鳥貴族(3193)

鳥貴族は、焼き鳥屋『鳥貴族』の単一ブランドを東名阪を中心に展開。全メニューを税抜き280円で提供。

2014年にIPOでジャスダックに上場し、2015年に東証2部、2016年に東証1部へ昇格と、順調な歩みです。コスパ高と評判の鳥貴族の店舗数拡大により、安定成長を続けています。

鳥貴族の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

スポンサーリンク

上場直後から外食成長株として人気を博す

年率20%以上の成長率

上場直後の中期経営計画にて、2017年7月期まで年率20%以上の利益成長を掲げました。

単一価格・単一ブランドの『鳥貴族』を店舗拡大していくこと(=エリア拡大)によって、この成長を達成するというストーリーです。

この成長性の高さと、自分でお店を確かめやすい外食チェーンであることから、個人投資家からは人気の高い銘柄となりました。

2017年7月期までの3年間での経常利益を年率換算すると約20%以上の成長率になります。この成長率が可能ならば成長企業としての資格は十分あるでしょうね。

引用元:割安株投資研究所

メディア露出もあって鳥貴族の破竹の勢いで業績を伸ばし、中期経営計画は1年前倒しで達成するにまで至りました。

3年中計もほぼ一年前倒しで達成することが間違いない
状況であり、最終年度である来期の経常利益目標14億円はローリング
必至です。特に7月に東証二部市場に鞍替えした際に、高株価をテコに
エクイティで約18億円(@2,537円)も調達出来ているため、出店ペースの
更なる加速が期待出来ます。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

鳥貴族の強み

鳥貴族といえば、280円均一という低価格で高品質の料理を提供する、いわゆる「コスパが高い店」という認知が広がっているのが強みです。

もう少し深掘りして考えると、このコスパの高さを実現できるのはなぜか?ということがポイントになろうと思います。

1つの理由として、以下をあげているブログがあります。

チェーン店の強みと個人店の強みがうまくミックスされているところです。

引用元:割安株投資研究所

チェーン店としてのスケールメリットと、個人店としてのセントラルキッチンを利用せずに店舗ごとに仕込みを行う味の差別化を、上手くミックスできているという評価がされています。

これにより、模倣が難しいと結論付けています。

簡単に模倣できそうに感じますが、総合居酒屋が小手先で価格だけ真似しても事業として続かないのではないかと思います。ユニクロ、ニトリなど高品質低価格の専門店は強いですからね。そこが最大の魅力です。

引用元:割安株投資研究所

また、他の分析として、店舗設備(電気グリル)をあげているブログです。店舗設備は上記のチェーン店としてのスケールメリットにも含まれる事項ですね。

それを可能にしているのが特製の電気グリルです。炭火焼きにかかっていた時間を大幅に圧縮することで、味の均質性とコスト競争力を高めています。また、鶏肉は国産のものを使用し、食の安全という意味でも他社との差別化を図っています。

引用元:サラリーマン投資家ai(アイ)による成長株&配当株&優待株のハイブリッド株式投資実践ブログ

競合も現れる中、今後も成長は続くか?

外食、特に居酒屋の業界では、成功事例を模倣するのが恒例となっています。

『鳥貴族』も例に漏れず、どんどん模倣されています。コロワイドの『やきとりセンター』、ワタミの『三代目鳥メロ』、秀インターワン(非上場)の『鳥二郎』などです。

競合に売上が奪われるのか、それとも鳥貴族の強さが勝るのかは重要な判断ポイントになりそうです。

そんな中で、2017年7月期の第2四半期が3月に発表され、期初予想未達で終わるという事態となりました。既存店売上は好調ながら、出店計画が実行できていない状態のようです。

既存店売上高が100%超で推移したものの、出店が遅れており、今期は通期で
直営80店を出店する計画ですが、上期で16店しか出店出来ませんでした。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

競合の出現に加えて、出店に遅れが生じており、今後の成長に疑問符が付き始めています。

2017年7月期が現中計の最終年度であり、これは前倒し達成済みですが、次回の中計では成長鈍化となることが懸念されます。

次回中計が保守化した場合は、今後の株価バリュエーションへの影響が懸念されます。そのため、今回中計達成ゝ否よりも、次回の中計の数字の出し方が気にかかってくる頃合かと思われます。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

値上げの評価

2017年8月に全品280円均一から298円均一(いずれも税抜)への値上げが発表されました。そして実際に10月から値上げを実施しました。

10月の売上については11月に発表となり、既存店売上高が前年同月比96%と、落ち込んだことが明らかになりました。

値上げによって、客数減・売上減となった結果です。

値上げ以外にも、客離れが進んでいるのではないかと指摘されています。

なんかですね、値上げそのものが一つのきっかけで、少し客離れが進んでいるんではないかと、だから今後もそんなに既存店売上は伸びないんではないかと思うんですよね~。

引用元:株好きバーバリー好き洋楽好きの投資生活

一方で、地方出店前の今こそ、タイミング的に値上げをするべき時だったという評価もあります。

今般の値上施策についても、価格変化に敏感な地方に出店してからでは遅いため、コストプッシュ理由だとしても、タイミング的には今しかなかったように思います。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

中期経営計画

鳥貴族は、2021年7月期を最終年度とする4ヵ年の中期経営計画を発表しています。

2021年7月期において、売上高640億円(年率+21%成長)、営業利益51億円(年率+38%成長)を目標値としています。

毎期純増100店舗ペースで1,000店舗超を目指す他、利益率の改善(5%→8%)を目指していきます。

非常に高い目標ではありますが、前回中計もほぼ達成してきた事実もあり、ひとまず計画を支持したいとされています。

タッチパネル導入による人件費削減や“たれ”工場の新設による原価率改善を図るとともに、ジョッキやグラスの専用洗浄機の導入により更なる省人化を狙います。まだ本中計は半年強しか経過していないので、現時点で達成確度の是非について論じるのは時期尚早だと思いますが、前回中計をほぼ達成させた事実を鑑み、ひとまずは会社側の計画値を支持したいと考えています。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

焼き鳥屋『鳥貴族』としての評価

外食チェーンは個人投資家にとって分かりやすい業種の1つです。実際に食べに行ってみることで、味や値段の魅力度や、客の入り、店舗オペレーション等を観察できるからです。

自分がお客になっている(なり続けたい)会社の株を買うというのは王道中の王道です。

それでは、焼き鳥屋『鳥貴族』について個人投資家はどのような評価をしているのか見てみたいと思います。

メニュー表を画像で公開しており、自身の飲食ではコスパが高いと評価しています。

今回はドリンク2杯と料理7品を注文し、合計2,700円ほど。
色々な物を食べてこの値段なら、結構コスパは高い。

引用元:Free-Style(フリースタイル)

コロワイドの『やきとりセンター』よりも、『鳥貴族』の方が良いという評価です。

今回の感想では、少なくとも自腹で行くなら、やきとりセンターより鳥貴族ですかね。

妻も、自宅近くの焼き鳥屋よりコストパフォーマンスがいいと言っていて、気に入ったみたいでして、今後行く機会が増えそうです・・・

引用元:株好きバーバリー好き洋楽好きの投資生活

株主優待はお食事券

年2回の優待ながら利回りは高くない

保有株式数に応じて、鳥貴族で使えるお食事券が貰えます。

1月7月の年2回という点は良いですが、優待利回りは高くはありません。

一方で、鳥貴族では1人3,000円程度で会計になることから、1,000円割り引けるだけでも割引率は高いので良いという評価もあります。

中身はこんな感じ。100株しか持ってないから1000円分。
でもとりきって一人3000円で飲み食いできるからかなりの割引額ではあります。

引用元:老後資金は1億円!目指して資産運用中!

株式分割時に優待拡充

東証2部昇格と株式分割を発表した際に優待拡充も行っています。

<変更前>
・300株以上で食事券1,500円分

<変更後>
・100株以上で食事券1,000円分
・300株以上で食事券3,000円分

株主思いの姿勢が伝わってきます。

株式分割で、これまでの1/3の金額で株主優待が貰えるのは嬉しいですね。

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

総合評価

上場以来、メディア露出も多く、そのコスパの高さから高評価の『鳥貴族』は、その評価・期待に見合った成長を続けてきました。

そのため株価の評価も高く、PERは25倍超となっており、割安感はありません。上場直後に買っている方はそのままホールドして株主優待を楽しむのが良いのではないかと思います。

また、2021年度に向けて意欲的な中期経営計画を発表してきたことは一定の評価ができるものと思われ、その達成に向けて進むのであればPER25~30倍の推移もありえます。一方で、既存店売上高の前年割れが起こっており、新規出店頼みになってきていることから、目標達成には暗雲が立ち込めてきていると言わざるを得ず、やはりここからの新規投資は難しいと思われます。

きびなごさんの評価(2015年6月時点)では、業績安定度は高評価ながら、割安感が低評価となっています。株価は2015年前半に大きく上昇した後は横ばいが続いています。

【 きびなごの格付け 】 D
〔A~Eの5段階評価で、Aが最高・Cが普通・Eが最低〕
・業績安定度:A
・財務安定度:C
・配当利回り:D
・割安感:E

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

今後の注目は何と言っても次期中期計画です。更なる成長が見えるかどうか確認する必要があろうと思います。

次回中計が保守化した場合は、今後の株価バリュエーションへの影響が懸念されます。そのため、今回中計達成ゝ否よりも、次回の中計の数字の出し方が気にかかってくる頃合かと思われます。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

スポンサーリンク
オススメの記事
オススメの記事