注文住宅だけでなく、価格帯が上となる注文住宅を伸ばすことを掲げていました。

しかし、2017年5月期の決算にて進捗が思わしくなく、中期経営計画の下方修正が発表されました。

売上については、従来の2,012億円から1702億円(15%減)となりました。

営業利益については、従来の71億円から40億円(44%減)となりました。

最終年度に入っているため、上記の目標値がそのまま2018年5月期予想値となるため、確度は高いものと思われますが、当初の中期経営計画と比べると失望感があります。

それでも足元では業績回復が鮮明であり、評価できる部分もあるとされています。

足許での業績回復のモメンタムは非常に力強く、特に1,000万円以下の低廉な注文住宅で数を積み上げているにも関わらず、全国で3,000人近い社員に平均636万円の年収を払った上での大幅増益は、評価出来る部分があります。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

株主優待は自社グループ利用優待券またはクオカード

クオカード

100株以上で年2回(5月11月)、500円相当のクオカードが貰えます。

長期優遇制度により、3年以上継続保有で2倍の1,000円相当のクオカードとなります。

広告塔のキムタクのクオカードということもあって人気があります。

タマホームは、株主優待の新設組で、今回が初めての取得となります。

長期保有優遇もあるということで、長期保有用に2名義分を買いましたが、現在は、大きく、含み損入り・・・・・・

引用元:株主優待生活のすすめ

自社グループ利用優待券

優待目的の個人投資家はクオカードを貰うと思いますが、一応、自社グループ利用優待券も選択することができます。

  • 100株以上     1%割引き
  • 1,000株以上    2%割引き
  • 10,000株以上  3%割引き

3年以上継続保有で10割増し(つまり2倍)となります。

こちらの優待券は譲渡可能であり、数千万円もする買い物に対する割引きになるので、数十万円となり、一見、お得に感じます。

しかし、実際にタマホームで家を買った方のブログによると、株主優待券を利用する場合には他の割引は一切受けられないそうです。

この方の場合、いろいろと割引されて結局2,000万円から300万円割引となったそうです。

この実例から考えると、株主優待券は無用の産物と言えそうです。

仮に割引されずに請負契約を結んだとして、請負金額が2000万円。

かぢゅん。の場合、、、300万円割引で1700万円(๑˃̵ᴗ˂̵)!

株主優待券を使って割引したら、20万割引で、1980万m(._.)m
・・・

結果、この株主優待券の割引って、無意味じゃね??_φ(・_・

引用元:【タマホーム】家づくりの全て【夢のマイホーム】

総合評価

2016年で業績と株価の底をうった可能性はありますが、財務基盤が弱く、将来的な利益成長も不透明であるため、優待目的の最低単元に留める個人投資家が多いと思われます。

3年の長期保有までたどり着けば、優待配当利回りは5%超となることは魅力的です。

タマホームは財務状態が悪く、また過去の利益率も平均して極めて低く、ややリスキーな銘柄であると認識しています。これからも業績推移にしっかりと注意を払いながらホールドしていく予定です。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

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