ザ・パック(3950)

ザ・パックは、百貨店や専門店向け等の紙袋大手。ポリ袋、紙器でも有力。段ボールや紙おむつ用袋も手掛ける。

株主優待は年2回(6月12月)で図書カードやクオカードです。

ザ・パックの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

スポンサーリンク

緩やかに成長+財務強化でそろそろ増配か?

事業内容

ザ・パックは、総合パッケージメーカーとして、企画・開発、生産、納品・物流までをトータルで提供しています。

具体的な制作物としては、紙袋、フィルム、パッケージ、印刷紙器、段ボールケース、カレンダーやエコバックといった企業PR・ノベルティ・記念品等です。

ザ・パックは特殊段ボールが多いようです。この会社の事業内容、まだまだ気になるところがいっぱいです。

引用元:20代後半OLの投資記録ノート

全国26の営業拠点において顧客と直接やりとりできることが強みで、豊富な実績を持ち、企画・提案・問題解決の力を持っています。

顧客には小売業が多いため、景気が良くなると連動してゆるやかに業績が上がる傾向があります。とはいえ、リーマンショック時にも余裕で黒字確保するだけの安定感も併せ持っています。

ザ・パックは紙袋や段ボールといった紙加工品、ポリ袋などの化成品といった小売店への梱包商品を作っています。景気がよくなると業績が上がる銘柄ですね。

引用元:お金に関することを徒然と

財務は鉄壁

毎期安定してキャッシュを稼ぎ続けており、ここ数年は無借金経営です。

2017年12月期においては、キャッシュ234億円(cf. 時価総額773億円)、自己資本比率は65%となっています。

中期経営計画では自己資本比率70%まで引き上げると明言しており、今後はさらに財務の安定性が増す見込みです。

一方で、長らく配当は据置となっていますが、財務強化よりも株主還元が求められるフェーズに入っていきそうであり、そろそろ増配があってもおかしくありません。

中期経営計画

ザ・パックは、達成時期を明確化していないものの、売上高1,000億円、経常利益100億円、自己資本比率70%を中期的な目標としています。(四季報では「売上1000億円は19年度に挑戦」との記載あり)

2017年12月期においては、売上高903億円、経常利益76億円、自己資本比率65%を達成しています。

成長率は低いものの着々と目標に向かって進んでいます。

株主優待は図書カードやクオカード

株主優待は年2回(6月12月)で、100株以上の保有で図書カードやクオカードがもらえます。

  • 6月  図書カード500円相当
  • 12月  クオカード1,000円相当

2017年12月分の優待では、65周年ということで記念優待としてクオカードが+1,000円分となりました。

65周年の記念配当で2,000円のクオカードが入っていました。

引用元:シンプルに考える株式投資

総合評価

業績、キャッシュフロー、財務とすべて安定的で、ファンダメンタルズ的には問題は見当たりません。

2018年6月時点でPER14.1倍/PBR1.4倍となっています。緩やかな成長に合わせて株価も右肩上がりの状況であり、指標的にはフェアバリューと思われます。

配当が長らく据え置かれていること、配当・優待利回りが低いことから、ファンダメンタルズの割には個人投資家にはイマイチ人気がない印象です。今後は株主還元が強化されるかに注目です。

第2位の大株主として「BBHフォー・フィディリティ・ロープライスストック」がいるため安心感があるとコメントされています。

ザ・パックは指標的には妥当な株価位置ですが、大株主2位には「不人気割安バリュー株」常連の「BBHフォー・フィディリティ・ロープライスストック」も登場しており一定の安心感のある銘柄です。これからも優待を楽しみにのんびりとホールドして応援していく予定です。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

利回りが低いため、低めの評価となっています。長期優遇制度によって利回りが上がればよいのですが・・・。

  • 株価(3,050円)★★★☆☆:ちょっと下がり気味
  • 配当金(1.64%)★★☆☆:もう一息
  • 優待内容 ★★☆☆☆:利回り低め
  • 参考指標:PER 12.9倍、PBR 1.23倍
  • 総合得点(15点満点):7点

※ データは2017年4月10日終値時のものです

引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活

スポンサーリンク
オススメの記事
オススメの記事