トレジャー・ファクトリーは、家電、家具、雑貨など総合リユース軸に衣料、スポーツなど専門業態の展開加速。関東、関西主力。
株主優待は自社優待券等です。
トレジャー・ファクトリーの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
エリア拡大・ブランド拡大が続くが収益化がカギ
エリア拡大で成長
トレジャー・ファクトリーは関東近郊で出店し、さらに関西・名古屋へとエリア拡大することで成長してきました。
まだまだ出店余地があり、小型株であることもあって、2014年頃に個人投資家から人気を集めました。
まだ主に関東近郊にしか出店しておらず、出店余地は十分に残されています。
最近、関西へも出店を開始しており、出店意欲も旺盛だと判断できます。
引用元:ゆうゆー投資法
メルカリ等のフリマアプリとの競争激化
トレジャーファクトリーのようなリユース業界が直面しているのは、メルカリ等のフリマアプリとの競争激化です。
この点を問題視している個人投資家は多いようです。
株主通信では、メルカリの影響とはなく「新規参入が増え競争激化」と書いてありますが、これが多分メルカリなどのフリマアプリ会社を指すのは想定できるところです。。
最近は中古販売関連の業種、厳しいみたいですね。
メルカリのせいで。
タイ進出
トレジャーファクトリーの成長戦略の1つめとして海外進出が行われています。
タイに初出店し、2号店もオープンさせています。
同社もその現状は分かっているようで、ブランド中古品強化、海外展開積極かということで、その第一弾として、タイに初出店したそうです。
M&Aでブランド拡大
もう1つの成長戦略がM&Aでのブランド拡大です。
2016年にはリユースアパレルのカインドオルを子会社化し、2018年には中古ゴルフクラブのゴルフキッズを子会社化しています。
このM&Aの影響により、売上はアドオンできているものの、利益率が低下する影響が出ています。2017年2月期は減益に沈んでおり、株価も下落トレンド入りしています。
もともとPOSシステムが競争力の源泉と言われていたこともあり、M&Aで得た子会社を上手く統合していくことが必要なのかもしれません。
トレファクは、独自開発したPOSシステムによりこの課題をクリアしており、利益率や在庫回転率が同業他社と比較してもかなり優秀であることが、このシステムの有効性を物語っています。このPOSシステムが競争力の源泉、とIR資料にも明記されています。
引用元:ゆうゆー投資法
株主優待は自社優待券等
株主優待は保有株式数に応じて自社優待券等がもらえます。
- 100株以上
- 自社優待券 1,000円分
- プレゼント抽選券「トレジャーロト」
- 買取金額アップクーポン券
- 200株以上
- 自社優待券が2,000円分に変更
プレゼント抽選券「トレジャーロト」
特徴的な優待としてプレゼント抽選券「トレジャーロト」がもらえます。
これは抽選券になっており、以下のプレゼントが当たることがあります。
- JCBギフトカード 3万円分
- ジェフグルメカード 1万円分
- クオカード 2千円分
クオカードが当選したという報告ブログです。
まさかの3等、クオカード3,000円分が当選!今年の運はここで使い果たしたかもしれません(笑)
総合評価
メルカリ等との競争激化、増収減益の決算という2つの観点から株価は下落トレンドとなっています。
ここからの株価反転は増益トレンドの回帰が必須ですが、2018年2月期の3QはQonQで増益に転じてきており、次の本決算ならびに翌期予想が注目されます。
2018年3月時点でPER15倍/PBR2.4倍の評価はそろそろフェアバリューといった感じです。PER12倍台まで突っ込む場面では逆張りするのも面白いと思われます。
成長が続く前提でみれば、PER評価的には下がってきており、納得する水準で逆張り的に入るしかないと指摘されています。一方で、もっと下がるリスクもあり得ると言及されています。
成長が続くという前提でみると評価は2011~2013はもっと下だけれどもそれに次ぐ低水準までは来ているね。
あとは納得する水準になったらとしか言えなさそう。
PER適正水準は12.6倍~18.9倍としており、2014年にはその水準を超えたことから売却されています。
過去の実績およびROE水準から、成長率を15%と想定しますので、仮のPER適正水準は12.0倍~18.0倍となりますが、リスクがやや低いことを鑑みて、適正水準を5%増しにします。
従って、この銘柄のPER適正水準は、12.6倍~18.9倍 となります。
引用元:ゆうゆー投資法