東武ストアは、東京、埼玉、千葉の東武沿線中心に食品スーパーを展開。丸紅が筆頭株主。東武鉄道も出資。
株主優待は年2回(2月8月)で優待券または図書カードです。
東武ストアの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
危機感なしの安定続く
事業内容
東武ストアは東京・埼玉・千葉の東武沿線中心に食品スーパー59店舗を展開しており、内訳は以下の通りです。
- 埼玉:23店舗
- 千葉:13店舗
- 東京:23店舗
質も高く、価格も高めのスーパーとコメントされています。
駅前など便利な立地に多く出店しているのですが、果物や野菜など質が高くよいのですが、商品価格もちょっと高めだと感じてしまいます。
引用元:お気に入り(株)の小株主になりたい@株主優待で気分は大富豪
堂々の安定感
東武ストアは、筆頭株主で33.2%を保有する丸紅、29.1%を保有する東武鉄道の2社によって60%以上の株式が保有されています。大株主が過半を占めており、外国人持分も少なく、株式の需給には安定感があります。
長期に渡って営業CF>投資CFとなっており、キャッシュを稼ぎ続けています。そのため、実質無借金経営が続いており、2018年2月期において自己資本比率は62%となっています。
中期経営計画
東武ストアは、2021年2月期を最終年度とする4ヵ年の中期経営計画を発表しています。
2021年2月期において、売上高880億円(年率+1%成長)、営業利益17億円(年率+7%成長)を目標値としています。
初年度となる2018年2月期は減収減益に沈んでおり、特に営業利益は前期比-19.4%と大幅な落ち込みとなっており、早くも中計達成は危ぶまれる状況です。
株主優待は優待券または図書カード
株主優待は年2回(2月8月)で、保有株式数に応じて優待券または図書カードがもらえます。
- 100株以上
- 優待券 80枚(8,000円相当)
- または図書カード 1,000円相当
- 200株以上
- 優待券 160枚(16,000円相当)
- または図書カード 2,000円相当
- 300株以上
- 優待券 240枚(24,000円相当)
- または図書カード 3,000円相当
- 400株以上
- 優待券 320枚(32,000円相当)
- または図書カード 4,000円相当
- 500株以上
- 優待券 400枚(40,000円相当)
- または図書カード 5,000円相当
優待券のほうがお得な内容となっています。
送られてくる図書カードを返却・手続きすることで、優待券に交換ができ、それをオークション等で売却した方が利回りが高くなります。
みやは神奈川県在住で店舗がないため図書カード1,000円が送付されました。
同封の説明文によると優待品の交換ができ、オークションの落札相場は2,500円~3,500円での取引のため返送して優待券に交換しようと思います。
引用元:みやの株主優待投資日記
総合評価
利益成長しておらず、直近ではむしろ減収減益しています。バツグンの安定感があり、危機感は感じられません。
2018年5月時点でPER35.1倍/PBR0.92倍となっています。利益が落ち込んでいますが、資産面からPBR1倍前後の推移を続けそうです。