東武住販(3297)

東武住販は、山口・福岡県を地盤に中古住宅の再生販売事業を展開。販売価格1,500万円以下の物件が中心。

割安成長株として期待される小型株です。高い配当利回りと数少ない5月優待銘柄というところも魅力的です。

東武住販の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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地方地盤で中古住宅の再生販売

山口・福岡を中心として、エリア拡大による成長

東武住販は、山口・福岡県を地盤としていますが、佐賀県、広島県、大分県と着々と支店を出店してエリア拡大することで成長を図っています。

佐賀駅店・広島安佐南店の新店の寄与などにより、不動産販売件数
は前期比24件増の275件となりました

引用元:なちゅの市川綜合研究所  ※2015年5月期

上述の2店舗は未開拓エリアで伸びしろが大きく、加えて6月稼動の大分店の寄与も見込まれ、前期に宣伝費を使って横ばいだった反動も相俟って、利益は好伸の見込みです。

引用元:なちゅの市川綜合研究所  ※2015年5月期

中古住宅の再生販売

東武住販は、中古住宅の再生販売事業を行っており、1,500万円以下という低価格帯でのビジネスです。

日本では新築志向が根強いですが、人口減少による空き家の増加は大きな課題となっており、空き家活用=中古住宅の販売は国策です。その点から東武住販のビジネスを評価する意見も多くあります。

売上高の大半を占める中古住宅売買は、空き家活用など国が進めている施策にも合致し、その点でも高評価です。

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

また、実際の物件は、低価格で魅力的だとする意見もあります。

実に魅力的な価格水準の中古住宅を販売していますね。見ているとちょっと買いたくなるくらいです。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

景気の影響を受けやすい不動産銘柄

不動産銘柄は一般的に景気の影響を受けやすく、指標的には割安な水準に放置されている傾向にあります。

東武住販も同様の傾向にありますが、中古再生販売で低価格というビジネスの特徴から、新築物件の販売や、投資用物件の販売といった不動産銘柄よりは、景気の影響を受けにくいのではないかとも思えます。

デメリットとしては、景気の影響を受けやすい不動産銘柄であることです。
景気悪化の局面では、忍耐と覚悟を持って保有することが必要です。

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

健全財務で増配余地あり

借入金が比較的少なく、財務は健全な状態になっています。

配当性向も20%程度となっているため、今後の増配余地があると見なされています。

当社は戸建屋でも中古再生であり、社名のわりに健全な財務である
ことから、依然増配余地がかなりあるものと考えております。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

不動産銘柄ということで指標的な割安感があります。中でも配当利回りが良く、増配傾向にあることは評価が高いです。

自己資本比率は6割台と、財務面は安定的です。
現在の株価は、PBRが1、PERが10を下回るなど、資産面と収益面から割安感があります。
配当利回りは3%以上で、さらに増配傾向である上に、株主優待も貰えるので、非常に魅力的です。

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

東証2部または1部への昇格期待も

2014年に東証ジャスダック市場へ上場した東武住販ですが、将来的には東証2部または1部への昇格が期待されます。

しかし、株主数や時価総額の面で基準をまだ満たしておらず、昇格はまだ先になるだろうと想定されています。

将来の東証2部、更にはその先の1部昇格を楽しみにしながら数年単位でホールドして応援していく予定です。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

株主数や時価総額の基準をまだ満たしていないものの、将来的には東証一部への昇格も期待できる銘柄だと思います。

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

JASDAQ上場企業ということで東証一部昇格の可能性はありますが、流通株式数や時価総額が昇格基準まではまだまだです。

意欲があるとしても東証一部昇格はかなり先になりそうです。

引用元:The Goal

株主優待は下関市関連食品

株主優待は、下関市に関連する食品(2,000円相当)です。数少ない5月優待銘柄です。

下関市といえば有名なのはふぐです。ということで、ふぐめしやふぐ雑炊といった商品になっています。

とても美味しく、家族の評判が良かったというブログもあります。

下関市の名産品として、昨年と同様にふぐ関連で、ふぐの老舗「日高本店」の「ふぐめし」と「ふぐ雑炊」を貰いました。
早速ふぐめしを食べましたが、とても美味しくて、家族の評判も良かったです。

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

一方で、株主優待が弱いという意見もあります。(弱い=2,000円相当といっているがその価値がないということでは?)

昨年の優待品では優待銘柄として戦闘力が個人的には弱いと感じます

引用元:割安株投資研究所

総合評価

割安感と成長期待があり、十分な配当優待利回りがあるため、魅力的だと思います。不動産名型であり、時価総額が小さいため、暴落時にはボラタイルとなりそうですが、逆にそういうときが投資のチャンスに思えます。

一方で、東証2部または1部への上場がまだまだ先になりそうですので、数年単位でのホールドの覚悟が必要になると思います。

配当優待落ちで暴落したところを仕込んだという意見です。

非常に良い銘柄です。現在の時価総額は僅かに17億円に過ぎませんが、営業エリアを拡大しながらバランスの良い確かな成長を続けており、将来の東証2部、更にはその先の1部昇格を楽しみにしながら数年単位でホールドして応援していく予定です。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

配当利回りと割安度で高評価です。

【 きびなごの格付け 】 B
〔A~Eの5段階評価で、Aが最高・Cが普通・Eが最低〕
・業績安定度:C
・財務安定度:C
・配当利回り:B
・割安度:B

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

割安さと配当利回りの高さが魅力的とされています。

投資判断についてはOutperformでカバー開始します。
バリュエーション面も割安であり、高い配当利回りが魅力です。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

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