THE グローバル社は、 首都圏マンション分譲のグローバル・エルシードなどを傘下に持つ持株会社。戸建て事業も展開。
2016年に優待廃止となりましたので、その他日本株に分類します。
THE グローバル社の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
「世界の不動産を面白くする」不動産総合デベロッパー
イケイケ不動産銘柄
「世界の不動産を面白くする」をモットーに、TVCMにミランダ・カーを起用して知名度向上を図っています。
しかし、これだけでは何の会社で、どういう事業を行っているのか全く分からず、ノリだけでTVCMをやってしまった感があります。
事業としては、不動産総合デベロッパーを名乗る通り、分譲マンション・戸建て・ホテル・不動産投資・海外不動産と一通りの事業を行っています。
経営的には典型的不動産銘柄
財務的にレバレッジを効かせた経営で、営業CFもマイナスの時期もある、不動産銘柄にありがちな経営となっています。
PERは10倍割れで割安感があるとされていますが、不動産銘柄ではPER10倍割れはゴロゴロとしていますので割安感はないと思います。
自己資本比率は1割台と、財務面は、有利子負債が多い。
現在の株価は、PERが10を下回り、収益面から割安感があります。
ROEは優秀と言いつつも、自己資本比率が低いことによる嵩上げ分が大きいと考えられます。
ROEは12%であり優秀な数字ですが、自己資本比率が20%台であり、数字ほど効率面での評価はできないと考えます。財務健全性についても良くない内容です。
引用元:株主優待?何それ?美味しいの?
利回りが良かったものの、修正済み
2014年~2015年にかけては、配当・優待利回りが5%超となっており、魅力的な水準でした。
配当+優待の利回りは5.65%と高利回りな銘柄です。配当性向は28%とちょうど良い水準です。
引用元:株主優待?何それ?美味しいの?
その後、優待廃止や株価上昇を受けて、2017年8月時点では配当利回り2.7%程度となっており、魅力的な水準からは脱しています。
ウルフ村田氏の煽りで上昇?
2014年以降、横ばいとなっていた株価ですが、2017年4月から上昇を始めました。
Twitterでウルフ村田氏が盛んにグローバル社を取り上げ、株価上昇につながっていったようにも見えます。
2017年8月段階でも新高値を取るなど強さが継続しています。
(廃止済)株主優待はクオカード
2014年5月に株主優待の新設を発表し、100株以上保有で1,000円分のクオカードが貰えました。
黒いオリジナルクオカードを株主優待としていました。
100株で、1,000円のクオカードです。
引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活
その後、2016年2月に優待廃止を発表しました。
グローバル社は6月末に100株当たり1000円のクオカードを優待として配布していました。
残念ながら今回優待の廃止となってしまいましたが、同時に増配(15円→17円)となっています。
引用元:インカムライフ.com
総合評価
2017年初めまでは割安感がある水準でしたが、ウルフ村田氏の煽りとともに株価上昇し、2017年8月時点では割安感はもう無いと言って良いと思います。
イナゴタワーでどこまで上がるかは分かりませんが、腰を据えた個人投資家には手出し無用の銘柄であると思います。
優待が廃止されて魅力が下がったため、そのうち売却するとされています。
THEグローバル社は今のところ指標的な割高感もないので、まだ当座は持っておくことにします。ま、他の銘柄を整理する時にでも合わせて売却しようかな?というところですね。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌