田中精密工業(7218)

田中精密工業は、自動車、オートバイ部品製造中心。ホンダグループ向け8割台。米国、ASEANに生産拠点。

低PBRで株主優待がお米ということで、お米優待銘柄として長期ホールドされる個人投資家が多いようです。

田中精密工業の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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ホンダ向けが主力の自動車部品・オートバイ部品メーカー

製品

田中精密工業は富山県に本社を置き、主にホンダ向けに、自動車部品やオートバイ部品を製造・販売しています。

自動車部品・オートバイ部品においては、エンジン部品・ミッション部品・シャーシ部品を製造しており、車の快適でスムーズな走りを支えています。

小さなリングや筒状の部品を多く製造しており、ニッポンの町工場が大きくなった会社という印象です。

この先は?

電気自動車の普及が進むと想定される昨今、エンジンではなくモーターになり、部品点数も少なく絞っていくため、これらの細かい部品が生き残るのか、または、競争力を持っているのかについては分析が必要に思います。

一方で、個人投資家の分析ブログは全くなく、優待目的の銘柄と見なされているようです。

収益はブレが大きい

リーマンショック時には最終赤字に転落するなど、自動車メーカーの生産動向をモロに受ける格好です。

リーマンショック時の赤字を回収できておらず、2015年には固定資産の減損損失を計上し、大幅な最終赤字に沈むなど、苦しい展開が続いています。

PBR1倍割れが続く

リーマンショック時に株価400円に落ち込むも、アベノミクス初動で1,000円まで回復した後は、800円前後を推移しています。

株価800円前後の水準ではPBRは1倍を割れ、0.5程度となっており、一見すると安心感・割安感があります。

しかしながら、資産の中身としては、有形固定資産である「建物及び建築物」や「機械装置及び運搬具」が大きな割合を占めており、資産として見なすには弱いと言わざるを得ません。

それを評価した上でのPBR0.5倍程度ということでしょう。

株主優待はお米

株主優待は富山県産コシヒカリの新米です。

3月末が権利取りですが、新米を送るために、優待が届くのは10月頃です。

優待に明記はありませんが、ミネラルウォーター付きで届くそうです。

まさかのミネラルウォーター付きで届きました。
新米をこのお水を使って炊いてくださいってことなのかなぁ。

引用元:なんてったって東京~青赤と株主優待はやめられない~

お米は確実な食料として、優待目的の個人投資家には重宝されています。

複数名義で100単元だけ保有する個人投資家も多いようです。

子供が食べ盛りのうちは趣味系の優待より
実用的なものにひかれます。その中でも
お米は確実に消費していますし消費量も
増えてるので本当に助かります。

引用元:とある共働き家庭の舞台裏

総合評価

お米銘柄として長期ホールドされている個人投資家が多いようです。

一方で、成長銘柄と見なして値上がり益を狙う個人投資家は見当たりません。

その理由として考えられるのは、収益構造に不安が大きく、PBR0.5倍といっても資産内容からは割安感を感じないためであると思われます。

お米を目的として長期ホールドされているようです。

田中精密工業の優待米は実に美味しいです。優待族をしていると、日本全国の美味しいお米を食べることが出来て本当に幸せですね。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

配当金の評価が低いですが、優待内容は高評価です。

株価(722円)★★★☆☆:変動の少ない銘柄です
配当金(1.11%)★☆☆☆☆:もっと欲しいですね
優待内容 ★★★★☆:お米と水のセット。水の美味しい入善産というところが良いです
参考指標:PER 11.7倍、PBR 0.51倍
総合得点(15点満点):7点
※ データは平成28年12月20日終値時のものです

引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活

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