テイツーは、 中古本・ソフト販売の『古本市場』西日本地盤。ネット通販『駿河屋』のエーツーと資本業務提携。
株主優待は自社中古商品割引券です。1年以上の継続保有で長期優遇もあります。
株価2桁の低位株であり、材料によって乱高下する場合があります。
テイツーの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
古本市場に注力で黒字転換を目指す
事業内容
テイツーは岡山県を地盤として、中古本等を販売する「中古市場」を展開しています。
2017年には、ゲーム・古本・トレカ・フィギュア等を販売する「駿河屋」を展開する株式会社エーツーと資本業務提携を結びました。
「駿河屋」との連携によって、「中古市場」の収益力強化を進めていく予定です。
一方で、これまで大量出店していたトレーディングカード専門店「トレカパーク」の収益化を断念し、次々と閉店しています。
今後は「中古市場」に注力していくことで黒字転換を図っていく見込みです。
VR関連として急騰
2016年4月、店舗常設型ヘッドマウントディスプレイVRシアターサービス『VR THEATER』を世界に先駆けて開始すると発表しました。
これを材料視してストップ高まで急騰しました。
どうやらAR・VR関連のようです。ただ、個人的には仕手化してるようにしか見えませんが(笑)こんな地合いであまり触る銘柄もないだけに意外高してくる可能性も。
引用元:株こわくない
材料が出ればストップ高となり、低位株であるため上昇率も高く、マネーゲームとなる傾向があります。
2連続S高となっている「7610テイツー」
これだけ人気となっている理由は、「HMDVR」。
テイツーの出資する企業が全国のネットカフェでバーチャルリアリティ映画館「VR THEATER」を上映開始。まずは「進撃の巨人」から。
引用元:仕手株ブログDTC
赤字で財務悪化
2014年2月期~2018年2月期まで最終赤字を計上しており、財務が悪化しています。
2018年2月期においては、自己資本比率25%となっており、ネットキャッシュはマイナス22億円ほどとなっています。
中期経営計画
テイツーは、2021年2月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表しています。
2021年2月期において、営業利益5.5~6.5億円(黒字転換)を目標値としています。
赤字部門である「トレカパーク」を閉店して「古本市場」に経営資源を集中することや、「駿河屋」との連携による収益力強化によって黒字転換を図る計画です。
株主優待は自社中古商品割引券
2018年4月 株主優待の新設を発表
株主優待は自社中古商品割引券がもらえます。
- 1,000株以上 1,000円相当
- 10,000株以上 10,000円相当
また、10,000株を1年以上の継続保有で、「古本市場パスポート」が追加されます。これは商品購入の際に、通常の買物ポイントに別途ポイントが加算されるものです。
初回は2018年8月分
2018年4月に株主優待の新設が発表されました。
初回の株主優待については、8月末権利分→11月発送となります。
2回目以降は、2月末権利分→5月発送となります。
総合評価
2019年2月期については黒字転換を見込んでいるものの、3~4月分の月次売上高は前年比割れの状態が続いており、黒字転換は未だ見えてきません。
2018年5月時点でPER26.1倍/PBR1.37倍となっています。まずは月次売上の前年比プラスか、決算での黒字転換を見ないことには手を出す必要はありません。
それまでは材料に一喜一憂、マネーゲームの対象となると思われます。