ツルハホールディングス(ツルハHD)は、ドラッグストア首位。地盤の北海道から南下して九州まで展開。傘下にレデイ薬局、福太郎。
株主優待は自社グループ商品券等です。3年以上で長期優遇もあります。
2018年5月期で9期連続増配です。
ツルハHDの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
北海道地盤で南下するツルハドラッグがM&Aで日本地図を埋める
事業内容
ツルハHDは、ドラッグストア事業が主力で、ツルハドラッグ、くすりの福太郎、ドラッグ&ファーマシー西日本、レディ薬局、杏林堂薬局、B&Dをチェーン展開しています。
ドミナント戦略での出店とM&Aにより店舗数を拡大しています。
- ツルハドラッグは北海道・東北・関東甲信越と南下
- 2007年に子会社化したくすりの福太郎は関東甲信越
- 2013年に子会社化したハーティウォンツ(現ドラッグ&ファーマシー西日本)は中国・九州
- 2015年に子会社化したレディは四国
- 2017年に子会社化した杏林堂は中部
というように、それぞれ地域分担しています。

2018年5月期決算説明会資料より抜粋
杏林堂薬局が加わったことで日本地図の空白部分がかなり少なくなったとコメントされています。残すは九州(福岡以外)と三重県、福井県、石川県、群馬県でしょうか。
杏林堂薬局がグループに加わったことで地図の空白部分が少なくなりましたね。
我が出身県は空白地帯の一角ですが…
引用元:RYUの投資日記
26期連続最高益
ツルハは非常に安定成長を遂げており、2018年5月期で25期連続最高益を達成しました。
2019年5月期も増益を見込んでおり、26期連続最高益が確実視されています。
財務は安定的
新規出店やM&Aを積極的に行っていますが、借入金は極小で、財務は安定的な状態です。
資金需要は旺盛ながら、稼いだ営業キャッシュフローで投資を賄えています。
2018年5月期においては、実質無借金経営であり、自己資本比率は56%となっています。
中期経営計画
ツルハは売上高7,000億円の中期目標を設定していましたが、2019年5月期に達成する見込みとなりました。
そのため改めて、2024年5月期を最終年度とする5ヵ年の中期目標を発表しています。
2024年5月期において、売上高1兆円(年率+6%成長)を目標値としています。そのために、店舗数は3,000店舗(年率+7%成長)を目指します。
株主優待は自社グループ商品券等
株主優待は保有株式数や継続保有年数に応じて自社グループ商品券等がもらえます。
- 自社グループ商品券(500円)
- 3年未満
- 100株以上 5枚
- 1,000株以上 10枚
- 2,000株以上 20枚
- 3年以上
- 100株以上 7枚
- 1,000株以上 12枚
- 2,000株以上 22枚
- 3年未満
- 株主優待はカード(5%割引)
- 100株以上 1枚
自社グループ商品券については、同等額の自社商品詰合せまたはカタログギフトまたは地方名産品を選択できます。
ツルハ店舗を利用する人はギフト券、近くに店舗が無い場合は自社商品等を選択できるのが良いと評価されています。
よって株主ギフト券を選んでいます。
近くに店舗が無い方はギフト券以外も選択できるのがいいですよね。
引用元:ヅカログ
株主優待カード
ツルハ店舗で提示するだけでいつでも5%割引となります。
ツルハはお客様感謝デーとして毎月1日、10日、20日はポイントカード提示で5%割引となりますが、さらに株主優待カードでも5%割引が適用され、合計10%割引となります。
ツルハお客様感謝デー5%OFF&株主優待カード5%OFFで合計10%OFFで買物できちゃうんです!
引用元:ヅカログ
総合評価
北海道地盤で南下するツルハドラッグですが、M&Aで各地域のドラッグストアを取り込んで、安定成長しています。25年連続最高益の実績が輝きます。
2018年7月時点でPER25.6倍/PBR3.41倍となっています。今後も最高益を更新し続け、2桁成長を見込む評価と思われます。
上場来高値圏にあった株価は、今季見通しが物足りないということで調整しています。それでも最高益更新が続く見通しであり、PER20倍程度では押し目買いがあるものと思われます。