TOKAIホールディングス(TOKAI)は、 東海地盤。LPガスのザ・トーカイとCATV等のビック東海が11年4月経営統合。水宅配等も。
株主優待は年2回(3月9月)で天然水またはクオカードなどです。
TOKAIの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
ガス、CATV、情報通信と多角化
経営統合
TOKAIホールディングスは、LPガスのザ・トーカイとCATVのビック東海が2011年に経営統合して出来上がった会社です。
LPガス、都市ガス、CATV、そして近年ではブロードバンド、MVNO、水宅配と事業を多角化して成長しています。
株主還元強化
2017年3月期の業績が躍進したことを受けて、株主還元強化として大幅な増配を行いました。
割安に放置されていたTOKAIですが、業績の躍進と、それに伴う増配によって注目が集まりました。
万年割安の汚名返上の好機が今、訪れていると、私はみる。
それは今期の配当予想を、22円→28円(前期は14円)にすると発表したことである(2016年10.31日)。
引用元:鎌倉雄介の株道場
中期経営計画2020
2021年3月期を最終年度とする4年の中期経営計画を発表しています。
2017年3月期までの4年間は「守り」と位置付けていましたが、2021年3月期までの4年間は「攻め」と位置付け、M&Aの推進、利益成長・ROE重視、株主重視を掲げています。
2021年3月期は、M&Aの実行ペースによって2種類の計画を立案しています。
M&Aを511億円実行の場合
- 売上 2,743億円(年率+11%)
- 営業利益 185億円(年率+10%)
M&Aを1,000億円実行の場合
- 売上 3,393億円(年率+17%)
- 営業利益 225億円(年率+15%)
中期経営計画は相当野心的だと指摘しながらも、前回の中計は超過達成を果たしており、一定の評価をされています。
定量目標が相当野心的なので懐疑的な部分は残りますが、それでも前回の3年中計では営業利益73→127億円とまさかの超過達成を果たしているほか、2015年に約100億円ものCBを刷って資金調達を済ませており、以前はボロボロだった自己資本比率も34.5%まで良化しているため、投資余力も急回復しています。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
株主優待は天然水またはクオカードなど
株主優待は年2回(3月9月)で以下から選択となります。
- 天然水(500mlペットボトル)
- 天然水宅配サービス
- クオカード
- 自社グループ食事券
- 自社グループ会員サービスポイント
それぞれの量については保有株式数に応じます。
個人投資家の多くは、天然水(500mlペットボトル)またはクオカードを選択しています。
年2回の優待ということで利回りも高まり、評価も高いです。
頼んでおいた水500mlボトル12本が到着いたしました。
今年一発目です。そして、やっぱり年2回は良いですね!!!
引用元:モノノフによる株主優待日記
総合評価
年2回の優待と比較的高い配当によって、配当・優待利回りが魅力的な銘柄です。
優待目的の100株または300株ホールドは全く問題ないと思われます。
今後の成長に関してはM&A次第といったこともあり、予測は困難ですので、大きな投資は難しいです。
割安感はないものの、総合利回りが高いことを評価されています。
TOKAIホールディングスは指標的な割安感はありませんが、総合利回りが高くPF下位としては十分に良い銘柄です。これからも現行の優待制度が続く限りはホールドしていく予定です。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌