ツカダ・グローバルホールディング(ツカダ・グローバルHD)は、欧米風邸宅での挙式・披露宴を行う婚礼が主力。ハワイ、バリ等でも展開。ホテル事業を拡大中。
株主優待は年2回(6月12月)でクオカード他です。
ツカダ・グローバルHDの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
ブライダル主体から多角化へ
事業内容
ツカダ・グローバルHDの主力事業はブライダルです。
青山や表参道といった一等地や、ホテルウェディング、海外ウェディングなど、人と違ったワンランク上の結婚式を提供しています。
【強み】
・人と違った結婚式、一ランク上の結婚式をしたいカップルに人気がある
・結婚式場、ホテル、レストランを経営しているため、相乗効果を狙える
引用元:みやびの館@株式投資
しかしながら、ブライダル業界は厳しい時代になりつつあり、事業多角化を進めています。
ブライダル事業以外として、ホテル事業、レストラン事業、ウェルネス・リラクゼーション事業などを行っています。
ウェディング事業だけでは厳しいため、2本目、3本目の事業の柱を目指していると指摘されています。
ブライダル業界も少子化でなかなか厳しい時代になっていますが、ツカダ・グローバルフォールディングスはブライダル事業とともにホテル事業も大きな柱としており、売上高は婚礼事業の減少を補うように増加しています。
そして3本目の柱としてはウエルネス&リラクゼーション事業としてジムやフィットネスクラブを開業しており、ウエディング事業1本ではなく3本柱を目指しているようです。
引用元:みんなたのしくすごせたら
それでも業績は頭打ちか
結婚式場やホテルの開業、ウェルネス事業の拡大などを続けてはいますが、それでも業績・ドメインともに頭打ち感が鮮明となっていると指摘されています。
それでも当社は業績・ドメインともに頭打ち感が鮮明となっており、会社側は中長期的な取り組みとして海外事業を強化していく方針となっています(かような背景もあり現商号に変更したと推察される)。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
残る期待は海外事業であるとされています。ハワイ・バリ・シンガポールでの式場の開業を準備しており、日本人以外の挙式を取り込む狙いです。
人気が再興しつつあるハワイでは4式場を有しているほか、バリでも2式場、シンガポールでも準備を開始しているため、非日本人挙式といった国内の需要に頼らない収益基盤の構築を急いでいるような状況です。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
株主優待はクオカード他
株主優待は年2回(6月12月)でクオカードと自社グループ運営施設飲食・宿泊割引券が貰えます。
- クオカード
- 100株以上 500円相当
- 200株以上 1,000円相当
- 自社グループ運営施設飲食・宿泊割引券
- 100株以上 1枚
クオカードは文句なしですが、自社グループ運営施設飲食・宿泊割引券については評価が分かれています。
ホテルの飲食店など、高級店がほとんどですので、30%は大きい!と評価される方も。
30%引きとなると行ってみようという気になります。
まあ、行く時期もあるので他の店にするかもしれませんが・・・
一方で、いろいろと制限があって利用しづらいと指摘される方も。
ホテル宿泊(2万~3万円)or施設内飲食割引券(30%割引)として利用可能な優待券もついてきますが、いろいろと制限があって利用しずらい券です。
(有効期限がったり、利用除外日があったり・・・)
引用元:ゆるい投資のブログ
総合評価
配当・優待を目的として少数をホールドする分には問題ないと思われますが、業績頭打ち感が強く、大きな成長期待ができません。
海外事業の成果が見えてこないと厳しいと思われます。
株価下落で魅力的な存在になっているとコメントされています。
ツカダ・グローバルは、自分の中では既に「完全に終わった、過去の銘柄」でしたが、今回改めて見てみると、株価下落によってまずまず魅力的な存在になっていると感じました。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
総合得点は低めながら、配当・優待利回りがまあまあの水準であり、投資額も大きくならないのでホールドすると評価されています。
株価(567円)★★☆☆☆:浮上の兆し見えず
配当金(1.76%)★★☆☆☆:もう少し欲しいところ
優待内容 ★★★☆☆:2回の優待は維持して欲しい
参考指標:PER 9.66倍 PBR 0.84倍
総合得点(15点満点):7点
※ データは2017年9月4日終値時のものです
引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活
2014年8月時点ですが、同業のエスクリの方が良いと指摘されています。
PER10倍程度と割安であり、業績も極端に悪くなる事は無いと思いますので、買いはありだと思います。
ただ、自分ならこの銘柄より成長性が確認でき、同程度のPERであるエスクリを買おうと思います。
引用元:みやびの館@株式投資
株主還元は後回しとなりそうと指摘されています。
当性向は低い状態が続いているものの、株主還元に向けられるのは今後も最低限に留まるものとみられ、当面は10円の“安定配当”が続くものとみられます。約6%の取得枠を設定しながら半分も買わなかった昨年の自社株買いなどはその典型であり、株主還元よりは物件投資という考え方をしているものと思われます。
引用元:なちゅの市川綜合研究所