東計電算(4746)

東計電算は、独立系情報処理会社。システムの設計開発、運用(受託)やデータ処理業務など手掛ける。好財務。

安定業績・安定財務ながら指標的に割安感があるためバリュー株に分類します。株主優待はおこめ券です。

東計電算の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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幅広く対応する老舗の情報システム屋

様々な分野で様々なシステムを開発

東計電算は1970年に設立された情報システム開発企業の中では老舗の部類です。

様々な業種向けに様々なシステムを提供しています。

業種としては、

  • 物流業
  • 外食産業
  • 製造業
  • 建設・住宅・不動産業
  • 食品卸業
  • 小売・サービス業
  • 大学統合業務
  • 放送局・テレビ局

などが挙げられています。

開発しているシステムの種類としても、

  • 物流システム
  • EDIシステム(企業間の商取引に関する電子データ)
  • 給与管理システム
  • ECサイト・通販システム
  • インターネット出願システム
  • グループウェア
  • データ分析ツール
  • 本部・店舗間連絡システム

などなどが挙げられています。

システム開発の何でも屋と言えるほど、幅広く事業を行っています。

このように何でも対応する企業は、顧客企業からも重宝がられると評価されています。

顧客企業のシステムに関する投資需要は年々増大し、当社の様に
歴史があり何でも対応する企業は重宝がられる。

IT業界には次々と新技術が生まれ、顧客企業は業務を効率化し
生産性を向上させ自社の優位性を保つために、これらを取り入れた
システムに更新し続けて行く必要があり、常に需要が発生する。

引用元:Long Term Invest in Growth Stock 2013

また、昨今伸びている分野である通販系のシステムに強いといことを評価されているブログもあります。

同社のシステム開発の得意分野が通販系のシステムということで、個人的にはこれからも通販が拡大すると予想している事から、それなりに業績が手堅く推移するのではないかという事です。

引用元:DividendLife!

安定業績・安定財務

東計電算は、リーマンショック時にも例年と変わらない利益を上げており、ここ5年間は増益基調にあるなど、安定的な業績です。

安定業績によりキャッシュを稼ぎ続けており、財務も安定的です。無借金経営で、自己資本比率は85%にもなっています。

稼いだキャッシュは投資へ

稼いだキャッシュは積み上げるのではなく、固定資産と投資有価証券へと投資しています。

2013年頃からどんどんと増加しており、2016年12月期には、固定資産71億円+投資有価証券114億円という状況です。

収入の範囲で計画的に投資しているので問題無いと評価されています。

時価総額260億円の企業としてはフリーキャッシュフローは少ない様に感じるが、例年営業活動で得た現金の範囲で固定資産:投資有価証券に 1:3 の割合で投資している様であり収入の範囲で計画的に投資しているのであれば、特に問題は無いと判断している。

引用元:Long Term Invest in Growth Stock 2013

一方で、株高が続く状況では良いものの、株価が下落したときには減損リスクがあることには注意を要します。

株主優待はおこめ券

株主優待は100株以上保有でおこめ券(2kg分)が貰えます。

おこめ券は2枚で880円相当となります。

ここ数年増配傾向であり、また、100株保有でお米券が2枚(880円相当)頂けます。
唯一の欠点は、配当・優待共に年1回12月だけというところです。

引用元: 高配当株とJリートで自分年金づくり

総合評価

安定業績・安定財務ながら、指標的にはPER12.7倍、PBR1.3倍(2017年7月時点)と割安感があり、バリュー株と言っても良いと思います。

一方で、なぜ株価に割安感があるかというと、固定資産・投資有価証券で資産が嵩上げされていることにあると思います。株高局面では問題ないものの、株価下落時にはリスクがあるため、それを織り込んだ株価になっています。

そのため、PER10倍割れや、配当利回りが3.5%超など、より割安な水準で購入・保有したいところです。

増配を期待しながら長期保有したいと評価されています。

今後も手堅い経営で地味ながら一歩一歩確実に収益を上げ、継続した増配と共に現在 35%程度の実績配当性向を増やしてくれる事を期待しながら、長期的に保有したい。

引用元:Long Term Invest in Growth Stock 2013

利益率が高くて財務健全ながら、PERPBRが低いと評価されています。

東計電算は利益率高く財務健全、成長もしているとキズがなさそうな中電算組の中でPERPBRは低く配当利回りも高く(ついでにお米券)となっております。

引用元:似非FPが投資のことをまったりのんびり考えるブログ

新規で購入するには配当利回りがまだ低いと指摘されており、PER10倍弱で購入したいとされています。

2015年1月25日現在の予想配当利回りは3.14%でありまして、ダメではないものの新規で購入するにはちょっと物足りなさを感じる水準です。最近は相場環境が良好なので、なかなか割安な株価を求めるのは難しいと思いますが、出来ればPER10倍弱くらいで購入したい所ですね。

引用元:DividendLife!

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