トスネットは、建設現場やイベントの交通誘導警備が柱。東北地盤で震災復興特需。施設警備でセコムと提携。
株主優待はブルーベリー商品セットです。
トスネットの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
東北からエリア拡大の警備会社
事業内容
トスネットは宮城県が地盤で警備事業を主力としています。
ホテルやオフィスビル、工事現場等で警備を行っている他、イベント会場警備、道路規制、万引き対策も行っています。
東北を拠点としながらも、北海道・北陸・関東へとエリア拡大することで業績を伸ばしています。
復興需要と人手不足
トスネットがまず注目されたのは、2011年の震災からの復興にあたっての警備需要でした。
2011年以降、劇的に売上・利益が拡大しています。
それでも震災復興は特需であるため、その後のストーリーが描けないという指摘もありました。
売上高の伸びの根拠が震災復興の需要によるものであること
震災復興後はどうなるの?という先行き不透明感がぬぐえないこと。
以上の理由から、明確な将来のストーリーが描けません。
しかし、世界的な好景気やアベノミクスが継続するにつれ、今度は人手不足が深刻になってきています。
また、テロ対策やオリンピックといった観点からも民間警備業の需要が高まっており、トスネットの受注する警備の単価が向上し、営業利益率が急激に改善を見せています。
民間警備業への需要の増加によって警備料の単価が上がったことから、この数年のトスネットは営業利益率が急激に改善しています。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
2015年5月 増資
2015年前半まで順調に株価を上げてきたトスネットですが、ここぞとばかりに増資を発表しました。
財務基盤を強化し、更なる業容の拡大を図るという、なんとも曖昧模糊とした理由でした。
増資で借金を返したらもっとがんばるね!
ってことみたいですが…。
財務は盤石
上記の増資前から、ネット無借金の状態でしたが、増資によりキャッシュを得たことで財務は盤石なものとなりました。
2016年9月期においてはネットキャッシュ16億円ほどを保有しており、自己資本比率は63%です。
財務は磐石。現金預金だけで負債全体より多いです。
引用元:バネ男のディフェンシブ投資日記
株主優待はブルーベリー商品セット
株主優待は保有株式数に応じてブルーベリー商品セットが貰えます。
1,000株以上が必要なため、ハードルが高めです。
- 1,000株以上 ブルーベリージャム2,000円相当
- 2,000株以上 ブルーベリージャム3,000円相当
- 1,000株以上 ブルーベリージ商品セット4,000円相当
2015年度分は蔵王産ブルーベリージャムだったとのこと。
今回は1000株の方で、内容は「蔵王産ブルーベリージャム160g 2個」です。
引用元:株式投資大作戦
総合評価
2017年10月時点でPER9倍/PBR2倍と指標的に割高感はなく、財務は盤石で、時価総額50億円ほどの小型銘柄です。
加えて、人手不足というテーマにも乗る銘柄ということで、個人投資家が好む要素満載です。
気になるのは2017年9月期の3Qにおいては営業増益が+2.3%程度に留まっていることであり、これが10%以上に加速するようなら人気爆発しそうです。
4つの魅力をもった実力派銘柄と評価されています。
トスネットは、指標的な割安さ、着実な成長力、堅牢な財務、魅力的な優待 の4つの魅力を兼ね備えた、実力派銘柄という事です。今後の業績推移をしっかりと見ながら、PF上位の一角で楽しくホールドして応援していく予定です。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
ファンダメンタルズでは買いたいけれど、テクニカル(チャート)では買えないと指摘されています。
四季報で見つけた銘柄です。前号でもチェックはしていましたが、やはりいい銘柄な気がします。
PERは低いけど、今月は権利落ち&チャートがちょっと悪いので様子見中。いずれは買いたい銘柄です。
引用元:バネ男のディフェンシブ投資日記